The Green Hills of Earth

日記内検索は目次ページにあります。
☆★CF-W2関連:「分解/HDD交換」 / 「キー清掃」★☆

2008年12月22日(月) 野次馬の目で見た…部品選び / M-1グランプリのこと(ネタバレはないつもり)

土曜に設計士を交えた打ち合わせを行い、第一段階である家の外観、部屋割りが決定しました。

数社から図面と金額の提示を受け、比較した上で1社に絞り込んだのが10月末。
私的には、「これが良いと選んだ図面なら、それを更に練るくらいで良いはず」と思うのですが、今回はその図面を1度破棄して新しい要望で家の図面を作るに至りました。その結果結論が出るのに2ヶ月を要しました。確かに不満の少ない図面にはなったと思いますが、でも、最初の図面を超えられたのか甚だ疑問ですし、私の目には最後まで見積もりで競った別の会社の図面に限りなく近くなったように思います。そしてその最終決定の時は「図面がとても良い。こんな家に住みたいと思った」と言って、落とした会社の図面は評価していなかったのにです。私は野次馬ですが、個人的には落とした会社の方が良かったと思っているところがありますので、図面までそちらに似てくるなら、何でこっちの会社を選んだの?と今更ながら思ってしまう部分があります。ま、野次馬ですから黙っていますけれどね。

兎に角、土曜の打ち合わせで、その設計士が描いた部屋割りを了承しましたので、これを元に正確な図面を引いてこれを元に部品の発注に入ると言う事になりました。

今年はこの打ち合わせを最後にして、次回打ち合わせは年明け。そして、そこからは今度はコーディネータとかデザイナとか名乗る人が出てきて、屋根や外壁、屋内のフローリングや壁などの色、模様などに加え、シンクやトイレ、風呂などの部品選択、さらにはコンセントなどの位置や個数などを決定していく作業となります。

早い人はそれらを一日で終えてしまうらしいのですが、この家族はどうするんでしょうね。
兎に角、のんびり構えていたらいつまで経っても終わらないって言うことで、昨日はまた運転手としてかり出され、メーカーのショールーム見学に行ってきました。

行ったのはクリナップとさんウェーブ、Panasonic、TOTOの4社。たまたま近くにこれらのショールームが固まってあったので助かりました。

で、見学して思ったのは、サンウェーブのシステムキッチンの一押しアイデアであるらしい「パタパタくん」(前面引き出しの更に手前に配置した包丁やお玉などを収納できる薄型ポケット)は、ネットなどで見る限りはとても使いやすいアイデアに見えたのですが、実際に使ってみると、少なくとも私たちには「これは駄目だ」という結論に至りました。
確かに空いたスペースに納めるアイデアは素晴らしいと思うのですが、高齢の人に、あの位置のフックにお玉をかけたりするのは大変じゃないかなと思えますし、お玉を出して、その次に引き出しを開けたい状況の時、こっちを締めてあっちをあけてと大変な感じがします。

クリナップの方は、先日インターネットの同社サイトで見つけたS.S.シリーズに興味がありました。S.S.シリーズ自体はシンクを高品質のステンレスで作るというコンセプトのものなのですが、そこに「S.S.サーボ」というものが加わり、今迄多くの会社が採用してきた「静かに閉まる」引き出しに「押せば静かに開く」機能が加わったのです。

ダイソンの掃除機を買うとき、店員さんが「これは国外メーカーのものなので、基本的に操作は足で行うよう作られている」と説明を受けました。確かに電源コードの収納や吸い込み口等についている切り替えスイッチ類は全て足で踏んで操作する形でした。足で処理をすることを「行儀が悪い」とする日本では、この手の作業も全て手で行う形が普通でしたので、立ったまま作業ができるこれは「便利だなぁ」と感心したものでした。
同様に、このS.S.サーボというのも、一番下の引き出し以外(ここは安全のためわざと未対応らしい)は、ちょっと指なり足なりお尻で押せば引き出しが開きますし、適当に押し込めばきちんと閉じてくれます。例えば油や粉がついた手でどうしても引き出しを開けなければならない状況でとても便利に使えそうです。「そんなときは1度手を洗って…」というのが本当の正解なのかもしれませんが、そういえない逼迫した理由というのが料理をしている時には必ずあるものです。

基本的な機能はそれぞれの会社が真似しあっているようなので、どこの会社を見ても大きな違いは見つかりません。一昔前のシステムキッチンに比べるととてもすごい工夫があちこちにあって、収納力が格段に増えていますね。ただ、それはどこのメーカーも同じようなものです。そんな中でそのS.S.サーボの機能が輝いて見えたと言う事で、値段との兼ね合いもあるのですが、とりあえずシステムキッチンではこれと決めた模様です。私も引き出しの使い方、KURAと言う11〜15度の環境を作る引き出し(味噌や調味料を入れるのに便利)などがあるこのシリーズは良いと思いました。

