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■ でかけちゃった
昨夜から続いてる、お花見反省会＠ファミレスウィズT村氏が、お店の閉店のためやむなく終了？。時計は4:00を過ぎた頃、しゃべりすぎだっちゅーの！ということで、まだしゃべり足りない二人はT村氏のお宅で、早朝のひそひそトークにいそしむ。
それも電車の始発の時間を迎えて、ようやくようやく終了！で、ボクは大きな荷物とギターを持って、J盤線の上り始発に乗ったのでした。ちなみにこの時5:33。しかし恐るべしJ盤線！なんと始発から席は満席、立たされることに。終点上野まで約一時間の長旅だし徹夜だしで座りたかったのに（T_T)
6:30頃上野に着くと、あらびっくり。こんな朝から人が多いの。ラッシュとまではいかないけど、サラリーマンを中心に結構いろんな人がいるのだ。さすが、大都会東京！
そんな人ごみを、寝不足からうとましく思いながらボクは東京駅へ。そう、この日からＪＲの青春18切符を使って旅に出るのだ。うしし。実はあまり人に言わずお忍びの旅なのだ。だって、旅に出るって宣言してしまうと、お土産買わなくちゃいけなくなるじゃん。っていうのは冗談で、本当に突発的に、むしろ発作的に旅に出てしまったのでした。うしし。
ということで、今回の旅のテーマは「西」ウエスト！とにかく西をめざして鈍行電車で日本の西へ行くのだ。最大の目標は、いちおう九州上陸。中でも鹿児島とか行ってみたいのだ。
さっそく東海道線に乗って、7:02発の電車で東京を出発！さて、どうなるやら。ところで、またまたこの時間の下りの電車のくせして座席はほぼ満席。いったいどうなってんだ!?ボクなんか大荷物をもってるからフットワークが悪く、またもや立っての乗車。眠いのでだんだん短気になってきてるらしく、窓越しに映るにらむような表情になってる自分に気付く。元来細い目がますます細くまぶたも脹れて、まるでワニの目なのだ。昔からこのような時、ボクやボクの友達Ｋ戸氏はワニ目をしてしまうのだ。
それでも、川崎や横浜を過ぎると不思議に多い乗客たちもドカンと降りてしまった。もちろん入れ違いにまた大勢乗ってきたけど、絶妙のタイミングでボックスシートをゲットしたのであった。しかも荷物をドカッと置いての独り占めなのだ。そうこうしてるうちに電車はひた走り10:00頃、静岡駅に到着。一旦電車を降りて駅前探検なのだ。
静岡駅は以前、車で通ったことがあったのでちょっと寄ってみたい街のひとつだったのだ。くぅ〜。この旅初めての達成感♪いや、もちろんたいしたことじゃないんですけどね。それでも二時間近く付近をうろうろ。しかし街は春休みだから、小中学生をはじめ、高校生らしき少年少女たちが多い多い。そしてウルサイ。なんか彼らって、生きることのエネルギーを持て余してるっすよねん。自分にもあんな時代があったことが信じられん。
再び電車で移動開始。この頃から怒涛の眠気に襲われ、車内では寝っぱなし。一回、浜松駅で乗り換えがあったけどとてもよく熟睡。岐阜駅で駅員さんに「終点ですよ」と声をかけられるまで目を覚ますことはなかったですねん。
岐阜駅には17:00頃？着いて、空は「まじで夕焼け５分前」、ＭＹ５って感じですわ。せっかくなので岐阜駅も下車して駅周辺を散策。ＪＲ駅はとても綺麗な建物で、あんまり綺麗な施設だったので便所にボクの生きてる証を打ち付けてきました。生きてる証って何かって？それはご想像におまかせします。さらに周辺をうろうろしていると、どうやら岐阜の繁華街はＪＲ駅前ではなく、私鉄（名鉄かな？）の駅前であることが判明。とりあえずそっちも歩いてみる。後で気付いたんですけど、地方ってＪＲの駅より私鉄のほうが栄えてることが多いんですよねん。そんなことないっすか？
さてさて、19:00頃再び電車に乗り込んで西へ行くことに。しかしここで大問題が発生。それはこの後どこに向かって進めばいいのかわからなくなってしまったのでした。というのも今回の旅はなんの準備も無しに出かけてしまったので、溯上能力を持たない鮭みたいになってしまったのです。やむをえず携帯電話の緊急ボタンを押す。地理に詳しいＴ村氏へのホットラインでござる。その際、素敵なアドバイスをＴ村氏から頂く。「時刻表を買え」と。で、実際に時刻表を購入。これがなんと大活躍！そうなんです、列車の旅にはこれがかかせないんですねん！
そうして行き先もわかり電車に乗るとまたこの時間、帰宅する人たちが多くて座席はいっぱい。長旅なんだから座りたい病にかかっているボクは再びワニ目で車内をキョロキョロ。ふた駅くらい立たされたものの、乗客入れ替えの絶妙なタイミングにボックスシートをゲット！そして独り占め。あ〜ん。旅って楽しい♪
その後一回乗り換え、22:30頃なんと兵庫県姫路までやってくることができたのです。もう少し西へ行けそうでしたけど、この先で行ける都会チックなとこは姫路が最後だったので、姫路で下車。一日目の旅は終わったのでした。
夜の姫路駅前は、それはもうひっそりとしてました。あとで聞いた話ですが、近くにやはり私鉄の駅があるらしく、そっちの方が賑やかだということです。それはさておき、今回の旅の荷物には何故にかギターがありまして、えへ♪ちょっとカッコつけて弾き語りの旅でもあるので〜す。ということで、さっそく姫路駅前で弾き語り。しかしボクの暗譜レパートリーは３曲しかなく、３曲しか弾きませんでした。しかしその３曲をえんえん繰り返して演奏すること約２時間。実はボクの路上デビューは今回がはじめて！いやぁ、めちゃめちゃ緊張しましたわ。たぶんワニ目で歌ってましたね（笑）。でも、結構話しかけてくれる人がいて、やりがいはものすごくありましたねん。楽しかった〜♪
時間も1:00をまわった頃いったん終了。ＪＲ駅近くの”一姫らーめん”でディナー。とんこつスープで、麺も博多風。悪くはなかったけど、ボクの舌にハマリませんでしたなぁ。そしてコンビニで朝用の食料調達。時計はまだ2:00。眠気はないので、弾き語りのレパートリーを増やすべく練習することにしたんですねん。
しばらく駅前で、ひとりでシャラシャラ弾いていたらなんと突然缶コーヒーを差し入れてくれる少年が！こいつがいいヤツで、彼はいつも私鉄の駅のほうで弾き語りをしてるそうで、しかも曲のレパートリーが尾崎豊ときたもんだ！ところが彼の年齢を聞くとまだ20才。ひゃー。しかし、なんだか二人意気投合してなんと朝5:00過ぎまで語ったり歌ったり、ものすごく充実した時間をすごしちゃったのでした。
ボクは始発で西へ向かうため、楽しかった時間も終わりねん。最後に彼の名前を聞いたら「アシュラン（たしかこんなだった）と呼んでくれ」馬鹿だぁ（笑）。それはともかく、あまりに楽しく過ごせたので、激しくアシュランに感謝して旅の一日目日記を終了。
しかし長いな。失敗だ。
2001年04月02日(月)
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