2002年夏出産:のびのび一人っ子の母:名古屋の主婦 KKの短い日記 

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2002年08月01日(木) 数学!(KKエッセイより試しに改定・転載)

KKは数学がニガテです。
と言うと「イヤわたしも」とおっしゃる方が必ずみえます。
なめちゃいけない。この私の数学音痴はただごとではないのだから。
このネタしか自慢できるモノのない、プロ級「数学できない人間」なのです。

例えば、私はお尻も大きく足も太いのです。このことを告白すると皆さん「そんなことないよ」って言ってくれますね。
しかし実際、一緒に温泉などに入ると皆さん口数が少なくなります。こっちがかえって申し訳なく思う時もあったり。

お尻や足の話はさておいて、数学です。証拠としてここで通知表を公開。
何だか怪しくなりはじめたのは中3です。
自分でも「おや?」とは感じましたが、とりあえず「3」はとっていました。
しかし徹底的に落ち込んだ、高校時代。
1〜3学期が3年間なので、評価は合計9回ですね。そのうち5回が「追試」を表わす赤い丸で囲んであります。
1年の2学期には、普通の方が滅多に拝めないという「1」という評価が!しかもこの時は10段階評価!!

学期末ごとに通知表に書き込んである担任の言葉も、冷たいったらない。

「数学が赤信号」
「依然として芳しくありません」
「数学を何とかしよう」
「同上、最後はきれいに卒業しよう」


笑うしかありません。

この頃にはすでに赤点・追試は慣れたもの。
テストが返却され、平均点が発表されるとすぐ6割を計算するクセがつきました(6割以下が追試)。
一緒に追試を受けるグループで新しく友達を作っちゃったし。

数学の教科書ガイドはすべて取り揃えてあったので、授業は何とかやりすごせたのですが、テストはめちゃめちゃ。
返却されたとたんにクシャクシャ丸めて捨ててしまったのですが、覚えているだけでも6点が1回、5点が1回、そして0点が確か2回。
・・その時はさすがに6割計算をする気にはなれませんでした。
それにしても、0点でも偏差値が35くらいイタダけてしまうのは面白かったですね。

数学担当の先生はKKのことを『一体どういう奴だ!』と思ってらっしゃったでしょう。担任が数学だったらかなりやばかったと思います。
1年の時、数学の最後の授業でT先生は言いました。

「君はほんっとうに!ギリッギリで!2年生にそのまま上がれるんだからね!」

それも帰り際、出入り口の所で。うーん。

3年生進級前の春休み、数学のみの宿題が出されました。
宿題をやりながらテレビを見ていた私。両側から開く冷蔵庫の名前募集、というCMを見て、それを考えつつ問題を解いて(?)いました。
そして新学期、数学のY先生から提出したノートが返却されました。はらりと落ちる紙切れ。それを見て私は真っ赤!
「スイッチヒッター」だの「スイング双」だの「両利き名人」だの、訳のわからない単語が書き付けられていて、きわめつけ。

 Y先生の赤いペンで 「なんじゃ、こりゃ?」

さて、うちの高校は夏休みに1講座500円で特別授業を受けられます。が、それとは別に成績の芳しくない者もその学科を強制的に受けさせられました。
何とそちらは無料! 頼むから上向いてくれという学校側のおもいが伝わってきますね。
もちろん3年間受けつづけましたが本人の努力が足りず、最後の最後でツケが回ってきました。
そう、受験です。

KKは2月の4、5、6、7、9日の5日間が受験日でした。
だというのに私は1月31日に学校で行われる数学の卒業テスト(普通の生徒はもちろん免除)の勉強をしなければいけなかったのです。
受験科目には数学はないのに。
しかも、その勉強をこともあろうに職員室のY先生の隣の席を借りてやっていたりしました。マンツーマン状態ですね。
周りの先生方に「熱心だな、がんばれよ」なんて声をかけられたりして。
即座にY先生が「この子、受験勉強じゃないんですよ」と訂正してましたけど・・。

卒業テストも受験も何とか合格し、先生方には本当に感謝しています。
高校が歩いて1分の距離だったので、電話で話すより直接言いに行ってしまったKK。嬉しかったんですねえ・・(遠い目)。
「志望校に(なぜか)合格した!」と職員室に報告しに行って、担任にめちゃめちゃ驚かれ、Y先生には
「数学が受験科目だったらアンタ、日本中の大学落ちてたからね」

と言われたとしても、です。
バレンタインデーにはY先生にチョコを送りました(Y先生は女性ですが)。

実は、卒業テストに落ちると全校舎の外壁を掃除しなければ卒業できないと聞き、受験より必死だったかもしれません。

思えば小学校で「くりかえし計算ドリル」を一回もくりかえさなかったことがこのワタシを作ったような気がします。
同僚と11個入りのお菓子を4人で分けようとして、思いっきり
「じゃあ3・3・3・4ね〜!」
などと言って、周りを凍らせる今のワタシを。




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