おじさまと下北沢で呑み。初めて一対一で飲む人は最初はやはり少し緊張する。

車が大好きという人なので話は車の話になってしまう。BMW のエンジンがどんな風に良いかなど延々語られるも私は車に普通に疎いので話題転換を試みた。「私はバイクを所有してるんです」「いいねえバイク。どこのなんて車種？　どんなエンジン？」「ホンダなんですけどエンジンは…よく知らないです」「そうか……」「………」という実に不毛な会話が続きました。後半は普通に会社のこととか仕事のこととか映画や音楽や文学の話をして楽しかったんですけど、「趣味は？」と聞かれ「強いて言うなら麻雀でしょうか」と答えると「俺ギャンブルとか全然興味ないんだよね」「あ、そうですか」「パチンコもしたことないの。競馬も」「そうですか……」「………」こんな会話が随所にあり、噛み合わなさがヤケクソ気味にいっそ気持ちよかった。

けど、共通項があまりなくても話していて楽しいという事も世の中にはままあるので結局は趣味が合うとかよりも相性が合うとかの方が大きいんだろうと思う。趣味が合っても話してて楽しくない人もいるしね。この日は楽しかった。

でもバイク持ってるって言ってもあんまり乗ってないし、麻雀も全然やってないのでこのままいったらますます人に言える趣味がなくなっていきそうだ…。