The Green Hills of Earth
党首討論が行われたようです。
日本では古くから「文武両道」という言葉を重んじています。また、欧米でもスポーツマンという言葉の中には、「フェアプレーを重んじる」とかまぁ、西洋文化と東洋文化のニュアンスの違いはありますが、文武両道に近い精神が尊重されます。 しかし、今の日本はどれだけ文武両道という言葉が尊重されているでしょう。例えば高校野球などは、選手主体のイベントだと言いますが、学校の宣伝のため、全国から有力な選手を集め優勝を狙うチームもあります。ベンチに入りきれない、選手として試合に出ることなく学生生活を送るような部員がたくさん居るチームもあります。そして全てがそうだとは言いませんが、かなり多くの選手は文武の「文」をどこかに置き忘れて居る気がしてなりません。 大学を卒業したと言う肩書きを持っていても、実は「スポーツで優秀な成績を収めた」と言うだけで、「文」は全く不問のまま入学し卒業していくと言う事も珍しくないようです。翻ってアメリカの大学では、アメリカンフットボールの有能な選手でも、シーズンオフは別のスポーツをするとか、「この選手がキーマン」と言う程の生徒でも学業で成績が一定の水準に達しない場合は試合に出場できない(監督采配…チームカラーとして)場合もあるようです。その結果として、例えばジョーダンなどはバスケットを引退した後、プロ野球に転向していますし(その後もう一度プロバスケットに復帰)、多くの選手は引退後も多方面の事業を成功させています。日本では解説者、コーチ以外はタレントになるか、焼き肉屋さんなどの飲食店くらいでしょうか。 テレビの某番組を見ていると、それが真の実力なのかキャラとしての役作りなのか、お馬鹿キャラを演じている人が多々見受けられます。キャラなら問題はないのですが、キャラを演じているようにみせて、本当に地でいっている人もいるように思います。 そこで私の提案ですが、学生スポーツは、その試合前に実力テストをするべきだと思うのです。 その問題は中学生や小学生の問題でも良いと思いますが、「高校生なら分かって当然」の試験を試合の前に実施して、一定の点数を取れない選手は出場禁止とする訳です。 そういう制度を導入するだけで、勉強もせず練習のみと言うひずんだ環境はかなり打破できるようになると思います。 「高校生なのに、小中学校の問題すら解けない生徒が試合に出ることを禁止する」と言う事に対して「それは、生徒に対して不公平だ」とか「それじゃあ生徒が可哀想だ」という意見は出てくるでしょうか。 正直な話し、私は高校生なら高校生の問題をきちんとクリアして欲しいと思います。学年に応じた試験をして、一定の学力に達していない人は「文武両道ではない」と切り捨てることも大切だし、それが長い目で見て生徒を育てることになると思います。皆様におかれましては如何お考えでしょう。 リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |