The Green Hills of Earth
昨日は日曜日だったので、(毎日日曜みたいな物だと言う事はおいといて)、引越し作業は一休みしていましたが、今日から改めて作業を再開です。
ペッパーランチというチェーン店、7都府県7店舗で食事をした11人がO157による食中毒になったんだそうです。 お店の方針で、お肉は半分程火を通した状態で、後は「客の好みの焼き具合で」食べるようになっていたとか。 うーん、私は「ベリーレア」が好きなんですよ。「フォークでつついたらモーと鳴くくらいの肉をネ」なんてハインライン氏の小説まるまる受け売りの言葉で注文をするのが好き。ベリーレアですから、中心部はほんのり暖かい程度で、多分O157が死滅する温度には達していないでしょう。ですから、私はO157に感染しやすいかも知れません。 10数年前、北海道は厚岸の道の駅で海鮮バーベキューというのを食べました。店頭で売っている食材を自分で選んで買って、それを店内の網で焼いて食べると言う物。そこで牡蠣を食べたのですが、見事にあたってしまい、夜、猛烈な腹痛に襲われ、その日は寝る時間も惜しんで吐いていました。幸い翌日にはケロッと直ったんですけれどね。 生ものを素人の加減で火を通すというのはとても難しいです。特に客には危機意識はないですから、牡蠣であれ牛肉であれ、生でも食べられると言う先入観がありますから、多少火が通ったら食べられるでしょと思うでしょうね。 多分、ペッパーランチという店のコンセプトもレアに焼いてあるから、後はミディアムでもウェルダンでも好きに焼いてくれ(最低限の火は通してある)と言う事だったと思います。 もし、「中心まで57℃の温度になるよう加熱してO157の心配はなくなっています」という張り紙のあるステーキ屋さんが現れたとしたら、私は絶対にその店には行かないでしょう。私の好みとして、その店のお肉がおいしいとはとうてい思えない焼き加減になっているからです。 おいしい物を食べる時、そこに危険と表裏一体という不条理な物もあります。中には食べたら寄生虫の心配があると言う物もあります。私はそれが怖いので寿司ではサーモンを絶対に頼まないのですが… 兎に角、おいしいお肉を食べたいと思って行くのですから、焼き方はレアにこだわりたい。それを安心して食べるためには、お肉の管理をきちんとしてよねと言うしかないのです。 果たして今回このペッパーランチという店にそう言う意識があったのか、それとも儲け優先で原価を惜しむあまり、バイトへの意識徹底が疎かになっていたのか疑問が残りますが、これを機会に危機意識向上はして欲しいものです。そして、どうかこういう事でステーキハウスに風評被害が広まらない事を祈ります…だって、この引越し準備期間中、あちこちで見かけるお店「KENNEDY」とか、ステーキとは違うけど「情熱ホルモン」とか行ってみたいですもん。行く前に潰れる事のないよう…お願いしますよ。 リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |