あおい世界
DiaryINDEX|past|will
2004年10月06日(水) |
桜、体験学習に行く。 |
保育所では毎年、5歳児だけ体験学習というのがあります。 もちろん親は同行しません。 今年は貸切バスに乗り、美術館へ行き、 中庭にある彫刻などの芸術作品に触れてから、 お弁当を食べ、昼過ぎには保育所に帰ってくるというミニ遠足でした。
小学生に向けて、いろいろな練習を兼ねるのでしょう。
この体験学習、いつも車で20〜30分離れている夕焼保育所と合同です。 毎年毎年、同じ保育所と合同なので、あたしは密かに待ちわびていました。 なぜなら、その夕焼保育所には、桜と桃の従姉妹がいるからです。 桜と同い年の兄貴の娘ノリエちゃん。
兄貴の離婚は、あまりにも突然だったので(あたしも人のことはいえませんが)、 寸前まで、従姉妹同士でよく遊ばせていたものです。 元義姉は、子供をあたしの両親に預けて、整体に通ったりしていたので、 当時、仕事をしていなかったあたしが子守をしていたこともあります。
兄貴は、兄弟姉妹が少ないのだから、従姉妹の付き合いをさせてあげたいと思うようですが、 元義姉は、拒否しています。 元義姉の気持ちを思えば、当然でしょうか。。。。 なのであたしも、いつの間にか、その子たちの話題に触れないようにしてきました。
が、今回はそんな諸事情などお構い無しに行われる企画です。 桜が気付かなければ、それでいいかとも思っていました。 覚えているかどうかも微妙だし、ノリエちゃんの心を乱してもいけないし。
昨日、簡単なメールで兄貴には伝えました。 かなり乗り気です。 ノリエちゃんの存在を話していいと言うので桜に聞いてみると、 うる覚えのようです。 ゆっくり記憶を辿っている顔つきでした。 遊んでいた雰囲気とかは思い出したようですが、 肝心な顔は思い出せないとのこと。
そのことを兄貴に言うと写真はないのか?! と言うので、 早速アルバムをひっくり返して見つけました。 そこには桜とノリエちゃんと(ノリエちゃんの兄で5歳年上の)マサトくんが笑っていました。 桜に見せると、じーっと見たあと、ニコッと笑い、
これ明日持っていっていい?
と聞くので、持っていかずに今、じっくり見るよう話しました。 また、刻み込むかのように、じーーっと見てから、
うん。わかった。 もう覚えたよ。
そう笑いました。 さて、実際には、どうだったのでしょう?
二人は話をしたそうです。 桜が名札を見て、ノリエちゃんだと確信し声をかけたようです。 何を、どんな風に話をしたのか、 ノリエちゃんが覚えていたのかどうか、 桜の話を聞くだけでは分かりませんが、 二人がいい感じでコミュニケーションを取れたのだろうということは、 桜の表情を見れば分かります。
いつかもっと自由に行動できるようになったときに、 お互いが、自分の意思で会える日が来れば、楽しいのにね。 そのときは、元義姉も心が解けているでしょうか?
|