あおい世界
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昨日、プールや公園の帰りに、用事があって実家へ寄りました。 夕食を食べて行けるなら一週間早いお祝いをしましょう、という母の提案で、 みんなで買い出し。 お祝いとは、あたしの誕生日。 メニューは、すき焼き。
肥満というわけではありませんが、がっしり型の父は、 ずーっと前から、体重が落ちたらすき焼きにしよう、と母と約束をしていたらしく、 最近、目安にしていた60キロを割ったからだそうです。
母はスーパーで、桜や桃が欲しがるお惣菜をどんどんカゴに入れて行きます。 焼鳥・フランクフルト・カニカマ・鶏の竜田揚げ・こんにゃく(桃好み)・納豆巻き・ジュース・・・。 それらのほとんどは、夕食に出されることなく、 そっくりそのまま、我が家が持ち帰るようにということなのです。 他にも、かぼちゃや、長葱などなどなど。。。
父の畑で取れたきゅうりや、初採りのなすもいただき、 一番の用事であった、精米済みのお米などをまとめたら、大量の荷物になりました。
久しぶりのすき焼きは、とても美味しかった。 味付けをする母が、満足いくものに仕上がった時に見せた顔は、 味覚障害がありながらも、三度の食事を仕切っているプロの主婦でした。
あたしが、冷やして持ち歩いていたジャスミンティーが美味しいと言うので、 早速、茶葉をあげる約束。 何でもいい、美味しく感じるものが一つでも増えて欲しい。
プール用具の他に、 母に買ってもらった塗り絵を小脇に抱える桜と桃の後ろを、 あたしは、スーパーのビニール袋を手首に食い込ませながら、 一段一段、5階まで上がって行きました。
父と母が元気で、優しくて、毎度のことながら温かい気持にさせられます。 与えられているだけの自分に、不甲斐無さ抱えながら。
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