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■ 睡眠薬で夢は見ない
帰路、雨が降ったのでチャリを置いておくことに。カップデザートのお土産があるとのこと。
最近、夜に眠れないので(夜中に何回か起きたり、悪夢を見て考え事をして眠れなかったりするので前々から処方されている睡眠薬を飲んだんですが、一錠ではあまり効かず、というか、全く効かず、試しに寝る前に一錠と半分を割って飲んでみました。そしたらパソコンに座ったまま寝てたらしく夜中に奥さんに起こされ布団に行きました。寝る瞬間の記憶さえ無いです。やはり、睡眠薬は睡眠薬なのだな、と実感しました。けど、クスリに頼るのはあまり良くないですね。
しかし、来年、二度目の世界恐慌がくるんじゃないか?ってくらいに不景気さに拍車がかかっている。私が怯えているのは不況による治安の悪化と混沌である。
1929年10月24日に起こった世界恐慌は学校の教科書などでは単純に株価が暴落し、資本家が打撃を被り、物価が暴落したため農民さえも農作物を捨て、家畜も殺されたというくらいにしか描いていないが、詳しく調べてみると実際はかなり酷い。1930年には最悪の事態になり米国のほとんどの銀行の業務が停止した。つまり、貯金も下ろせなくなり、一気に人々の生活はパニックに陥った。1933年には米国の工業生産率は30%に縮小した。3割落ちたというのではなく30%まで減少したのだ。失業率は25%。四人に一人が失業者である。多くの人々が餓死した。ここに資本主義の二律背反の矛盾が見えてくる。食料を求める国民の需要と過剰な物価の急落を抑えるために故意に国の政策により、廃棄と殺戮された農作物と畜産。確かに貧しい人々に循環配布してしまえば市場での需要のバランスが崩れてしまう。低賃金にあえぐ国民を抱え、生産された物が十分に消費されず、生産過剰になるという矛盾を資本主義は常に抱えている。この図式は現代の日本によく似ているのではないだろうか?既にこの頃から二極化された格差社会を有した米国での大混乱は想像するだけで恐ろしくなる。意外にもこの頃の恐慌時代を描いた映画が少ない。「カインとアベル」「シンデレラ・マン」と「キング。コング」の前半くらいだろうか。確かに富める者は今まで有していた財産がゼロになる恐怖。貧しい者は収入がなく一日一日の生活費に苦しむ恐怖。
娘さんにそんなものを絶対に味あわせたくない悲しみと恐怖である。
2008年12月09日(火)
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