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■ 「泣き顔スマイル」が出来る人
「ジョーカー許されざる捜査官」の1〜3話を一気に観た。「笑う喜怒哀楽」の演技派、堺雅人さんの二重人格的な演技堪能かと思いきや、意外と感情表現、演技の表現があまり変わらなくて、どちらかというと感情を出さず、淡々とした表情で演じているのが面白い。動作や動きの雰囲気がウッちゃん(内村)っぽくて風貌も似てるので「ウッちゃん?」みたいな錯覚を覚える場面もしばしば。ま、先日も4話の後半は観たんだけどね。
とにかく第一話は子持ちにはきつい話で、こんな描写企画通るのも日本だけでしょうね。アメリカじゃNG。また特筆すべきは第二話の犯人役の俳優。よくこんなマジで「普通の状態で瞳孔開ききってた三白眼でヤベー感じを醸し出す」顔の俳優を見つけてきたもんだと感心。犯罪者以外の役とか出来るのかな、と勝手に不安で以後、要チェックの俳優である。
観る前は「デクスター」のパクリかな、と思っていたが、プロットが真逆であった。デクスターは「●す」堺雅人は「●さない」という日本的な設定。まさか、「●●刑」とは、と意外な設定に何気に見続けようかなと思う。
ただ、夜のときの堺雅人ヴァージョンの「法が裁かないから俺が裁く」「お前に明日は来ない」のセリフが「戦闘妖精雪風」のルーテナント・深井のような声質で個人的にいいねえ。けど、捕まった奴らが何処へ連れていかれるのか?と問われて「知らない」というところで笑った(笑)
「うぬぼれ刑事」は、もーいいやー。やっぱクドカンと長瀬智也は「IWGP」で最高レベル(「ドラゴン&タイガー」も悪くはなかったが)に達しているので今の流れは惰性のような気がする。
しかし、笑えるというか笑みをくれたり、面白くて笑えるドラマって少なくなったなあ。そんな中、土日に「水嶋ヒロくんが観たい」というママの意向で(娘さんも水嶋ヒロが好き)「花ざかりの君たちへ、イケメンパラダイス」(我が家は未観賞)のDVDをごっそり借りてきた。けど、娘さんは食いついてないね。けど、このドラマ、笑いどころが多くて楽しめた。馬鹿馬鹿しいと思ってたけど「笑い」を視聴者に与えられる物語ってのは素晴らしいと思う。
その点ではお笑い芸人って人はある意味、聖職だなと思う。どんなに絶望した時も、どんなに哀しい時でもテレビの中でお笑い芸人のネタで思わず笑ってしまうことがある。どん底にいる人間に笑みを与えることが出来るなんて、もはやスキルなんだと思う。(とはいえ、辛口に言えば笑えないお笑い芸人が多くなってきてる気もするが)
ところで、気になって気になって観たかった「キャピタリズム・マネーは踊る」を借りてきて観た。奥さんと娘さんが起きている時間に観たので早々に奥さんと娘さんは「つまらない」と離脱。独りで淡々と観た。
米国民の総資産の9割を1割の富裕層が牛耳ってる異常な格差社会。
その1割の人間が強欲にも9割の貧民層から更に財産を取り上げる様。
サブプライムローンでローンを支払えず家を手離す人達。 家を手離す際に「綺麗にして銀行に明け渡す」というルールのため、自分たちで自分たちの家具を捨てたり焼いたりして綺麗にする追い出される人達。その際に1000ドルの小切手を銀行から貰える。屈辱の小切手。
それらの家屋を買い漁って転売するハゲタカ。
飛行機のパイロットが年収200万円でバイトしながら疲労困憊で飛行を続ける一方、パン工場の労働者が新しい会社の経営システムにより、年収650万円を貰う不思議な国。
社員に黙って生命保険をかけて死亡の際には遺族に知らせずに会社が保険金を受け取る「Death peasants(くたばった農民保険)」名前を並べる会社は超有名企業ばかり。
そして、公的資金を受けながら巨額なボーナス、退職金を得る銀行家と証券会社社員達。
これは日本でも話題になった。公的資金を受けながら再生して巨額なボーナスや自家用ジェット機で移動など、日本のサラリーマンの間でも話題になった。
実はコレ、しょうがない。
擁護するわけではないが、しょうがない。 日本人にはピンとこないが、外資系を 知ってる人はよくわかることだ。
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