The Green Hills of Earth
2009年10月09日(金) |
なぜ嫌いなのか分からない… |
先日テレビを何気なくつけていたら、山口百恵さんの歌が流れていました。結婚を機に芸能界への露出がなくなった人にしては珍しい事だなと思っていたのですが、今日クリタさんの「幹事クリタのコーカイ日誌」を拝見して、TBSがDVDを出す事を知り、多分その宣伝だったんだろうなと納得しました。
山口百恵さんといえば、一世を風靡した大スター…という事ですが、残念ながら私は殆ど知らないんです。浅田美代子さんが大人気だった頃は知って居ます。南沙織さんやアグネス・チャンさんなども何となく覚えています。でも山口百恵さんや桜田淳子さんが出てきた頃にはテレビを見る事が殆どなくなって居た時代で、音楽も外国物に傾倒して「歌詞で何かを訴えようというのは音楽じゃない。邪道だ」という考えと、「音程が外れまくるアイドルのがなり声は音楽じゃない」という信念で、全く歌謡界に興味を持つ事はなかったのです。
これから何十年かの後、「そう言えばチューリップとかかぐや姫とか結構良い歌うたっていたよね」とか、「さだまさしって話が面白いけど、コミックバンドみたいに思えば歌詞を聴かせる歌も聴けるんじゃない?」なんて思い(失礼)をきっかけに、過去の音楽を受け入れ始めた訳です。
いくら日本の音楽に興味が無いと言っても、日本で生活をしている限り、友達の家に行けば、店に入れば、そして家でテレビがついていればそこここから流行曲って言うのは耳に入っている物で、そんな私でもその当時の曲が流れてくると「ああ、懐かしい曲だな」と思うのが不思議です。
で、今は懐メロとでも言うその時代の歌をあれこれ聞いている私ですけれど、未だ分からないのが山口百恵さんと松田聖子さんの魅力です。
ファンの人には大変申し訳ないですが、山口百恵さんは歌も大してうまいとは思えなかったし、歌に感情がないロボットのような人というイメージが強いですし、松田聖子さんに至っては、多くの人が歌がうまいというのですが、私の印象は「音痴の最高峰」です。あの人程音程を外しまくる人は田原俊彦さんと中居正広さん以外にいないのでは?と言うくらいの印象なのですが…そして、外見の話で恐縮ですが、松田聖子さんの顔って私には「将棋の駒」に見えたんです。いつの間にかそれだけ張っていたエラがなくなって居るのが不思議なんですけれどね。
兎に角、過去のくだらない信念、偏見を捨てて、多くの歌を受け入れるようにしている今日この頃ですが、山口百恵さんと松田聖子さんの歌だけは聴くのは我慢もしますが、金を出して買う価値はないと思っている次第…でも、両人とも熱狂的なファンを持つ大スターだったのも事実で、なぜ私はそういう一般受けする人を好きになれないのか、これを解けば、自分の偏屈さを懐柔するきっかけになるんじゃないかなと思うのですが、何ともうまくいかないものです。
本当、一体何が悪いんでしょうねぇ…松田聖子さんはデビューして1年くらいの間の音痴さがあまりにも印象的すぎて(この人はどうせ音痴だからと偏見に凝り固まって)正常な判断機能を奪い去られているのかも知れませんが、山口百恵さんの方が分からないのですよ。別に嫌いになる要素は見あたらないのに、そしてどこかで山口百恵さんの音楽が流れていても不愉快になる事もないのに、なぜ好きになれないのでしょうねぇ…不思議だわぁ
いつもの決まり文句ですが、好き嫌いは個人的偏見の産物であり、他の人がどう思おうと私はこう思っていると言う事ですから、「それは間違っている」とか言わないようにお願いします。私も私の考えを「これが正しい考え方だ」と言うつもりも、押しつけるつもりもございません。
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