The Green Hills of Earth
リニア中央新幹線計画が、長野を通るルートで揉めているようです。
全国交通事故遺族の会のメンバーが、トヨタの株主となって、ドライブレコーダを前者に標準装備するよう経営陣に訴えることにしたそうです。 事故記録装置「全トヨタ車に」 遺族、株主になり直訴へ 全国交通事故遺族の会(東京都中央区)のメンバーが、トヨタ自動車の株主になって23日の株主総会に出席し、全車に「ドライブレコーダー」を標準搭載するよう経営陣に訴えることを決めた。レコーダーは交通事故の前後の様子を映像で記録し、原因究明に役立てられる。 同会が18日、国土交通省で記者会見して明らかにした。 レコーダーは、事故の衝撃などに反応してフロントガラス越しに小型カメラで事故の前後の映像を記録する装置。同省によると、原因の分析に有効なうえ、運転手の安全意識の向上にもつながるとして、タクシーやトラック業界で広まりつつある。だが標準的なタイプで1台5万円前後するため、自家用車ではあまり普及していない。 大切な家族を亡くした遺族にとって、事故の真相究明は切なる願い。そこで同会では、「メーカーがやる気になってくれれば」と、今年春にメンバー17人がトヨタの株を取得。うち7人が株主として総会に出席して経営トップに直訴することにした。同会理事の片瀬邦博さん(66)は「業界に大きな影響力を持つトヨタに率先して取り組んでもらいたい」と話している。 トヨタの広報担当者は「安全性の向上は最も重要な課題。装置の標準装備は価格に関係するので、利用者の声を聞きながら検討していきたい」としている。 (2009年6月19日9時9分) asahi.comより引用 世界一となったトヨタ自動車ですが、私の目にはトヨタが世界をリードしているイメージはありません。他社が作った自動車をリファインする技術がうまいのは分かりますが、その時々で客に媚びる自動車を素早く作って送り出している感じが否めません。 安全基準にしても、自動車を作るコンセプトにしても、うわべはきれいに取り繕っていますが、ピンと張った一本の筋というものが全然見えてきません。 例えばテレビなどでは、プリウスを大々的に取り上げていますが、F1でのハイブリッドシステムであるKERS…ここにトヨタの名前が出てこないのはなぜでしょう。全体の流れとして、KERSは時期尚早だったという事か、次々と採用をやめるチームが出てきて、今はマクラーレンとフェラーリのみとなってしまい、更にはフェラーリも来期は取りやめとアナウンスがあったようです。乗用車としてのハイブリッドシステムとKERSでは用途も違いますし、メリットはないのかも知れません。しかし、コンパクトなシステムで力を蓄えるためのシステム作りとして、自称ハイブリッドのリーダであり、世界一の巨人となったトヨタは、先陣を切って開発をする義務があるんじゃないのかなと私は思うのです。逆にKERSすら出来なくて、何がプリウスだよとも言える訳です。 閑話休題 さて、冒頭のニュースです。例えば飲酒運転によるトラックの暴走のもらい事故など、自分は安全運転をしていてももらってしまう事故が多発しています。そんな中でドライブレコーダは注目されるべき装置であり、簡単に改ざんできないよう、飛行機に搭載されるフライトレコーダのような装置となれば、かなり事故の検証に役立つでしょう。更に映像だけではなく、室内のアルコール濃度検出とか、会話の録音などもされるとすれば、例えば既に法律で禁止されているはずの電話に夢中となって起こした事故だったとか、飲酒運転が原因だとか、そんな事も分かる訳で、これは決してプライバシーの侵害とならないと思うのですよ。 で、そう言うような提案は、事故の遺族からの叫びとしてではなく、世界をリードする企業からの提案という形ででるべきものではないかと思うのです。しかし、トヨタにはそんな動きをする素振りさえありません。相撲の世界では横綱になったら、横綱らしい相撲を取れと言う命題があります。横綱なんだから、立ち会いで変わったりせず、相手をどっしり受け止めて相撲をしろと言うことです。私にはトヨタというメーカーは、どう見ても横綱には見えません。例えば高見盛のパフォーマンスのように、客が喜ぶことをするだけの小兵に見えるのです。車の造りはうまいですから、技能賞を常にもらう小結と言う所でしょうかね。 確かに私企業ですから、自社の儲けは大切でしょう。しかし、いつまでも小兵のような戦略しか立てられないのでは、メーカーとして如何なものだろうと思います。そして、私ごときにそう思わせてしまうところが、私がトヨタの車にだけは乗りたくないと言わせる理由なのです。 どうか「さすが、世界のトヨタだねぇ」と喜ばれる車作りのコンセプトを見せつけて欲しいものです。
先日中断していたSONY VAIO Type PのXP化ですが、本日WindowsXPのDVDが届いたので、作業を実施してXP化しました。 結論から言えば、快適至極! 極楽気分です。 まだ、WindowsXPをインストールして、ウィルス対策としてAntiVir、WebブラウザとしてFirefoxをインストールした程度ですが、とにかく起動が速いです。Vistaの時は「本当に立ち上がるつもりがあるのか」と疑問になったものですし、起動後も「やる気ある? 落ちてる?」と常に「?」をもって接する必要がありましたけれど、XPでは今のところ快適そのものですよ。 まだ入れたばかりなので断言はできませんけれど、これは本当にやってよかったと思います。ま、私の場合、このパソコンでやろうとしているのは、ちょっとインターネットのページを見て、メールの送受信ができ、テキストの書き込みができればいいという程度ですから、多機能である必要なんかありません。何よりも速度重視の人は、これにて救われるんじゃないでしょうかねぇ。 リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |