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■ 横浜の女子高生と京都のワンナイトスタンド女
歌人、穂村弘さんがテレビに出て インタビューを受けていた際に、 「皆が「彼に会えないから寂しい」 という詩歌を書くが、じゃあ、 会えたら寂しくなくなってしまう ことになる。環境が変われば意味を 失ってしまう言葉では詩歌ではない」 と、言っていて、うんうんと頷いて 聞いていた。
娘さんが生まれて、なかなか詩が 書けなくなったいま(まあ、書く 必要もないんだが)、昔の文章を 読んで、そういう質の文章だった のかな、と思ったりもして、自分 の文章の稚拙さ、薄っぺらさに ヘコんだ。元々そういうつもりで 書いていたわけでないし、能力 など無いわけでして・・・
最近、同僚も仕事でヘコんでいる。 退社を考えているようでしょげている。 ぶっちゃけ、俺も会社を辞めたい。 宝くじにでも当たったら辞める気で いたが、外れた(笑)
そんで愚痴を言ったり、慰めあったり したランチの帰り道、大型バスが 女子高生満載で角を曲がろうとして いた。私の勤務地は半分観光地 みたいなトコなので修学旅行か、 なにかだろうか?
目上に座って笑みを浮かべながら、 こちらを見ている女子高生を見ながら 「ああ。娘さんもいつかはこういう 修学旅行に行くんだろうなあ」などと 同僚と話してたら、
乗っているうちの一人の子が俺に 手を振ってきた。すると、周りの 子も手を振ってきた。
俺も同じように笑顔で手を振る。 盛り上がってる車内(聞こえない) こっちの列の女子高生がみんな手を 振ってくれている。声は聞こえない が、伝えたいことはわかる、わかって いるぞ、君達(図)
その瞬間、昔の修学旅行のときの ことを思い出した。京都でバスが 止まった夜の横断歩道で立っていた 女性(ワンナイトスタンド(笑)) が、えらいマブい女で手を振ったら、 ニコっと笑ってくれた。その女性は たった数秒だけの女性なのに、 今でも俺ら同級生の間で忘れること の出来ない女性となっている。
なんか前だったら「わーい」みたいな 感じだったが、今は父親目線というか、 元々、未成年には興味は無いので 「ああ、あの子達の横浜の思い出の 中に俺が残るのだろうか・・・ しかし、君達が手を振ってる男が 40のオヤジとは夢にも思うまい (爆笑)」と、思いながら 手を振り続けたら・・・
ヘコんでいた同僚は満足気な余韻を ひきずって社に戻ったら同僚の子と 出くわし、笑顔満面の余韻のことの 顛末を説明。
そんなプチ幸せを大事にしたい Dadです(涙)
Remark 28th Jun 2010
2010年06月26日(土)
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