The Green Hills of Earth
2010年01月20日(水) |
応援していたんだけどねぇ… |
先の選挙で民主党が圧勝し、政権交代が実現しました。その時、「新しい政権が新しい事をしようとしているのだから、多少の失敗には目をつぶるなりして、長い目で見ないと駄目。短絡的に、すぐに結果を求めようとするのは愚の骨頂」と言う事を下手な表現で書いたのですが…
例えば小泉政権下の郵政民営化なども含め、様々な思惑があり、ある面から見れば素晴らしい事でも、裏に回って眺めてみるととんでもない事に見えたりする事はいくらでもあります。いや、世の中は全て裏表二面を持っている訳で、例えば、ある人の昇進は、別の人の昇進を妨げたりします。そして、その他大勢にはどっちでも良い事という面もありますね。
今回の政権交代では、政権が交代する事で、今までさんざん野党として「自民党のここが駄目だ」と叫んできた事を改善する機会となった訳で、例えば役人がでかい顔をすることを諫めたり、一部ではあっても予算編成をきちんとチェックをして、どれだけ無駄があるかを知らしめたりした訳です。
この仕分けでも、蓮舫議員の言動がかなりニュースを賑わせましたが、それも単なる言葉尻を追いかければ阿呆の言葉に聞こえますが、それはマスコミがおもしろおかしく歪めた物である事は、少し考えれば誰にでも分かる事だと言えましょう。その他にもマスコミが「おもしろおかしく」「部数・視聴率を稼ぐため」を最優先して報道を歪めなければと思う事もあれこれありましたし、多少の失敗は目をつぶって長い目で見れば、その内芽が出てくる事も多いと思って居たのですけれど、最近の民主党はどうしたものでしょうね。
兎にも角にも今やっている事、議員の特権を笠に、一般の国民が理解できないことを無理矢理通そうとしているのは全くいただけませんね。「元秘書が逮捕されたから議員を辞職しろ」と言うつもりはありません。またそんな事は自民党が今までにさんざんやってきた事ですから、自民党がそれを叩くのもおかしい。でも、民主党はそういう部分を不明確なままのらりくらりとしているのでは、自民党と一緒でしょ。ま、ご本人はもともと自民党ですから、体質は全く変わっていないというのは理解しますけれどね。
ここに来て70%を超えていた支持率も40%台に落ち込んでいるそうです。高支持率の支えがあれば、「国民が望んでいる」と言う声も現実味がありましたが、今の支持率で同じ事が言えるでしょうか。ま、言っちゃうのが政治屋なんでしょうけれどね。
長い目で見て国民のためになる政治をして欲しい…望みはたったそれだけなのですが、今の総理、幹事長どちらを見ても、結局は政党の名前が変わっただけ、そして総理が何も決定権を持たずに、影の番長の言う事を聞くだけの傀儡でしかなかったというのは残念でなりません。
大体ね、暫定税率を廃しますと言っておいて、今度はそれに変わる税金を作るって言うのは国民をバカにしているとしか思えないよね。だったら、「公約はこう言ったけど、政権を取って検討を重ねてみたらそれは実現不可能でした。ついては、それをどう変える」と言ってくれた方が良いんじゃないのかな。そんな事だらけのように思います。一番まずいのは、何をするにしても自分で判断できない総理の態度が駄目だと思う。
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