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☆★CF-W2関連:「分解/HDD交換」 / 「キー清掃」★☆

2010年02月25日(木) デジカメ

 デジカメを買うことになりました。

 私個人のものとしては、一眼レフのNikon D300の他、コンパクトタイプでRICOHのGX100、SIGMA DP1、そしてCASIOのEXILIM EX-S200を所有していますので、それでもまだ欲しいカメラはあるにはあるのですが、今買う必要は感じていません…ええ、食指は動くんですけれどね。

 買うのは私の父親用なのです。これは悩みますよ。自分用だったらあまり悩まないんです。自分がそのカメラに魅力を感じているかは、誰よりも良くわかりますし、自分が気に入ったら、後はそれを買う予算があるか、買って怒る人はいないかなど、さまざまなパラメータを的確に判断することができます。しかし、父親とはいえ、自分以外のものとなると、果たしてその人は何を求めているのか、操作性は良いか…わからないことだらけです。

 相手は老人ですから、条件として考えたのは「多機能はいらない。シンプルな操作で扱えること」「ボタンが小さすぎないこと」「画像の転送が簡単にできること」ですかね。

 私は今でもEXILIM EX-S200と言う200満画素のデジカメを愛用しています。そして大きく伸ばして印刷するのでなければ200万画素もあれば十分だという持論は未だ捨てていません。ですから、今時のデジカメなら、どれを買ってもそれ以上の性能になることは間違いありませんから、基本的な性能はどのカメラでも心配は要らないと信じています。その上で、多少ボケも入っているし、思うように体も動かなくなってきている老人が使いやすいカメラと考えると、まずは「電源を入れたら、後はズームしてシャッターを押すと撮れること」「そのとき操作するボタンが小さくなく、押しやすいこと」が大事です。更には撮る事は撮ったけど、「パソコンに転送するのが難しくてわからない」と言われないよう、その辺りもわかりやすい事が大切です。

 そんな中で候補に残ったのが、RICOHの「CX1」Nikonの「S570とPENTAXの「Optio P70」そしての3機種でした。

 CX1は、多分この中で一番の高性能です。ここで詳細な説明はしませんが、きれいな画像を撮るための工夫があちこちになされています。操作性も良いです。ただ値段は2万円前後。

 S570は、まず電源ボタンもコンパクトで、そのボタンの周囲を囲むように電源ランプがついていて、操作も確認もしやすい。背面のボタンも操作しやすいです。でも値段は1.5万円前後。

 P70は、電源ボタンが押しにくいのが難点ですが、その他の操作性は他に見劣りはしません。値段は1万円程度。

 私が自分のために買うなら、迷わずCX1を…いや、その最新機種である「CX3」を買うでしょう。でも、これは老人には明らかに過剰装備です…と言いつつ、先月、鎌倉の老人にはこれを勧めて買わせちゃいましたけれどね。

 一番安心できるのはNikonだと思います。頑丈さなどを加味して考えて、多分一番安心して使っていられるでしょう。しかし、PENTAXのこの値段で顔認識、手ブレ補正がついて、更に動画まで撮れるという事と、更にはグリーンボタンと言うのがあり、カメラがどんなモードになっていても、これを押せばデジカメの一番標準的なカメラモードに切り替わるというもの。これがあれば、「使い方がわからない」「なんか知らないけど、変になった」と言われた時は「とりあえず、そのボタンを押しておけ」で説明がつくのは楽だなと思え、P80を買うことにしました。ええ、決して「一番安いから」ではありません。信じるものは救われます。

 さて、このカメラを持って、実家に帰ってきます。果たして喜んでもらえるでしょうかね。

 あ、余談ですが、以前テレビで「家電製品を安く買うコツ」と言う話をしていました。そこで話されたのは、「今、池袋が暑い」ということ。ビックカメラとヤマダ電機がしのぎを削り、一番ホットな値引き合戦が繰り返されているとの事。ですから、地方で買い物をするときも「池袋価格でお願いします」というと、「こいつは事情を知っているな」と思われ、更なる値引きが期待できるということらしいです。しかし、そう言っても、実際の価格を知らなかったら「はいはい」とあしらわれるだけの様な気がします。つまり眉唾物って事ですね。

 私が買い物に行ったのは、池袋のヤマダ電機日本総本店と言うところ。そこで折角ですから、私の相手をしてくれた人に「イケブクロカカクでお願いしますよ」と言ってみました。冷ややかな目で見られるかと思いましたが、店員は「わかりました。3分待ってください」ときわめて冷静に答え、実際に値引きしてくれましたよ。恐るべし「イケブクロカカク」…


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