日刊オバちゃん白書 --婆ウォッチングのミラーサイトでござる--
* いんふぉめ〜しょん *
2001.3.18〜 24年続けてきて、もはや生存確認

重い腰を上げる 2024年05月01日(水)



さっぱり庭に出ないでいるうちに、
イチゴの花がいくつも咲いていた。
20240501222002910.jpg

わわわ、ごめ〜〜ん、と慌てて、
周辺の草を抜いてやったり、
うっかり生えたアスパラが倒れないようにと
ゆるく囲ってやったりしているうちに
ちょっとばかり弾みがついた。

小さなスコップを持ち出して
キヌサヤを「不耕栽培」で育てることに。
昨年のキュウリネットをそのまま利用し、
ネット周辺の草だけブチブチと抜いて、
タネが蒔けるくらいの土を露出させる。

あとは5センチ間隔ぐらいにタネを落としてゆき、
土を被せ、手でパンパンと馴染ませて、終わり。

石灰も撒かなければ、耕しもせず、元肥もないが、
マメ系はだいじょうぶでしょ、根粒菌に任せれば。

タイツリソウは無事に冬越しできたようだ。
ピノコ型に開く花が楽しみで、もう。
20240501222059b78.jpg

カラタチの花の写真を撮ろうとすると、
周辺にわんさか咲いているアケビの花が主張してくる。
むせっ返りそうになるほどの甘い香り。
花からして甘いんだから、実が甘いのもナルホドだな。
20240501222029f74.jpg

カラタチで思い出した。
拾い切れなかった実からモヤモヤと発芽し、
すでに10センチほどに成長してしまった苗。
すっかり根が張ってしまう前に、鉢上げしなくては。

明日明後日と連勤なので、それ以降だな。

軽トラであちこちの店舗駐車場を回っては、
刃物を研いでくれるっていう業者さんがいる。
そんな話をしたら、さっそく情報がもたらされた。
何日はどこ、何日は、というチラシの写真。
おかげさまで今日、お気に入りの裁ちばさみが生き返った。
2024050122211935c.jpg

お気に入りなのに、ここ3〜4年は使えていなかった。
それというのも、刃の真ん中あたりに引っかかりがあり、
一発では切れないことがストレスになっていたからだ。
仕方なく使っていたのは、娘の裁縫セットに入っていた裁ちばさみ。
それと、刃渡りだけやけに長い、100均のはさみ。
引っかからない、というだけなので、
決して満足できる切れ味なわけじゃあなかった。
「より、マシ」だから使っていただけで、
ほんとうはお気に入りを使いたかったさ。

父が食肉検査所に勤務していたときに
古くなったからと払い下げ(?)られたでっかいシャープナー、
日本語ではなんというんだろう、マスターソードみたいなやつ。
フェンシングの剣を短く、ぶっとくしたようなやつ。
それを、知ったかぶりしてシャッシャッとやってみたりもしたが、
なんせ、なんの知識もワザもない素人ですんで、
労力に見合う芳しい結果は得られたためしがない。

それが、ですよ。
わずか1分か2分か、そんなもんで、
刃先5ミリだけでもシャキッと音を立てて布が切れる。
お代は唖然の「100円也」

というのも、私が持ち込んだ裁ちばさみは、
解体できないタイプなので、「保証できない」というのだ。
「研ぐだけは研いでみてもいいけどさ」
結果、切れないじゃん、となって文句言われても困るからさ、
それでもよければ、すぐできるよ、と。

専門家の言葉や、職人の技には
絶大な信頼を置くことにしている私が、断るわけない。
「お願いしますっ」

開けてみれば、うまく運んだわけなので。
強運なのではなく、職人がすごいの。
機械で研いでいる間も、ずっと講釈を垂れる職人さん。
「ハサミの裏側はサビても汚れてもイジっちゃダメよ」
研ぐのは表側(刃になっている側)だけなんだって。
「シロートはよ、両方研いで間違うんだよなぁ」

100円の理由も、奮っていた。
ちゃんと料金は設定されていた。
「裁ちばさみ800円、剪定ばさみ500円、包丁500円」
「要らない刃物の引き取りもいたします」

なのに100円ってのは、必ず切れると断言できないからだそうだ。
うまくいかないかもしれない、そんなの金取れるかい、と。
「儲けたくてやってるわけでもないしさ」
職人気質ってやつですな。
ホレるぜ。

わずかな時間のことだったのに、印象深かった。
こういうことって、長く記憶に残るんだろうな。

 *---*---*---*---*---*---*---*

 ブログ村に参加しています。
 同じジャンルの気になる記事をチェックしてみてね。

 にほんブログ村 クラシックブログ 独学ピアノへ  にほんブログ村 その他日記ブログ 60代女性日記へ  にほんブログ村 クラシックブログ やり直しピアノへ
 







ほーむぺーぢ 一覧 前の日 次の日 続ウォッチング