The Green Hills of Earth
2008年12月06日(土) |
野次馬が書く…図面打ち合わせ |
(これは12月9日に書いています)
野次馬の目で見る一軒家新築計画ですが、各社の競争見積もりが終わり、その時の図面で一気に建築へと向かうのかと思っていたら、「その図面も良いけど、別の案も検討したいからもう一つ書き直してみて」と無体な(私にはそう思える)提案がでて、ようやく本日、その結果としての図面を前に打ち合わせができました。
結果としては,基本的合意に達しました。が、野次馬としてみていてやはり今回も感じたのは、「素人は怖いなぁ」という素直な感想。「何千万円もかけるんだから後悔しないように」という気持ちは重々分る。そして、私も「せっかくプロに頼むんだから、要望は些細な事でも遠慮無く言いましょう」とは言いました。けど、「要望は全て盛り込まれる」とは言っていないんですよ。期待したい気持ちは重々分りますけれどね。自分の家の大きさ、使い勝手も考えず(考えているのかもしれないけれど矛盾に満ちあふれている)、要望をただ並べ立てるだけの素人に、これらプロの営業と図面屋は辛抱強く対処しなければならないのですね。いくら「これで金をもらっているんです」と言われても、頭の下がる思いです。私にはできないだろうなぁ…
あと1つ、それは個性による物だと思います。私は居間の住まいがそうですがリビングとダイニングとキッチンは1つにまとまっていて全部で20畳くらいでしょうか。キッチンは一応仕切りがありますけれど、カウンタ越しに中とコミュニケーションはとれますと言う形です。その広さの中にソファを置いて一応リビングとダイニングを区切ってはいますけれど広い部屋を広いまま使いたいと思います。一報野次馬をしている家の人は、放っておくと部屋を1畳とか1.5畳に区切りたがる。「昼間にちょっと横になるけど、突然の来客の目に触れない部屋」とか…そんな場面が一年に何回あると言うんでしょう。また、そういう事になるなら、ちょっと横になるのは寝室でやればいいじゃないの。さっきも書きましたが、大豪邸ではないのですから、そんな部屋を作る余裕がどこにあるというのでしょう。第一1畳とか1.5畳の部屋って、そんなの他に何の応用もできないですよね。そんなモグラの巣みたいな役に立たない部屋を作ってどうするつもりなんでしょう。私はその部屋を作るために増える壁の面積の方が気になりますわ。で、それらは何とか説得して却下したんですけれど、最後に残ったのがリビング。老人だから足腰が弱くなっている。だから食事は食卓にしたいけど、のんびりするには畳が良い。だったら、3畳だけ畳にして(こたつを置いて2人が座ったり横になったりできる)後はフローリング…だからさ、そんな中途半端をやっていたら駄目なんだってば。大豪邸なら何をやっても良いけど、狭小住宅は物事を1か0かで決めていかないと「どちらにも使いにくい」だけの家になっちゃうよ。って事で、今回は「足腰が立たなくなったらは足腰が立たなくなったときに考える。従って今回、リビングは畳とする」と決めたのでした。
野次馬の私は、「あんたたちはみんな高齢なんだから、いつかはいつやってくるか分らないよ。だから、畳への郷愁は断ち切ってフローリングにするのが正解」だと居間でも思っています。けど、私は野次馬ですからね。本人たちが「畳が良いわなぁ」と強く思っているなら「どうぞご自由に」としか言えませんもんね。さて、この後どうなるでしょうね。
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