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■ LEMON CRASH
楽しかった時間の後の静かな余韻。 散らかった残骸を踏まないように 避けるように素足の踏み場を選びながら。
刃の付いた言葉で傷つけられても、 流れる血さえ枯れて痛みだけを残す疲れた身体。 それでも貴女の唇は無慈悲な女王のように。
よく夢を見る。色鮮やかな夢の情景。 その思い出と引き換えに眠りは非道く浅い。 起きても眠気が身体中に麻酔をかけたことに気付く。
報われぬ思い。届かぬ想い。 繋がっていないから。 無駄に失われていった時間と心の破片。
いまはただ、柔らかい毛布に身体をうずめたい。 それだけのことなのに 目をいくらつむっても眠ることは叶わず。
華やかな恋のはじまりは橙色に彩る丸い朱の色。 醜い恋の終焉の色は緑色に彩る丸い朱の色。 それまでの間の時間は何色なのか思い出せず。
小さく丸い金属と精巧な印刷で仕上げられた紙片。 愛も恋も引き換えに出来る現世の皮肉な錬金術。 買うことも売ることも出来る誤った世の中の価値観のひとつ。
小冊子に印字された数字と一緒に過ごす時間、 人の心がどちらで満たされるのか分からず、 全てのことを支配する無機質な数字。
いまはただ、柔らかい毛布に身体をうずめたい。 それだけのことなのに 目をいくらつむっても眠ることは叶わず。
時計の文字盤が錆びついているのか、 長針が進むたびに気になる音を響かせ、 短針は動いているのかもさえ分からない。
太陽と青空を見上げても顔を背けてしまう。 眩しすぎて目を開けていることが出来ない。 夏だからなのか、光に背いているからなのか。
苦しくても仕事に向かい合わなければいけない皮肉。 この世界では生きていけないから。これが現実。 ただ悲しみに時間を浪費するのは後の自分を束縛する。
いまはただ、夢みるように眠りたい。 それだけのことなのに、 それだけのことなのに、
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先日のトチモチの送別会の二次会のキャバクラなんだが、会社の同僚の子達が「それはキャバクラじゃないんですか?」と一方的に言われたのでキャバクラと書いたが、店の看板は「スナック」だったので俺は地道に「あの店はスナックじゃないのかなあ?」と問いただしていたところ、会社の子が幹事の某氏に聞いたら、とんでもないことが分かった。
「おおおおおおおお」
と経済学部卒の同僚の子と「何という新しいビジネススタイル!!」と感嘆符を並べた。っつか、どういうコネクションを持ってるんだよ、彼は。
少し意味不明だったが、そういうのもあるんだ、と勉強になった。
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