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■ 反日デモ、この勝負、理性が勝つ
2012/9/16
もー、中国に出張予定だってぇのに、反日デモ・・・って。
現在、中国は数年前からの労働者の「加工資（ジャーゴンジー）」ストライキで賃金が上がっています。中国人経営者が「日本人はタダで残業してくれるんで助かります。中国人はすぐ帰るのに」と日本の労働者意識を絶賛し、日本人雇用にシフトするという逆の現象が起き、高い賃金を求める中国人が職を失うという、日本と同じ道を歩んでいるのです。
そのため、既に中国から日本企業は生産拠点を他国に移した後の状態です。
もちろん、中国の方々に不満が募ります。日本人にも長引く不況で不満が募ります。起こったことは中国では集団的な反日デモ、日本人は弱者が弱者を無差別に殺すという個人的なレベル（なのか、どうかは段々と判らなくなっているのが日本人の特徴ですが）の事件が起こっています。しかし、どちらも社会的弱者（貧民）です。
私の元上司の勤務先の、お偉いさんに驚くべき人がいました。過去の社会主義のアジテート、ビラのように、あの天安門事件の裏側で現地にてアジテート、ビラを作って活動してたピュア・ジャパニーズの日本人が居ました。いよいよ、危うくなってきたときに中国人の彼の同朋が日本に「逃げろ。確実に活動家に日本人がいると知ったら殺されるから」と帰してくれたそうです。彼はそれでも活動に頑張ったそうです。
私個人の意見では、現在、北京五輪、上海万博が終わったら景気頭打ちといわれた中国の限界点の不満が中国政府に行くはずなのに、報道扇動かなにかあったのかは判りませんが、日本に向けられているとしか考えられません。
反日デモなどが起こると中国の人が全員そう思っているのではないか？と日本は誤解しそうですが、全くの誤解であり、恐らく普通に暮らしている中国の方々の大半でさえ今回の状況の本質を知らないでしょう。
中国は某近隣の厄介な国と違って大国です。この前の日本の中国大使の車の国旗を取られた事件でも理性的に中国政府は謝罪しました。いわゆる理性的な大国の意識をもった国です。
沖縄のオスプレイ反対に時期を重ねたこの一連のデモ。
ここで、中国が馬鹿なことをやったら、それは自分で自分のクビを締めることになる。
そして、もし、中国が本当にやらかしてしまったら確実に世界世論および世界第三位の海洋軍事力を有する日本が勝つ。
どちらにしろ、欧州、世界企業も中国から撤退してしまうので中国本土で昔から問題になっている自治区の内戦状態になってしまう。
喧嘩のつよいやつが強いという時代は終わった。
しかし、この勝負の落しどころ、どうなるのだろう？
日本にとって不利なのは中国がこの反日デモを「理性的でも愛国無罪でもない暴動で犯罪だ」と謝罪し、尖閣諸島も以後、挑発行為なしで歩みよりな政策を持ち出してきたら・・・
この勝負、日本の負けだ。
世界的にも中国は理性的な大国としてステージを上げることになる
まあ、この負けは「負けて、勝つ」というより、双方引き分けという意味での「負け」なのでその後の日中の交流には影響がないだろう。
年月が経つと中国人も日本人も感性、感覚が変わる。
いまがその互いの恩讐がリセットされた時代の変遷の悲劇としか考えられない・
2012年08月17日(金)
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