Allyssa
Dad
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鬼畜のトラウマ
実は私には東京タワーに恐怖のトラウマがある。
松本清張が実際にあった事件を実際の刑事さんから聞いてそれをヒントに小説化して映画化もした1978年の邦画「鬼畜」。またもや映画好きの母親から「観なさい」と言われ、見ましたがこれトラウマもんで今なら児童虐待だぜ、おっかさんよお(爆笑)
岩下志麻、緒形拳主演の当時、話題をかっさらって受賞しまくった映画(この年はYEAR OF 緒形拳の年でもあり同年にあの「復讐するは我にあり」(原作、佐木隆三(きゃ〜〜〜))も公開)で「Mother」好きなら心にくるものグッとあると思う。岩下志麻の恐ろしい悪役ぶりに映画鑑賞中にマジ恨みしながら全編号泣した子供時代の俺(笑)まあ、後に岩下志麻さん自身の演技力にとにかく脱帽だったことを実感しましたが。
ちなみにコレも子供の頃に見て以来、二度と見ることのない映画として未だに見ていないのだが、台詞、場面が異常に覚えている邦画史上、これほど哀しく切ない、やるせない邦画も珍しいだろう(個人的邦画ベスト10には入っている)
書くも涙の簡単なあらすじ(かなり記憶が曖昧だが)
活版印刷所(超伏線)を営む緒形拳が愛人を囲って子供を三人(赤ん坊、小学生低学年(?)長男、長女)も別に養っていた。しかし、印刷所が火事になり、家計の火の車となり、生活費を愛人宅に渡せなくなり、仕方なく妻、岩下志麻と住む家に引き取るがDad家みたいなカカア天下岩下志麻が大激怒。緒形拳は子供を擁護できない情けない立場。岩下志麻の子供達に対する虐待がすさまじく、御飯で遊んでいた赤ん坊に虐待(号泣)その後、赤ん坊、死亡。急いで赤子を抱えて夜中に走る緒形拳の姿(号泣)岩下志麻は緒形拳に子供の処分を促す。
んで、ココ↓
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なので、娘さんを東京タワーに連れていって、もしも、万が一でも迷子になったら
30年前のトラウマがざわざわと蘇ってきそうだったので、東京に行っても娘さんと東京タワーに行くのは避けていたのです。
正に娘さん同行禁止区域。
そんなパパのPTSDもいざ知らずママは娘さんとママ友親子と東京タワー(ハロウィーンVer)にあっさりと行ったそうです(かくっ)
↑この写真が恐ろしくパパにそっくりなのでパパの顔がとろけてしまいます。
みんな仲良し。
こええええ。
でけえええ。
けど、かなり東京タワーを楽しんできたようです。パパは絶対に娘さんとは行かないけどな(笑)大人になったら行ってもいいけど、そんくらいになったら娘さんから拒否られるか・・・(涙)
さて、映画「鬼畜」ですが、印象に残る場面は緒形拳が長兄と最期の旅行に出かけるときに宿で緒形拳自身が幼少の頃、丁稚奉公で苦労して
「そんときなあ、お父ちゃんだけお給金が貰えなくてなあ」
と親が子供であった緒形拳自身のお給金を前借していた事実の告白など台詞や情景が切ないのです。
この台詞は心に突き刺さって今でもパパは使っていたりする(爆笑)「給料」のことを「お給金」と普段も使ったり、
「ママのお仕事手伝ってサイドで稼いでも、パパだけお給金貰えなくてなあ・・・」と、意味も分からない娘さんにとか
「色々とパパが家計の節約(住宅ローンの時とか)してもな、パパだけお給金貰えなくてなあ・・・」と、意味も分からない娘さんにとか、
と(爆笑)
↑「鬼畜」の単体売りは無くなっているようです・・・
この映画のラストは100%確実に泣きます。いままでの人生で、この映画を観た人で(かなり少なかったですが)ラストで泣かなかった人と会ったことは居ませんでした。
↓ネタバレになりますが自己責任で、
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」
2011年10月14日(金)
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