The Green Hills of Earth
仙台での仕事はちょっと時間を取りました。
野次馬家族が引っ越してくるまでに、残った工事は終わらせて…これが9月半ばに引き渡しを受ける条件でした。相手も契約通りの引き渡しができなければペナルティが発生するし、面倒は避けたい…そんな風に思ったのが裏目に出たのか、野次馬家族の引越しまでに工事は終わらず、更に「この日に終わらせます」と公言した10月3日の工事でも手抜きが発見されて、再工事と相成ったのですが、それから約2週間、いつ工事をするとも、どうやって工事をするとも何の連絡もなく時間だけが過ぎて、ついに先日、その不満が爆発して「引き渡しから1ヶ月して、未だ荷ほどきができない家に住まわされるなら、その分の補償を求める」と通告をしたのですが、会社側から「補償はできかねる」という回答を受けたので、「それなら2日後の工事予定日に全ての工事を終わらせる事。そちらの言い分としては、工場に発注すべき部材があるとか、そういう話で工事は2週間掛かるとか言うかも知れない。しかし、全国でいくつも工事現場を抱えている御社なら、同じ部材を抱えているところは必ずある。そこからかっぱらってでも部材は調達して。補償を受け付けない以上、うちもこれ以上迷惑を受けるつもりはない。土曜に全ての工事を完了させること。『No』は無し。話は以上」と追い返したのが今週の木曜日。 昨日、「やはり無理です」と泣きついてくるか、それとも「行きます」と自慢気に言ってくるのかと電話を待っていたのですが、22時を過ぎても連絡無し。ふざけるなと連絡をしてみたら、朝の段階で部材の確保ができ、用意ができていたとの事。ただ、3日の工事で手抜きをして、更に家族が買って取付けたものを汚れた手で触って台無しにされ、更に工事後にゴミが散乱していたと嘆く野次馬家族は、「どんなに養生をすると言っても信用できない」と言い張ります。そこで「引越し業者に荷物を預け、養生した上で工事をして、掃除をして家具を戻す事を補償の代わりとして欲しい。何千万も払って家という夢を買った家族の気持ちを汲んで欲しい」と言う交渉をする羽目になり、なんとか受け付けてもらえました。明日どんな工事をするのかに加え、そんな交渉を仙台からの帰り道、トラックの後ろでペースを作ってもらいながら交渉していた訳です。 朝9時前に関係者が到着し始め、家の外壁補修、床の補修、天井部への補強部材据え付け、壁紙の貼り直し、据え付け机の補強工事、洗面台及び防水壁取替え工事、下駄箱の取替え工事などが平行して行われました。 担当営業をして「こんなに業者が集まった現場ははじめて見る」と言わしめた工事ですが、様々なところで時間が掛かったようで、作業完了が20時近くとなってしまいました。が、取りあえず不具合箇所はほぼ直りました。いくつかの保留案件は残りましたけれど、これでようやく「家ができた」と言える状況になりました。一安心です。 リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |