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■ 終末思想への反論
実は9連休でなくカレンダー通り出勤だったんですが、どうせ客も休みだろうて、ということで重役出勤。
震災の影響はあったのか知らんが昨年の強い台風でバルコニーの柵がガタガタになってしまって、ここはマンションの共有部分で、天災による原因もあり、新築保証10年間の瑕疵担保責任外なのでマンションの管理組合の修繕となる。管理組合の承認がおりた旨の連絡があったので工事日が決まった。
色々とプライベートも含め多忙の毎日だ(涙)
最近、都市直下地震だの三連動地震だの世界の終末だのと、いろいろあるが、娘さんの将来を思うと、まず世界の終末など無いなと心から思う。俺がそう思うんだから、無いと思う。
若い頃はリセットしてえなあ、みたいな感じで終末思想を少し信じていた頃もあったが、今はそういかん。子どもの将来を考えると、そんなことはあってはならないことである。
ただ、今の若い人、特に二十代の人は「私たちなんか就職氷河期で良いことなんて一つもなかったから、世界なんかどうなったってどうでもいいです」という言葉を聞くと、今も昔も変わらんなと思った。思想は年齢で大きく変わるし、結婚や出産など人生の岐路ごとに変わってゆくものだ。
現時点で今年ベストの映画「メランコリア」。昨年もこの監督の「アンチクライスト」が危うく一位になるとこだったが、この「メランコリア」もでっかいでっかい「メランコリア(訳:鬱)」の星が地球にぶつかるという終末映画だが、この映画はそういう世界の終末を観るものでははなく、「幸せだった人間と不幸だった人間の価値観が環境によって逆転する」という二重構造の映画でとてもとても奥が深くて完成度が高く、しかもとにかく美しい。「去年、マリエンバートで」のオマージュのような庭園の木々の影が、太陽とメランコリアの光で二つになっている時点で、この監督、やはりとんでもない人である。
2012年05月01日(火)
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