トイレはTOTOで多分決定。今回選んだハウスメーカーではINAXの方が安く買えるそうですが、私の影響で皆TOTOに慣れ親しんでいるのでTOTOで決まりです。出張などが多いのでいろいろな形の便器、お尻洗浄装置を使うのですが、私にはTOTOがあっています。そして殆どで歩かない野次馬先の家族はどれでも良いのでしょう。

お風呂はまだ未定です。ただ、シャワーはTOTOに良い物がありました。風呂に入らずシャワーだけと言う時も、マッサージ効果などが期待できるもの。実はこれも私が強く推薦したものです。仕事が深夜に及んで帰宅できなかったときに泊まるところに装備されているシャワーなのですが、メーカが分らず困っていたのですが、TOTOのショールームに行ったらあっさり解決でした。絶対にこれはお勧めですよと力強く推薦してしまいました。

湯船や浴室自体については、まだまだ検討する余地がいろいろあります。滑らない、水捌けが良い、掃除がしやすいは今時ならどれも揃っているでしょうから、それ以外に例えば寒い時に如何に浴室内を暖める機能があるかとかそんなところがポイントとなるでしょうか。

兎にも角にもここであげた商品は、多分間違いなく見積もりの時に想定した値段を超えているものだと思います。つまり見積金額より実際には金が掛かるだろうと言う事…果たして大丈夫なんでしょうか。私は予算を削る場合にはどこから削るべきか等をひっそりこっそり検討し始めました。野次馬なんですから、のんびり見物していれば良いんですけれど、やはりちょっと心配しちゃうもので…


M-1グランプリのこと

クリタさんの「クリタのコーカイ日誌2008」2008年12月22日「M−1は審査員を替えた方が良い。」を拝見しました。(←こちらはネタバレあり)

クリタさんは「審査員が、芸人の芸を『はじめて見た』というのは審査員の四角があるのか?」「芸人のターゲット(若い人)から外れた高齢審査員は去れ」と仰っているようです。でも、本当にそうなんでしょうか…(あ、否定している訳じゃないですよ。私の考えはちょっと違うというだけ)

一緒にはならないかもしれませんが、例えばその昔、別冊マーガレットという少女漫画誌の漫画教室には鈴木先生というベテランの先生が投稿してくる人たちのマンガを審査していました。その時代の雑誌の対象年齢層から言えば、先生のマンガは一時代も二時代も昔のものですし、多分にギャグのセンスも、少女の多感な感情も分ってもらえないものだったかもしれません。が、先生が頑固にいたおかげでマンガのレベルは一定に保たれていました。
その先生が引退した途端、この雑誌には稚拙な絵の漫画家が増えました(中には明らかに他の先生の模写とか、子供のお絵かきとしか言いようのないものまである始末)。まぁ、それでも同世代の子供には受け入れられたという面ではそれはそれでも良かったのかもしれませんが、今の漫画の多くがお絵かきみたいな絵になってしまったのは、その辺りで手綱を緩めすぎたせいであろうと私は思っています。

古いことを踏襲することが良いといっているのではなく、古いものにも良いものはあるし、古い人にも学ぶべきことはある。そして、古い人が守っていかなければならないものもあると私は思っています。

お笑いは感性ですから、古い人にはわからないという面もあるでしょうけれど、別の見方をすれば、お笑いは古くからあるもので、表面を取り替えているだけでその基本は余り変わっていないものだという事もできるでしょう。

そういう目線で見れば、ベテラン芸人が冷静に分析した評価というのは客観的で若手芸人には大変ありがたいお言葉ではないかと私には思えます。
1審査員の評価が全体とずれていたかどうかは、番組中で島田伸介さんが言っていたように「ここまで来ると、これは好みの問題になってしまう」と言う事で、正直私は今回優勝した人たちが面白いとは全然思えませんでした。ですからいくばくかの人が「優勝は順当だ」といわれていますが、私には「そうなのかなぁ?」としか思えません。でも、多くの人はそれを面白いと感じたんでしょう。皆が同じ方向を向くのはおかしい減少です。審査員も一緒ですよね。様々な意見があって、その中で様々な評価があるから面白い。

ですから失礼ですが、私はクリタさんとは反対で、若手芸人は若手にだけ受ければ良いやと言う気持ちではなく、老人も巻き込んでやる位の勢いでやって欲しいものだなと思う次第。


目次(検索)前へ後へHomePage


リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。
mail address
COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010