あおい世界
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母の手術は無事に終わりました。 朝9時30分から始まり、45分ぐらいで終了。
母が受けた手術はカテーテル手術というもので、 ステントを植え込みをしました。
1回の手術でステントを何ヶ所植え込むかとか、 植え込む場所とかは千差万別ですが、 母の場合、1回の手術ににつき1ヶ所ぐらいだろうという話です。
お世話になっている病院では、 『メスを使わない心臓の手術(冠動脈形成術、カテーテル手術)の模様を家族に公開』 ということをしているようで、母はそれを希望しました。 つまりは、 『リアルタイムで患者家族に操作室で公開する』というものですが、 自分の手術の様子を家族に見てもらいたいということです。
が、それに立ち会えるのは、医師からの説明を受けた人で2人まで。 当然ながら、父と兄貴。 二人とも血を見ると倒れるタイプなのにぃーーー。 あたしも立ち会いたい気持ちがありつつ、黙っていました。 手術は3回の予定だもの。 残り2回のうち1回ぐらいはきちんと見守りたいと思っています。
手術室の前で荷物当番みたいに長椅子で待っていたあたし。 この病院の院長先生は循環器専門で、 医療書物などにもよく載っている方らしく、 たくさんの記事が廊下の掲示板に貼られていましたので、 隅から隅まで読んだりしているうちに、 あっという間に手術は終わりました。 術後、車椅子に乗せられて出てきた母はにこやかでした。 心臓の手術だというのに、 全身も局部も麻酔をしないのですぐに話ができるわけです。
手術を見守っていた父と兄貴が言うには、 専門家がそばにいて、逐一、映像の説明をしてくれたそうで、 今回は99%機能せずに一番狭くなっている血管を手術をしましたが、 次回は枝分かれになっている部分らしく、今回より難しいとのこと。 また、薬のアレルギー反応が強く出たら、 2回目と3回目は開胸することになるとも言われたそうです。
普通カテーテル手術の後、 病棟のナースステーション脇にある術後専用の部屋に入るのですが、 母の場合はアレルギー反応で浮腫が出た場合、 内臓浮腫により呼吸困難になる可能性があるということで、 特別に集中治療室で数日様子を見ていただくことになりました。 その方が安心ね。 検査のときとは違う増血剤だっただけにアレルギーがでなければいいけどね。
何でも現実的に考えて最悪の状況を踏まえてしまう父と兄貴は、 昨夜、なかなか眠れなかったそうですがあたしは熟睡。 なぜか“大丈夫”としか思えないのです。 最悪の事態が想像つかない。 変に度胸が据わってしまうところがあるのと、 自分で自分を奮い立たせてしまえるのです。 そして、眠られないとか不安がっている人を前に、 わざと明るくしたりしてしまうのです。 決して軽く考えているわけでもないし、不安がないわけじゃないのに。
集中治療室に落ち着いた母を後に、あたしは仕事に戻りました。 月末の締め日なので、3件はしごをした銀行はどこも混んでいたし、 事務所に戻ってからも、出納を締めるのに大忙し。 やっぱり、ちょっと疲れたかな。
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