あおい世界
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2004年08月11日(水) |
8♯〕優しさに包まれた時間。 |
元夫と付き合い始めて、 会うのは1週間に1回というサイクルが長いこと続きました。 付き合い始めた頃の元夫の休みは平日で、あたしは週末でした。 なので、平日の夜と日曜の日中と、 うまくいけば週2回会うこともありました。
(元夫はいろいろ仕事を変えたので、その度サイクルは変わりましたけど)
どちらにしても、限られた短い時間のデートが多かったです。 そして会えない間、電話は毎日。 時には、手紙までもやりとりをしていました。
そうはいっても、 今のように携帯電話が普及していたわけではなかったので、 (っていうと、かなり昔のようですね)、 愛し合う恋人たちにとっては、 会えない時間がとてつもなく長く感じられたのは言うまでもありません。
そんな交際が始まって1ヵ月後あたしたちは結ばれました。 今思えば、慎重でしたよね。 あたしと出会う前の元夫は、恋愛に対して軽い人だったので、 かなり大事にその日を待ってくれたと思います。
元夫が軽い人だったというのは、職種や見た目の印象だけではなく、 連れて行かれる元夫の知人のところで、 よく言われた台詞からも察しがつきます。 「前は、連れてくる彼女が毎回違っていたのに、 雪ちゃんになってからは、ずっと変わらないね。」 そんな元夫は、あたしとの出会いを奇跡的なことと思ってくれて、 今まで本当の恋愛をしたことがなかったと何度も言っていました。
夕方から会って食事をしたあと、夜の海を見に行きました。 元夫は何度も本当にいいのかと確認してくれて、 あたしはただただ小さく頷くだけでした。 そんなあたしを連れて、海の近くのラブホテルへ。
初めて二人が結ばれたあのときのこと。 そっと心の中に閉まっておきましょう。 すべてにおいて、優しさに包まれた時間だったということ。
ますます、二人の心は深入りしていきました。
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