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2010年02月01日(月) 日航 / 邦画3本 / 雪

 日航の再建が始まりました。ニュースや新聞などを見ていると、「国が金を出して再建させるんだから、民間と不公平にならないように配慮しなければ」という政府のコメントがあるようです。

 でも、日航って元々が半官半民というか、日本と言う国の事業としての一翼を担ってきた企業で、だからこそ、静岡や茨城、福島など「どう考えても採算が取れる訳がない」空港にも泣く泣く路線を提供させられてきたからこそ赤字が増大していたんじゃないでしょうかね。

 もし、その空港に路線を設置する自由が日航にあったなら、福島や静岡や茨城等に定期便を飛ばすなんて暴挙は決して行わなかったでしょう。また、そうであれば、茨城や静岡が出来るずっと以前に、「定期路線が出来ない空港」は問題視され、「議員の私腹を肥やすためだけ」の空港建設事業は、もっと以前に中止され、税金の無駄遣いは抑止されていたはずです。

 国鉄などの例を見れば、官が経営する企業が、それが単に潰れる心配がないと言う緊張感の不足か、民では出来ない不採算部門の強制運営か様々な理由は考えられますが、その企業は赤字になるのが当たり前です。

 持論で言うなら、官の経営する企業は全てが赤字にならなければ、税金で運用する意味がないのです。黒字になるなら民間でやればいいのですから。

 日航は、表向きは民間企業ですが、実質は官制企業として自由に動けない場面が多々あった訳ですから、それを無視して、単に結果だけを評価するのは間違いじゃないでしょうかね。

 何はともあれ、再建をするのであれば、政治の都合で採算を無視した企業経営を強制することなくやって欲しいものです。そして政府や地方自治体は、無駄な空港を作った責任を明らかにして欲しいものですね。


邦画3本

 今日は映画の日。

 いつも期待しては裏切られている邦画ですが、「また騙されるかもしれないけど、見てみたい邦画」が3本も重なってしまったので、そして騙されるかもしれない映画にまともな金を払うのは怖いと言う気持ちから、今日、映画の日が1本1,000円で見られるので、まとめてみる事にしてみたのです。

 見たのは「>今度は愛妻家」「おとうと」「サヨナライツカ」です。

 結論から言って、3本とも面白かったです。ええ、普通にお金を出してみても良かったと思えます。例によって例の如く、評価は映画評に書きましたので、ご笑覧いただければ幸いです。



 東京も雪が降りました。2年ぶりの積雪だそうです。

 映画は、埼玉県のユナイテッドシネマ ウニクス南古谷へ観に行ったのですが、映画を3本見終わった頃はまだ雨模様だったのですけれど、ちょっとのんびりしている内に見事雪が降ってきましたよ。

 幸いな事に私の車は先日スタッドレスに履き替えたばかりなので、東京で降る程度の雪に困りはしません。それより、雪国なら、この季節に走る車は全てスタッドレスタイヤを装着していると言って過言ではありませんが、南関東など雪が降る事自体珍しい地域では、その大半はスタッドレスなんてつけていませんし、何より降雪があっても、その雪道非対応のタイヤで走ろうとする事が怖いんですよね。

 雪って、道が真っ白にならない内は滑らないと思っている人も多いようですが、ほんの少し雪の層が出来た程度でも十分滑ります。例え時速10キロ程度で走っていたとしても、1度滑り始めたら、雪道用タイヤをつけていなければ、その制御は殆ど出来ないでしょう。でも、そんな怖さを知らないドライバーが多いのが怖いところです。

 映画が終わってからも少し用事がありましたので、帰途についたのは21時過ぎでした。そしてこの時間では、結構吹雪いていると言える振り方でした。先にも書きましたように私の車はスタッドレスタイヤ装着車なので、雪が降っていない道と同じ程度の速度で走る事が出来ます。当然アクセルもブレーキもそれなりの踏み方をしますが、この程度の雪ならそれで十分グリップしてくれます。しかし、先にも書いたような、この降雪の中をスタッドレスも履かずにノロノロ走る阿呆が結構居るんですよ。どうして彼らは「車を置いて帰る」という選択肢を考える頭を持たないのでしょうか。多分、彼らにタマネギを持たせたら、全部剥いてしまうんでしょうねぇ…

 途中までは一車線道路ですので、前が詰まったら我慢をするしかありません。その後国道254号線が2車線となってからは、安全を確認しつつ車線を変え、一気に抜き去ると言う事の繰り返しです。スタッドレスタイヤをつけていない車は大体時速20キロ程度、そしてこちらは時速60キロ前後で走りますので、結構面白い経験になりました。普段ならもっと混雑している道ですが、1つのノロノロ運転の集団を追い越すと、次の集団までは「道を走っているのは自分だけ?」的な、前にも後ろにも車が見えない風景があちこちにあったのです。

 ノロノロ運転の車につかまったら、果たして家に着くまで何時間かかるんだろうと心配をしていたのですが、どちらかというと、普段より早く帰宅できてしました。いや、こんな事ならもっと雪よ降り続いてくださいと祈ったのは言うまでもありません。


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