sasakiの日記
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2002年03月04日(月) 一日がこんな風に過ぎて行くのなら

 
 一日がこんな風に 過ぎて行くのなら
 夜はいつも深いため息を つくはずです
 ストーブが赤く燃え 好きな本を読む
 一休みするときはいつも 外は決まってぼたん雪です

 一日がこんな風に 過ぎて行くのなら
 夜はいつも深いため息を つくはずです
 僕がギターを弾き 君漫画を見ながら ただ 笑い転げる
 一息つける時は いつも僕は決まって上機嫌です

 
 さて、裏面です。
 レコードはいちいちひっくり返さないと次の曲まで行けないのです。
 その感覚がいいという人が時々いるけれど本当だろうか?
 確かにレコードに針を落とさなくなって久しい。ターンテーブルがゆらゆら廻り、ピックアップがスイと動き、そして垂直に針が落ちる。ほんの少し間があり音がスピーカーから流れてくる。
 


 夜から朝までの時間が大好きだった頃の歌。
 毎晩イラストみたいなものばかりを朝まで書いていた。
 ラジオのディスクジョッキーが蛍光灯の側から聞こえてくる。
 壁に貼られた伊坂良太郎とマックスフィールド=パリッシュのポスター。
 ウウェルズと怪奇小説。こたつとスケッチブック
 毎晩天から何か降ってくるような気がしてなかなか寝付かれなかった。
 
 僕にはこの頃、詩を書くにおいて、情景があまり動き出さないようにしようという意図があった。イラストみたいに言葉が書けたらいいなあと漠然と考えていた節がある。
 時はニューミュージック台頭期。
 あっさり書けるならそれに越したことはないと。
 言葉に詰まったら絵を描いて見るというのは今でも時々やっているが、不思議なことに絵というものは全然進歩しない。小学生の頃書いた月光仮面から一歩も前に進んでいない。ある意味その人の精神年齢が如実に出るのが絵なんじゃないだろうかという気にさえなってくる。

 不調かもしれない。こんな事を書くのに3時間もかかってしまった。
  
 
 
 


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