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■ 貧困家庭の高校生のアルバイト報道で思い出したノスタルジア■Closing
今日、定時過ぎに一旦、会社を抜けて
定期的通院のため病院に行った。
最近じゃ、あまり見られない６時の
時間帯のニュースを見た。貧困のため
アルバイトをしている高校生が多いと
いうことを報道していた。
親の収入が減ったため、家計を助ける
ため、働いているという。そして、
「勉強をする時間がない」と言っていた。
貧困層出身の俺から言わせると、
それは甘えである。同情する気にも
なれなかった。俺は一年に一日休む
くらいで毎日通学し、ほぼ毎日アルバイト
をして、帰りにバイト先の社員と夜遊び
して（笑）いつも午前様だった。
確かにハンディがあるのは分かる。
しかし、労働を強いられて勉強が出来ない
というのは少し違うと思う。言い訳にしか
聞こえない。厳しいことを言うかも
知れないが。
俺はバイトで稼いだ金で自分の昼飯（学食）
夕飯、煙草代、それに加えて家に一万円、
時には二万円入れていた。ある日、両親と
喧嘩になったとき、「そんな月に一万、
二万円なんて役にも立たない」と言われて
その瞬間、親のことを完全に見限った。
高校の時に既に半分自立していた。
ところで、そのニュースを見て高校生の
頃を思い出した。
俺の高校はアルバイト禁止だった。
アルバイトをする場合は許可が必要だった。
ただ、夏期休暇の期間以外、ほとんど認可
されなかった。しかも、開始期間と終了期間の
余裕は一ヶ月のみ。毎月申請しなければいけない。
だから、俺は内緒でバイトしてた。
二年生のある日、担任の先生にバレた。
第三職員室に呼ばれた。
「お前、アルバイトやってるだろ？」
「はい」
速攻ビンタ（爆笑）いい時代だ。
かなり先生は激怒した。俺は説明した。
「家が貧しくてお小遣いというか、親から
貰えるお金はゼロです。だから自分で稼ぐ
しかないんです」
俺は悲しいわけでもなく、どうしようもない
家庭に育った情けなさで泣いていた。
先生は少し沈黙し、言った。
「確かにいつだったか家に電話したとき、
電話料金未払いで止まってたな・・・
だけど、ルールはルールだ。今すぐ
第一職員室に行って申請してこい」
「はい」
俺は長い廊下を歩きながら第一職員室
に行ってアルバイトの許可申請を書いた。
そして、直ぐに許可書を貰った。
俺はそんな「良い大人」達に恵まれて
いたことに感謝をしている。これが
「悪い大人」だったら今の俺は構築
されていなかっただろう。
だから、現在、年下や若い人を助けるのが
更なる後世への恩返しだと思っている。
だから、若者は苦労しとけ。アルバイトを
して社会を先に知ることと人脈を築くことは
決して大金払っても買えないものであり、
それはハンディでなくギフトのようなものだ。
けど、娘さんにはアルバイトなんか
させたくないですけどね（なんつー親だ）
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『Closing』
何度も書いてるし、何度も思うことは帰りが遅くて夕刻の起きている娘さんにほとんど会えていないこと。それがとてもとても悔しくて、何故、仕事に束縛されなければいけないのか？いっそのこと、仕事を変えて定時に帰り、娘さんとの時間を多く過ごせる仕事に就きたいと思ったりもする。昔、観た草薙くんのドラマで娘のために仕事を変える話を部分部分で見ましたが、これは親になってみないと本当に判らない新しい世界の難関というか関門なのでしょうね。辛いですが、仕事を変え、家庭を優先して低収入の生活をするのが正しいのか、否か。
締めで忙しくなり、大忙しです。辛くなっておりますが、がらっとやる気を無くしている経理部は早々と帰ってしまったので私も遅い時間でしたが適度に切り上げて帰途につきました。
けれども、二人目の子供を作ろうとしているときに、こんなことを考えてはいけないな、と思いつつも、なかなか苦しいもので。しかし、負けるわけにはいかないもので。
奥さんの咳風邪は何らかのウィルスによるものらしい。薬飲んで治らないならレントゲンとのこと。心配。また、早めのお迎えだったようなので、奥さんの実家で夕食を食べるとのこと。義母さんが夜食に駅弁を買ってくれたそう。
帰ってみると肉弁当じゃないですか。美味しく頂きました。
2009年11月20日(金)
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