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■ ベンゾジアゼピン離脱症候群、その最悪の症例
もともと心配性して。「ドアに鍵をかけたっけ?」とか車のリモートキーを何回も閉じるボタンを押してしまう性格は軽い「強迫性障害」の「確認行為」に該当することは自覚していた。しかし、動悸や心拍の上昇、不安感の高まりなどの実際の症状は全くなかった。
しかも、その割には忘れ物、失くしものが多いという本当に強迫性障害なのかどうか分からない性格であるため俺自身は「病でもなんでもなくただ単純に俺はアホなんだな」と思ってた。
しかし、状況が変わったのが数年前、実父が亡くなり家計が癌、糖尿系統というより心臓疾患のほうが多いというどんでん返しなことが明るみになって、そのころから動悸がひどくなり不安感も高まることも多くなった。
しかし、実は他にも理由があり、むしろ、そっちのほうが症状的には確実なものであったことは自覚していた。
健康な一般市民から見れば「精神病は甘え」などと言われるが、なぜ頑なに「精神病は病です」と言われるかというと、実際に症状が出て自覚をしているが、治そうと思っても治らないという事実があるからだ。それは俺も実際に経験しているのよ。マジで。それを今から書くからさ。
娘さんが産まれたあと、とにかく娘さんに何かの危機があってはいけないと我が子を守るのに必死に毎日毎時間毎秒考えていた。娘さんのことを考えてないときなんて一瞬もなかったと思う。
ある日、小さい娘さんがヘリウムなしの風船を何処かで貰って喜んで歩いていた。最近の無料配布風船は浮かばないからという理由のせいか持つところがプラスチックの棒になっている。なかには先端が尖っているものがある。
「強迫性障害」で、斯様な刃物先端恐怖症のように「もし、自分にコレが刺さったら怖いのではないか?」という「被害恐怖」というのがある。そのような状況や物体から避けたり遠ざけたりする症状である(逆に「これで誰かを刺してしまったらどうしよう?」というキケンな症状は「加害恐怖」である)
そのプラスチックの棒を持った娘さんを見たり、想像するだけで、それらが刺さったり怪我をさせたりする状況を想像してしまい、その思考が頭の中を全てぐるぐると支配していしまい、何も考えられなくなってしまい、動悸が激しくなり、運転中でも視野狭窄になってしまうのだ。そんなことを考えるのはいけない、忘れよう、考えないようにしよう、としても、長い間、その「被害妄想」に囚われてしまうのだ。
他にも「もしも、大きい子供の蹴ったサッカーボール、野球のボールが当たったら?」「もしも、車のタイヤがはじいた小石が飛んできたら」ということを想像だけで考えただけで一定時間、その考えから頭が離れなくなり軽い離人症のような感じになる。
そんな症状を何度か経験しながら実父の亡くなった一年後に仕事のプレッシャーなどもあり、デパス(エチゾラム)を服用し続けた。多いときにはリミットの一日8錠呑んでいた(その時期が一番長かった)
とても、この薬は合った。 しかし、マイ・エクスタシーと引き換えにな(笑)
思えば、この間、そういう被害妄想的な症状はなかったのだ。なぜならデパスがもたらす「どうでもいいや」という気分が和らげていたのだろう。
現在、一日2錠にまで減り、最近は売り上げが悪いので(他の部署がな)1錠増えている状況まで減薬できた。むしろ、2錠飲んでも睡魔が襲うくらい丁度いい服用量である。
絶対に断薬せずに少しづつ長期に減薬を。とは以前から言われていた。
2013年01月30日(水)
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