How to improve my English?
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2002年09月28日(土) 英語は必要なのか?

以前の会社で人材開発部門を担当していた際に英語学習のE-Learningを導入したことがあります。そのE-Learningの会社の方がお話されていたのですが、世界中の英語教材に最も投資をするのは日本人だ・・・ということで、英語の学習ツールを扱う海外の会社は必ず日本への進出を真っ先に検討するのだそうです。

確かに色んなビジネス誌でもしょっちゅう英語の克服や学習法の特集なんかをやっているのを見かけます。英語ぐらいできないと・・・・という空気はビジネス社会においてとても強いようで、私もそうですが英語が不得手という人は何となく居心地の悪い空気を感じたり、そういった雑誌の見出しが気になったりするものです。

さて、私自身現在アメリカに本社にを置く会社に籍を置いており、英語でのMailのやり取り、会議その他一日たりとも英語に全く触れないという日はなく、英語の能力が低ければ仕事に費やす時間は膨大なものとなります。(現にかなり膨大な時間だったりします。

・・・が、これまで日本企業でいたときはそれほど英語能力の必要性を感じたことはありません。当時もTOEICで700点以上のスコアはありましたが、会話・Writingは全く駄目、多少出来ることと言えば何か資料探しで英語のホームページちょっと読めるかも・・・(理解度はかなり怪しい)って感じでした。第一そんなこと以外英語を使う用事というのはそもそもありませんでした。
でも、その当時から何となく英語はやっておかないと将来困るよなぁという・・・薄いプレッシャーのようなものは確かに自分の中にあり、冒頭に書いたE-Learningをぼちぼちやったりしていました。
E-Learningが続かないというよりも、それ自体を続けることはたいしたことはないのですが、何というか身につかないのです学んだ英語が・・・。これは教材が悪いとかそういう問題ではないと今になって思います。

英語が好きで好きでたまらないという人(実はこういう人結構いますよね?)はともかく、何となく必要になるだろうから、できると便利だろうから・・・という意識での勉強はどうも頭の中深くに入り込まないようです。
小さい子供は別かもしれません、意味の無いこと(意味のわからないこと)を反復することも厭わないし、またそういったことも記憶できますから・・・。
でも、大人はそういう記憶の良さってもうないですから、何かと関連づけていかないとどうも記憶に残りません。

目的のはっきりしない英語学習はそういう意味で関連付けが難しく、知らないことを全部憶えようとするので身につきにくく、効率が悪いのではないかと思います。
今なら一つの単語がわかれば、今度これMailの文章に使ってみようとか、言い回しなんかも今度の会議で言ってみよう、ある日急に意味がわかったことも、あー、この間会議でアメリカ人が言っていたのはこういう意味だったのか・・・なんていう風に色んな関連付けができるようになり随分と記憶に残るようになりました。

そうは言ってもなかなかそういう場が無い・・・と頭からあきらめずに、イメージを持つため、学んだ英語を記憶に深く刻みこむために、自分なりにできることはあるはずです。海外サイトのBBSに書き込みをしてみるとか、海外旅行の際にできるだけ英語で話すことをチャレンジしてみるとか、ペーパーバックを格好良く読んでいる自分を想像して文法を学習するとか・・外資系に転職して会議に出ている自分を想像してみる・・結構具体的なイメージを持ったり活動してみる方法はあると思います。

自分が実際に英語を使っている場面を想像して学習すると、どっぷり日本で日本的生活をしていても結構うまく身に付けられると思います。
そんなの想像するのも使ってみるのも面倒だし、なんていう人は・・・・・そもそも何で英語勉強するのかもう一度考えてみほうが良いと思います(笑)
本当は自分にとって英語は必要ないや・・・・という結論に達する方が多いんじゃないかと思います。


yoshikoo |MAILHomePage

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