The Green Hills of Earth
下着のパンツとシャツ、私はこれをバカにしていました…
適当に安い物を買って適当に着ていたのですが、まぁ太っていますのでお腹が出たりしてみっともなかったんです。で、先日下着を買い換える時に、自分のサイズを冷静に見つめ、ちょうど良いサイズという物を買ってみたのです。
結果、まぁ当然ですが、お腹が出るようなことはなく、安物の何枚でいくらという製品ではありますが、着心地も良いです。やはり今迄小さなサイズの下着を無理矢理着ていたんだなぁと実感してしまいました。
ここでは良く書いていることですが、私の足は5Eというサイズで、私が上京してきた頃は3Eの靴でさえ殆どなかった時代でしたので、私にとって靴とは「どんなに丈夫と謳っても、半年も持たないもの」と言う既成概念があったのです。が、上京してからある靴屋で粘って求めた「REDWING (レッドウィング) Irish Setter (アイリッシュセッター)」というブーツがぴったりで、その靴になじんでからは、他の靴では落ち着かない。この靴を履くとホッとするという事を実感しました。
靴1つが2万円以上で、更にほぼ2年ごとに1万円ちょっと掛けて靴底を張り替えていると言う話をすると、友人の中には「もったいない。私だったら、安い靴を半年ごとに買い換えた方が良い」と言う人もいました。確かにその方が毎回新しい気持ちになれるかもしれません。でも、私は「長年掛けてなじんだ靴の快感」を知ってしまっているのです。知らない人にそれを理解してもらうのは難しいでしょうね。
私は年をとってから、自分の経験を踏まえて若い人に「若い内に苦労はしておいた方が良いよ」という話をします。いや、これは自分だけではなく、多くの人がまじめなアドバイスとして語っている言葉でしょ。でも、それを聞く若い人は「はいはい」という感じで聞いています。ええ、私も若い時はそうでしたよ。で、そんな私が年をとってから、あのときもう少しがんばって勉強しておけば…と思うからこそのアドバイスなんですけれど、その必要性が分からない人には「うるさいおっさんの話し」「おれはそんな風にはならねーよ」的な話にしか映らないのですね。まぁこればかりはどうにもなりません。兎に角、靴の快感って言うのもこの話と一緒です。経験してみなければ分からない事なんですよ。
で、かく言う私も、靴の快感を知って居るのに、それを下着に当てはめて考えることをしていなかった…そして今回改めて「体に合う物を身につける」事の大切さを実感しました。
ちょっと話は横にそれてしまいますが、女性の下着って言うのも、ヒモのような形状の物から、お腹をすっぽり覆い隠すものまで様々ありますよね(ガードルまで考えると更に複雑です)。勝負下着と体によい下着は違うとか言われますけれど、今回自分が経験したことも、ある意味乱暴に極論すれば、それと同じ事なのかなと思ってしまいました。 勝負下着(私の場合は、単にサイズが小さかっただけですが)をつけていると(女性はお尻、私はお腹)の収まりが悪く、体によい(私の場合は適正サイズなだけ)下着は全体を適度に包んでくれるけど、見た目は悪い(私の場合は、赤塚不二夫さんの書く「でかパン」そっくりになってしまう気がします)。今回の件で、女性の下着について少しは分かったような…訳ありませんね。
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