sasakiの日記
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2007年12月14日(金) 3番から

 先の鞍には 王子様  後の鞍にはお姫様
 乗った二人は  おそろいの 白い上着を着てました

 広い砂漠を 一筋に  二人はどこに 行くのでしょう
 おぼろにけぶる 月の夜を 対の駱駝で とぼとぼと 
 砂丘を越えて 行きました
 黙って越えてゆきました

 「月の砂漠」の3番、4番
 1番、2番の歌詞だと月も輝いていて、空気も澄んで、まあ、想像通りの絵が浮かぶんだけど、トッパンの絵本「童謡絵本4」(小山さんが子供のときに使っていたと言う昭和36年あたりの古い、古い絵本を貸してくれた。どうも全巻そろっているみたいで、無茶苦茶絵本自体から昭和の臭いが立ち上ってくる。)の挿絵もなんだかどんよりしている。月もも笠被っていて、横に付き添う従者も肩を落としてしょんぼり気味、王子もお姫様も鉄火面のように無表情。この挿絵でこの歌を歌うのは一寸辛い感さえあるのだ。
 駆け落ちか、亡命か、略奪か、基本的にはあまり明るい方向には行かないみたいだ。童謡の「卒業」か?

 ついでなので「浦島太郎」

 昔々 浦島は  助けた亀に連れられて
    竜宮城に来て見れば  絵にも書けない美しさ

 乙姫様のご馳走に  鯛や平目の舞い踊り
    ただ珍しく面白く  月日も経つも夢の中

 遊びに飽きて 気がついて お暇ごいもそこそこに
    帰る途中の楽しみは  土産にもらった玉手箱

 帰ってみればこ如何に  元居た家も村も無く
    道に行き逢う人々は  顔も知らない者ばかり

 心細さに蓋取れば あけて悔しき玉手箱
    中からぱっと白煙  たちまち太郎はおじいさん

 なんか抛りっぱなしていう感じ。爺さんひとりぼっち。
 当時だからいいんだろうけど、今ならもしかしたら放送禁止かもしんねえ。当時の先生はもう少しその辺のシビアーなところ解説してくれても良かったのになあ。
 いろいろ、面白いものだ。

 ビリーやってみた。
 素人が手を出すものじゃないと思った。
 肩と足がキンキンに攣る。真面目にやるとまず痩せる。きっとすごい身体になると思う。下手すると死ぬかもしれない。
 けど、普通の体力では絶対無理だと思う。ビリーも初心者は無理について行かなくてもいいといってるけど、やるからには無理してでもついて行く。ゴムバンドあたりでもう駄目だ。スピードについていけないし、腕が上がんなくなる。なにがすごいって、後ろで実演している男と女。笑いながらやってる。冬の体力強化にはもしかするととてもいいかもしれない。まずは1を完全にクリアするまで先にはいかない。今日は雨降り。

 松は月曜に病院に行くことになった。
 寝ているすきに病院に電話をと思って日にちを決めようとしたら、明らかに俺は知ってるぞ、そのことが何を意味するのかを、と言う表情でむっくりと起き上がり月の砂漠の王子様みたいな表情をする。
 スポ太郎のときよりも不憫さが染みる。スポ太郎のときは初めての猫ということもあり、漢字の去勢という意味しかもたなかったんだけど、スポ太郎に慣れ親しんでいくにつれ、しみじみ去勢したことを悪かったと思うようになり、その気持ちみたいなものを持ち越している。こうやって家猫は概ね去勢されると、ゆくゆくは玉金の無い猫が生まれるかもしれないな?
 障子はあらかた穴を開け、引きちぎり、が終わった。
 正月前まで抛っておこうと思っているので、なんだかわやだ。

 ローグまであと1週間。
 進行がまだ決まらない。人の出入りの調整がなかなかムヅカシイ。
 どっちにしても2007年最後のライブなので皆さん足を運んでください。町田君の両親も見えると言うことで。両親も見えると書くとなんだか父兄参観日みたいな雰囲気もするな。

 谷山さんの「まもるくん」にこっている。
 映画の「茶の味」みたいに、のほほんと、怖い歌です。
 新しいアルバムとてもいいです。
 谷山さんは谷山浩子を35年きちんとやってるところがとてもすごいです。

 今日はとりあえず歌のことで締めてみました。
 


sasaki