The Green Hills of Earth

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☆★CF-W2関連:「分解/HDD交換」 / 「キー清掃」★☆

2009年07月18日(土) 盛岡にて

仙台で友人をおろして、さて、どこに行こうと考えたのですが、当初は先ほど仙台でおろした友人を拾うのは、月曜の朝という事で、土曜と日曜、そして月曜の朝までが自由時間の筈だったのですが、友人の都合から拾うのは日曜の夕方と言う事になりました。つまり16時間位予定が詰まってしまった訳で、これだけ時間が詰まると流石に青森は辛いところがあります。という事で、青森行きはすっぱりと諦めて、岩手の辺りをうろうろしてみようと言う事にしたのです。

…が、天気は雨。更に朝、時間調整をするために友人宅近くのファミレスで朝飯を食べている時、それまで掛けていたメガネのレンズを止めるネジが飛びました。いや、実は以前このメガネを誤って踏んでしまって、その時フレームが歪んでしまったのを直して使っていたのですが、昨日も同じ現象があって、これはまずいなと思いつつ、ネジロックという固定液をつけてこれで良かろうと思っていたのですが甘かったようです。こんな事もあろうかと予備のメガネを持ってきていたのです。どうです、この万全なる準備…と自慢したかったのですが、そのメガネのレンズに直づけされている弦が少し歪んでいるので、少し修正しようと力を入れたら、レンズが欠けて弦が取れてしまいました。こりゃ予想外です。

そんな訳で、友人と別れて最初にしたことは、駅前のロフトに入っているZOFFに行ってメガネを作る事でした。ここでこの9ヶ月の間に2回メガネを作っているので、データがあれば視力検査が抜け、早くメガネが作れるという寸法です。読みはしっかり当たって、フレームは速攻5分で決め、メガネの作成は30分で完了しました。とは言え、移動時間などを含め、結局メガネを手にして出発したのはもう昼過ぎでしたけれどね。

この時間で、外は雨ですから、もう今日は移動するだけで終わりそうです。そう考えつつ、高速道路のICに向かったのですが、凄いですねぇ、昨夜走っている時も結構な量の車が走っていてびっくりしたのですが、この仙台東ICに降りてくる自動車が大行列を作っています。更にそこから盛岡方面に向かって走る最中も関東ナンバーの自動車が鈴なりですし、中には香川だとか山口なんてナンバーの車も走っています。みんな高速道路一律1000円の効果という事なんでしょうね。

人気取りとして「高速道路一律1000円」というのは良かったかも知れませんし、それの恩恵にあずかっている人も多いでしょう。かく言う私もそうです。でも、多くの人がそう感じていると思いますが、本当に日本が国として環境を考えるとしたら、二酸化炭素削減を考えるとしたら、一律1000円などと税金を投入すべきは自動車ではなく、鉄道だったと思います。まぁ、鉄道の場合はJR以外の私鉄や第三セクターなど様々なものが入り乱れていますから、全てが天下り会社の自動車関連より議員や役人のうまみも少ないと言う理由もあるでしょうし、不公平感をなくす努力なんてめんどくさいと言うのもあったのかも知れません。しかし、自動車と鉄道、どちらがより低公害で大量輸送が出来るかを考えた場合、どちらが補助されるべきであったかは明らかです。鉄道を補助した上で、地方でのレンタカーを更に補助する形にすれば地域振興にも弾みがついたのではないかと思えます。また、ETCを使わない人はサービス対象外とは不公平だと言う不思議な不満を言う人もいることから、世の中は「阿呆も利口も、努力する人もしない人も同様の恩恵を受けられるべきという社会主義的発想」の不公平に満ちあふれているようですが、自動車で税金を投入して人気取りをするなら、今の形だけではなく、更にハイブリッドなりのエコ対策車は更なる割引をするなど、差別をすればもっと面白かったのにと思いますが如何なものでしょうね。

閑話休題

結局、高速道路で移動している最中も雨がやみそうになるかと思えば大雨が降ったりして、概ね悪天候です。もう観光どころじゃありません。と言う訳で、盛岡で降りて、落ち着くことにしました。

本当は短角和牛を食べたかった。でも、お店で食べるのは勇気がいります。言い方は悪いかも知れませんが、お店で食べたからと言っておいしく料理をしてくれるとは限らないからと言うのが理由です。

ここでも何度か書いていますけれど、私がステーキ肉を焼く時は、通常ステーキ用として売られている肉を5〜10枚重ねた位の厚さに切った肉をベリーレアで焼いて食べるのが好きなんです。味付けは塩と胡椒で十分。ベリーレアでと頼んでいるのに、鉄板に乗せてくる店は勘弁して欲しいし、ベリーレアとレア、ミディアムさえ区別がつかない焼きしかできない店も勘弁して欲しい。きちんとそういう事が任せられる店は少ないし、試すには無駄になった時の出費がとても大きいんですよ。貧乏な今、そんな贅沢は出来ません。

そんな訳で、短角和牛を食べるのは諦めて、ぴょんぴょん舎というお店に行ってみました。

たまたま通りかかった所にあったと言うのが本当のところなんですけれど、先日「冷麺が食べたい」と調べた時にその独特な名前が焼き付いていたのですかね。

行ったお店は稲荷町本店でした。大雨の駐車場から眺めたお店は「こぢんまり」と言う印象だったのですが、入って見ると更に奥があり、店の造りも私好み。焼き肉も冷麺もおいしくて、「高速代とガソリン代、そして片道5時間を掛けてまた食べに行こう」と思う程おいしかった。いや、そう思う程、家の近くの焼き肉屋さんがおいしくないという事なのかも知れません。

このお店、銀座にも店を出しているようですが、私はそちらには行く気がしません。というのは、私が好きなラーメンの一つである、青森県の和歌山という店のシジミラーメン。十三湖のお店では本当においしいのですが、青森市内で食べた同じ店の同じラーメン、同じ筈ですが味が違います。もしこれが東京に店を出したとしても更に水の悪い東京で同じ味になるはずがありません。ぴょんぴょん舎も同じで、東京で雰囲気を味わうのは良いとしても、あの味を味わいたいなら東京に期待する方が間違えていると思います。だから、食べたくなったら、がんばって時間を作って盛岡まで食べに行くのです。

満腹になるまで堪能して、後はマンガ喫茶で一夜を明かすことにします。


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