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■ 保育園の運動会
さて、今日は娘さんにとって二度目の運動会です。前回は前に居た保育園の運動会にゲスト参加だったので今回は正規の初めての運動会と言えるでしょう。今回はパパも運動会の用具等のお手伝いの関係で一時間早めに出ます。昨日の早く寝る仕込みが功を奏してパパは早起きでした。
現地へ行って鉢巻を首にかけ、保母さんにこき使われるように肉体労働の始まりです。小学校の体育館を借りる運動会なのでマットや跳び箱などが置きっぱなしで、それを運んだりする、エジプトの奴隷のようなひさしぶりの肉体労働です。しかも、マットが汚い、汚い。何かの病気になったような感覚に襲われます。汗をかなりかきましてタオルもぐっしょりです。
そうこうしているうちに義母さんと義妹さんと義弟さんが来ました。奥さんと娘さんは自転車でやってきました。さて、運動会の始まりです。前回の保育園の運動会のときは一等、二等の順位があったのですが(前回は一位で勝ちでしたが)今回は参加することに意義があるみたいな感じで競争(アゴラ)の概念が無いようです。
さて、緩慢に進む運動会で一度目の参加種目、娘さんの踊りです。けど、娘さんはパパ、ママと踊ってくれませんでした。残念です。
次に娘さん本番の種目「それいけ、お弁当工場」です。運動会のしおりでは想像もつかない競技で、娘さんに聞いても教えてはもらえませんでした。見ると平均台とか跳び箱とか障害物がありーの、おにぎり、トマトなどの紙製のパーツを集めてーの親と一緒に進んでいく競技でした。ここでパパ、大失敗。てっきり、娘さんは三番目の出陣かと思いきや、二列目も参戦ということで、せっかく練習した御返事をビデオカメラで録画する瞬間を逸してしまいました。他の子と比べてはっきりと丁寧に答えたので思わずパパも手を叩いて喜んでしまいました。不覚です。
種目も一通り終わり、お弁当を食べました。先生から「いつもお弁当、豪華だねえ」と言われましたが、たぶん、量が多いんだと思います。一際。
食べ終えて解散となり片付けの手伝いです。本当は朝のみだったんですが誤って設問してしまい、娘さんも慕う美形の保母先生から「人が足りないかも知れないから手伝ってもらえますか?」と言われ再び労働へ。また不潔なマットをしまったりして参りました。労働が終わり、帰ろうと思い、帰路の大通りへ向かって歩いていたつもりが誤って駅側の大通りに出て驚きました。骨折り損のくたびれもうけです。
帰ると娘さんと奥さんは汗だくのまま寝ていました。私も寝ました。疲れてたみたいです。
さて、夜中に借りてきた「ブラッド・ダイヤモンド」の返却日が明日なので奥さんと観ました。ディカプリオ主演ですが、けっこう内容が「ホテル・ルワンダ」並みに社会派していると聞いたので観てみました。素晴らしい作品でした。まず、紛争ダイヤモンドを巡るアフリカの暗部、虐殺や少年兵問題に焦点を当てた珍しいハリウッド映画です。ラストもウィットに富んだメッセージが秘められていると思います。よくハリウッドが作ったな、と驚きます。そして、何よりもディカプーの演技が凄かった。何気に評価の低い彼ではあるが、ディカプリオの役は他の役者に出来ないと俺は思っております(「タイタニック」は除くが)今回のローデシア生まれというアフリカ生まれの白人という困難な役柄を発音等にも懲りながら熱演しています。アカデミー賞にノミネイトされる訳です。内容は「ホテル・ルワンダ」並みにきついです。現在は子供がいるので、やはり主観が変わってしまいます。独身の頃に見たら感じる感覚はまた違ったものとなっていたでしょうが、やはり内戦やジェノサイドのためにバラバラにされた家族愛と誘拐されて少年兵にされ残忍な行為に加担しなければいけないという最悪の世界をまざまざと見せられて何気にショックです。後日、少年兵関係について軽く調べたら鬱になりそうな話ばかりでした。ところで、特筆すべき場面はディカプーが空爆をローデシアの傭兵残党に頼むんですが出てくるのがミル24ハインドのブラック仕様で、なかなかたまらない場面です。不意打ちで戦闘メカについては期待してなかったのに至福の流れでした。
さて、ローデシアとは現ジンバブエの旧名称で公式には存在しなかった国家であります。英国宰相セシル・ローズ(現デ・ビアスの創業者)の統治した国家で白人支配の国でした。劇中でも「黒人と白人が一緒に戦ったんだ」という台詞があります。ローデシアの傭兵部隊というのは世界有数の精鋭部隊でもあります。ですんで、よく「ローデシアの残党か」というと凄腕の履歴を読み取ることが出来るのです。
2007年09月16日(日)
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