The Green Hills of Earth
2009年07月06日(月) |
腰痛い…美味しんぼと私 |
腰痛でダウン中…今日痛みが引かなかったら明日は鍼を打とう。
最近「美味しんぼ」を読んでいます。 このマンガが連載を開始した頃は、まだビッグコミックスピリッツという雑誌を読んでいたと思いますが、程なく雑誌を買うことをやめてしまったのと、食べ物で能書きをぐちゃぐちゃ言うマンガには辟易としていた事もあり読まなくなってしまいました。でも、先日ちょっとした気まぐれで読み始めたら、結構面白いですね。
私は、コンピュータのソフトウェア開発に携わっています。仕事柄、ダム建設や原子力発電所関連の他、銀行、テレビ局のシステム、高速道路や鉄道の管制システム、某航空会社の予約システム、冷凍食品工場の生産管理システム、大手化学工場の生産管理システム…そんなものをやってきています。
その中で、ダム建設機器を設計するために全国のダムを回り、当時の水資源開発公団や道府県の役人と打ち合わせをしたり、資料を眺めている中で当時の建設省の役人や役所の担当職員の無能ぶり(当然、優秀な人も数多くいます)、土建屋と議員の癒着としか考えられない一般の人の目には殆ど触れない無駄工事の実態などが見えるようになりましたし、原子力関連の仕事で、電力事情などを知るにつれ、単に「原子力は悪」と頭ごなしに反対する人達のいい加減さというか、日本という狭い国の中で、これだけ多くの国民の贅沢を満たすためにどうやって発電をしていけば良いのかと言うことも考えさせられました。また、趣味というのか分かりませんが、本来の自然とはどうあるべきなのかという事も古くから興味がありました。
私がこの雑文の中で時々書く役所批判や自然への接し方などは、そういう経験に基づいて書いた物なのです。
なぜ、今更そんな言い訳めいた話を書くかというと、私はびっくりしているんですけれど、私が言いたいことは、私が読まなくなった後の「美味しんぼ」に結構書いてあるんですね。これも1人の偏見に基づいて書かれた主張であるという部分もありますが、でも、結構頷けることが多いのです。長良川の河口堰反対運動…懐かしいなぁとか、色々思い出すこともあります。
私がこの雑文で書くより、このようなマンガがより多くの人に同じようなことを言っていたんだなと感心すると同時に、私のやっていたことは(知らずにとは言え)二番煎じのような物だったなと恥ずかしく思ったりしている次第…それでもスタイルは変えようがありませんけれどね。
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