The Green Hills of Earth
twitterでつぶやいていたのですけれど、今日は王将で「飯を食べる」を目的として外出をしてきました。
関西方面に行ったときは気軽に食べられるお店として、良く王将は利用しているのですけれど、考えてみたら、関東で王将に最後に入ったのは四半世紀程昔の事になるようです。
その当時は、西武池袋線の練馬駅が最寄り駅で、駅から区役所方面に抜ける途中に王将があり、それこそ日参と言っても良いくらい通っていましたね。当時の店長さんとも顔見知りになり、特別メニュー(大皿山盛りにおかず、ご飯はおかわり自由で1,000円とか)がいくつかあったりしました。でも、仕事が忙しくなったりして遠のいて、更に引っ越した先にことごとく王将が無かったと言う環境も手伝って、そんな感じになってしまいました。
私が通っていた頃は、関東の王将ではラーメンは扱っていなかったように思います。そしてセットメニューが中心で、関西の王将とはイメージが全然違って違和感がありました。
先日の「黄金伝説」で王将の前メニューを食べ尽くすというのがあり、それを見ていたら無性に食べたくなったので、「今日こそ行く」と心に決めていたのです。
行ったのは、王将の茗荷谷店。何ともこぎれいな店ですね。昔の王将のイメージは全然ありません。ま、大戸屋さん程じゃありませんけれどね。大戸屋さんも30年位前から知っていますけれど、あそこも当時は「汚い安い大盛り」の店だったと記憶しています。今のお店からは想像できません。
メニューを見ましたが、まぁ色々な物がありますね。でも、まだ値段が高いなぁと言う気もします。炒飯セットを頼んでみましたが、うーん…炒飯は私が作った方がうまいと思う。餃子は餃子の満州の方が数倍うまい。でも、ここは「何を食べても安心」的トータルバランスで1番という感じですね。うちから茗荷谷へはかなりきつい坂で隔てられているので、気軽に行くと言うのはちょっと躊躇してしまいますけれど、でもどうせ外食するなら、暫くは通ってみたいなと思わせるおいしさでした。
店を出て、春日通りを上野方面にちょっとだけ散歩です。
途中で面白い建物を見つけたり、そこここにある歴史を紹介した看板を読んでみたり、直感でケーキ屋さんに飛び込んでケーキを買ってみたり、スーパーに入ってみたり…そう、そのスーパーでは、20年位前、秋田県の大曲在住の友人に送ってもらったことのある「嶋田ハム」が置いてありました。結構おいしかった記憶があったので、思わず買ってしまいました。
先日から、「カレーを作ろう」と思って居て、肉を探しているのです。西武デパートなどを見て回りましたが、気に入った肉がありません。悪い言い方をすれば、「デパートの肉屋を利用するような見栄っ張りの人は、高ければ味なんてどうでも良いんじゃないか」と揶揄したくなるのです。兎に角置いてある牛肉は全てが霜降り。私は油の混じった肉がおいしいとは思わないんです。それがどんなブランド牛でも、どんなに高くても、赤身の間に贅肉が入り込んだ肉は「不健康な肉」でしかありません。食べたいとも思わないし、食べたとしてもおいしいとは思えないのです。
今日行ったスーパーにはニュージーランド産の牛肉が置いてありました。柔らかい赤身の肉で、「これだ!」と思いました。値段もそんなに高くはありません。チーズもラクレットなど個人的に基本を抑えたチーズが置いてあって、これは良い店を見つけたなという気持ちになりました。歩いてこられる場所にこういう店があるのは嬉しい限りです。
私の作るカレーは、そんなに凝った物ではありません。ルーも市販の物を使いますしね。使うルーはハウス食品の「ジャワカレー 中辛」です。最近は「プライムジャワカレー」を使う事が多くなりました。
使う具材は、肉(気分で鶏、豚、牛なんでも)、ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、ニンニクです。気分でトマトを入れたりしますけれど、今日はシンプルに。
肉は小麦粉をまぶして強火で炒めて表面を焦がしておきます。タマネギは半量をみじんにして、半量は乱切り。ニンニクのスライスとオリーブ油でじっくり弱火で炒めますが、時間は5〜10分程度。ジャガイモは水に晒した後、ニンジンと共にタマネギを炒めたパーンに放り込んで火を通します。野菜を鍋に移して、適量の水と共に煮込み、途中から肉を加えて、ルーを溶かして一煮立ちさせ、火を止めて一度さまして出来上がりです。
昔のログを探すと出てくるかも知れませんが、色々新しいルーも出ていますので、そろそろ王者の座を他の物に明け渡すときが来ているのでは?と、いくつかのルーを買ってきて、2種類を同時に作ってトーナメント形式で一番好みのルーはどれかを探ったことがあります。結果、やはり王者は強かった。本格的なカレーは店で食べれば良いと思えば、家で手軽に作る事ができるカレーは市販の物で十分。そしてその王者はジャワカレー。これは多分これからも揺るがないことでしょう。
カレーもラーメンと同様、ゲテモノが増えてきました。地域の特産物を入れたものとして、様々な物が出ています。まぁ、そういう風にしないと特色が出ない、差別化が出来ないと言う事情は分かりますけれど、私は好きじゃないとしか言いようがないですね。
いくつかのご当地カレーを食べてみたことがあります。外れを食べただけかも知れませんが、どれも「無理矢理入れました」と言うだけで、決しておいしい物じゃありませんでした。それなのに、値段はかなり高いんです。消費者から見たら騙されて金をドブに捨てられたような物という感じでした。話が飛ぶようにも思いますが、先日発表されたサッカーの日本代表のユニフォーム、あれもデザイナーのこだわりというか思いを込めた物と称してみすぼらしい物という感が否めません。物は理屈じゃないんですよ。結果が全てなんです。カレーにしろユニフォームにしろ「おおっ!」と思えなければ、それは屑なんです。どうして、そんな簡単なことが蔑ろにされた物が出回るのか、私には理解不能です。
閑話休題
野次馬先家族が作るカレーは、同じような工程を経ていても味が全く違います。食べ方も違うし(野次馬先は茶碗で食べたりするんです)、ご飯も私基準では軟らかすぎ。まぁお年寄りも居ますから仕方ないんですけれどね。そんな中でうちのカレーが受け入れられるか心配だったのですが、「ちょっと辛すぎる」という以外は概ね好評だったようです。異質文化を持つ世帯と同居をすると言うことで、我慢せざるを得ない部分は出てくる訳ですが、ここでカレーが不評だったら、私のカレーは封印せざるを得ないかと思って居たのですが、これで多少光は見えたようでホッとしています。
更に閑話休題
そう、茗荷谷は、名前が示す通り谷になっています。有楽町線が通る神田川のあたりから山を1つ越えた谷があり、池袋から続く山からこの谷を通るとき、丸ノ内線は地上に露出します。その辺りに車庫もあるのですが、今日は以前から丸ノ内線を使ってこの辺りを通ると気になっていた、地上に露出した地下鉄と、その脇を春日通りに上る階段の道、この2つを実地で見て歩いてきました。古い土地柄で(マンガ「はいからさんが通る」で、関東大震災で焼け出された小石川っていうのがこの辺りですね←古っ!)道が入り組んでいますので、iPhoneのGPSが役に立ちました。私のような方向音痴が地図もなく行くといつの間にかあらぬ方向に向かっていそうな土地です。
坂道は私のような体格の者には辛いところがありますが、もう少し興味を持ってあちこちで歩いてみたいと思います。
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