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■ 不謹慎で難解なISSUE(問題)
ちと、ある筋から非常に難解な 「設計」を頼まれて困っている。 しかも、毎日という時間制限付き。
さすがに、そう簡単に指が運ぶ わけがなく、色々と悩んでいる。
その「設計」には難題を含め なければいけない。
確かに書くのは好きだが、昔の ように簡単にいかない。 血が流れて初めて詩は生まれる とリルケは言ったが、血も流す 必要のない今、この「設計」に 頭を抱えている。
引き受けたときは簡単に出来る と思っていたが甘かった。
あの頃の俺なら書けただろうが、 今の俺には書けない。
しかも、「設計」には「機械」 が必要だった。昨晩、その機械 に異常が見られた。
やるべきか、やらざるべきか。
ところで、色々と新作未公開映画の 情報を聞くにつれ、ひとつのムーブ メントがあることを知った。きっかけは 未公開作品のSF大作「スカイライン」 かなりの酷評だが、製作費8億円のため 黒字だという。ローリスク・ローリターン のビジネスが映画界に影響を与えている ようだ。
始祖となったのは低予算で莫大な利益を 稼ぎだした「ブレア・ウィッチ・プロジ ェクト」などがあるが、ビジネス化に 成功したのは「ソウ(SAW)」シリーズ でしょう。プロデューサーのマーク・ バーグは、あの「ジョンQ 最後の決断」 で世界興行収入1億ドルを稼いだが、 収支報告書では結果的に20億円の赤字に なっていたという。そのため大金を投じて 映画を作ることにバカらしさを感じて、 低予算の「ソウ」を作って大ヒットさせた。
確かに「ソウ」はストーリーが秀逸で 面白い。低予算を思わせてない。 けれど、故意に低予算で作って観客を 呼び寄せて早期回収で黒字を図るというのも 味気ないなあ。
やはり、最近では「インセプション」や 「NINE」などのどんだけ金かけてんだよ って映画が個人的に好き。
映画を好きになった理由のひとつの「地獄の 黙示録」の莫大な製作費によって、あの作品 が生まれた経緯をリアルタイムで見ていた だけに、やはり映画は金をかけるべきである と思った。 (「ソウ」や「第9地区」のような低予算 とも思わせない作品は本当に別格だが)
Remarks 22nd Dec 2010
2010年12月22日(水)
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