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■ ライフ・イズ・ビューティフル
とにかく命を懸けて決死の被災地救援、原発復旧を行っている自衛隊、消防庁、警察、そして米軍に敬礼と敬服の念を心から。そして、10日も経ち、精神的にも限界に達しているであろう被災者の方々に「もう少し」とエールを。
首都圏も放射能やガソリン不足、食料不足も相まって被災地に比べたら本当にマシだが10%被災地のような状況と化してきている。
そんななかで同様にネガティブな考えでいたら悪循環であり、首都圏と西日本の経済活動こそが東北復興の基盤となりうるわけなので映画「ライフ・イズ・ビューティフル」の主人公である父親がゲットーの中で収容所生活という苦しい生活の中で子供に苦しく悲しい思いをさせないように「笑い」を与え続けたように私はポジティブに家族と接するように心がけた。それは周りの人たちも同様のようだ(被災者の方たちには申し訳ないが)
15th Mar 仕事をしながら合間合間でいま、娘さんがハマっているアイロンビーズを作ってあげる。
16th Mar
計画停電が起こるため、懐中電灯がどこの店頭からも姿を消す。幼稚園のママ友達がそこで目をつけたのが「モグラ・ヘルメット」略して「モグメット」終いには愛称「モグ」(笑)皆がメールの中で「モグ、活躍中」「モグ、点灯」など、モグネットワークが構築中。計画停電を楽しんでいるような雰囲気に「女達は強い」と感心した。
うちも買ってきたので試しに、と娘さんは「ピッカー!」と大はしゃぎ。ハイテンションな娘さん。
17th Mar 自宅待機が続いて、いつもは居ないパパがうざくなってる感びしびしの皇帝のオーラを感じて。娘さんも幼稚園午前のみひさびさ登園なのでパパも出勤。自由だしな、と遅い時間に出るのでママと三人で一緒に登園。行き交うママさん達に「皇帝から家を追い出されたので」といらんことを言うパパ(笑)出勤すると同じ部署の女の子が出勤中。遅いホワイトデーのお返しを渡す。俺もお昼すぎくらいには帰ったけどさ。
18th Mar 本日も同様に皇帝に気を使って出勤。三人で登園。会社に行くと結構、みんな出勤してた。そしたら、こんな災害時に就職試験やってる会社あるのか、と驚いたが、お昼過ぎに元同僚のIちゃんが会社の近くまで来てるというので仕事を切り上げ、関内のランチョン・アベニューでお茶をした。かなり長い時間、話をしたが普通に出勤している会社員や散歩している人を観て「おかしくないですか?この光景。あんな大震災が起きているのに」と驚嘆しているIちゃん。「それが日本なんじゃねーの?」としか答えられない俺。しかし、帰りに計画停電で電車が止まってなくて人身事故で電車が止まっており、振替乗車の市営地下鉄で二人で横浜に向かう。
嗚呼、まさにライフ・イズ。ビューチホー。
19th Mar 放射能の恐怖のなか、義母さん、義弟夫婦と予定していた焼肉を食べに行く。娘さんハイテンション。
20th Mar 放射能の恐怖のなか、娘さんが将来結婚したいというC君家族とランチ。パパがせっかく作ったスイートプリキュアのハミーのアイロンビーズを惜しげもなくプレゼントしたいとハイテンションな娘さん。それを服の中に隠して「ここから取り出したらCくん、びっくりするだろうなあ!」などとハイテンションゆえに壊してしまう娘さん。それをアイロンで修復するパパ。なんで、父親が娘の惚れている男のギフトを直さなあかんのや?と思いながらも修理作業。公園でかくれんぼしたり結構、楽しかった。その後もハイテンションな娘さん。
自宅待機が功を奏してか、なんか家族一緒の時間が持てて面白い一週間でした。とはいえ、富士山で地震が起こったり、夜中に大きな揺れが来るので正直眠れない日が多かったです。
さて、今回の地震で、うちの母ちゃんが計画停電や今回の原発事故について「今はなんでも電気使うものばかりだから電気使いすぎっていう警告でもあるんじゃねーの?」と言っていたが、まさしくそうなのかもしれません。今回の件で我が家も節電に徹しているので何気に今月の電気料金が楽しみです。
っつか、東電!!本当は電気料金払いたくないんだけどね?この東電も結局、下請け、派遣のぐだぐだな企業体質。現場にヴェテランがおらず、有事の際には東電にもヴェテランが不在。結局、下請け、協力会社に任せっぱなし。今回などは上記の自衛隊、消防庁、警察、米軍までも巻き込んで、損害賠償金は原発保護の法律で国が賠償!?また、俺らの税金っすか!?ふざけんなよ、東電。
けど、この体質はここ最近の日本の企業に多い体質。ヴェテランのクビを切って賃金の安い労働者を働かせる。結果、製品品質は悪くなり、メイド・イン・ジャパンのブランドはもろくも崩壊した。そろそろ、この企業体質の改善を、震災の教訓に改めたらいかがだろう?それに福島、茨城への賠償は東電役員の結婚指輪を売ってでも全額補償賠償しろ(イギリスのロイズのように)
それと米国の協力は、これはもうビジネスパートナー、同盟国という言葉を吹っ飛ばしてまさに「オペレーション・トモダチ」。友情だわ。感動した。米軍の機動力はがっちがっちの日本の許可待ち体質と違って(それでも許可のルールは米国の方が厳しいんですよ、ほんと)
ここで学ぶべきは「臨機応変」と「初めに何をすべきか?」ということを既に米軍は熟知したうえで展開している。
有事の際は「港湾」「空港」が補給路の拠点となる。日本政府も自衛隊もこのことに全く着手していなかった。仙台空港に強行着陸し一日で滑走路を使用可能にしたコンバット・タロン(上記写真は正に仙台空港強行着陸中)
被ばくした場合、空母全体を除染する機能を兼ね備えた空母「ロナルド・レーガン」港湾にもなるし、空港にもなるし、病院にもなる。これをすぐさま派遣したオバマ大統領はすごいと思う(上記写真は除染しながら航行中)
我が国の自衛隊もすごい。着陸許可が下りない。しかし。困っている人がいる。では、ということでホバリングしながら狭い病院の屋根に浮上して救出作業(UH60の重量では屋根がつぶれるので、このヘリは浮いているのだ。しかも、メイン、テールローターがフェンスにぶつかったら・・・神業である・・・)
日本も新しい世界にシフトしなければいけないんじゃないでしょうか?企業も政府も、そして組織も。
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