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2008年11月12日(水) 逆差別でしょ / エコなの? / シャープの携帯電話

定額給付金とか言う全く意味不明のばらまきに対して、ある日から突然「所得制限」がもうけられるような話が出てきました。

大前提として、私個人はこのような無意味な給付金こそ税金の無駄遣いだから、こんな事はするべきではないと思っています。これって、一部保険会社が「○年入院しなかったら○円戻ってくるからお得」と宣伝しているのと一緒でしょ。確かに掛け捨てより戻ってくる方がお得感はありますけれど、その戻ってくる金額以上に支払っている事実はごまかされているように感じます。もし、こんな給付金が払えるだけの余裕があるなら、税金そのものを下げれば良いだけの話です。

更に言うなら、「所得制限がもうけられた」と言うことは、当然ながら「一定の所得に達しない人たちには給付されない」と言うことだと思っていたら、その逆だそうで…これはびっくりです。税金を使って、税金を払っている人を差別する。それも逆差別ですか。税金は高所得になればなるほど高額の納税が求められます。と言う事は、還元があるならその納税額に応じて還元されるのが当然でしょ。そりゃ私だって貧乏人ですから「低所得者層を助けてくれ」という気持ちは同じにあります。けれど、「公平」という立場から見たらこの低所得者層だけを優遇する差別を税金で行う意図が分りません。

こういう意味のないばらまきをのっけからする麻生ってボンボン、大丈夫なんですかねぇ…


エコなの?

花まるマーケットを見ていたら、「エコ」というテーマで、お菓子のパッケージを再利用した小物という物が紹介されていました。ある会社がそんな本を出したら、結構人気なんだそうです。

それがかわいいかどうか、役立つかどうか、人気があるかどうかは私にはどうでも良いのです(気に入った人がいれば、それはそれで良かったですねと言う程度)が、これを「エコ」というのは如何な物なんでしょう?と思った次第。

別途紹介していた、「使い古したネクタイやTシャツを切って紐状にして、別の物を編み上げる」というのはエコな物だと思います。が、お菓子のパッケージに新しくリボンをつけたり、チョコの包み紙に紙粘土を入れてマグネットにしたりって、確かにパッケージ類は廃品利用だけど、それを作るために新たにリボンだのマグネットだの紙粘土を消費している(それも廃品の金額より明らかに高いもの)のでは、それって本当にエコといえるのか?と疑問に思ってしまいます。

まぁ、エコの定義をどうするかというところが曖昧だから、解釈はどうにでもなりそうなのですけれど、私は「捨てる物、価値のない物と思われている物を利用して、価値のある物を作る」という定義の他に「既製品を買うより明らかに安くできること」も大事な条件だと思います。

私には「これはエコじゃない」と切り捨てられた訳ですが、世間では「エコだわー」と受け入れられる物なのか興味があります。


シャープの携帯電話

じっぽさんの「活字中毒R」2008年11月11日(火)「「どん底」からはじまった、シャープの携帯電話」を拝見しました。

そのタイトルから興味を持って眺めたのですが…ちょっと私の記憶と違っているなぁ…と言うのは、シャープがJ-PHONEでカラー液晶の携帯電話を出したというのは、私が10年ほど前に「時代錯誤な携帯電話」で書いたJ-SH01の話だと思いますが、この電話の出来具合についてはリンク先の当時の感想を見ていただければ良いと思いますが、確かシャープさんはこれ以前にも携帯電話市場に1度か2度出ていて、結局ほとんど売れずに撤退していたんじゃなかったでしょうか。

じっぽさんの記事でリンクされた、シャープの会長さんの著書抜粋を拝見すると、「PHSでは結構人気を保っていたが、PHS自身の先行きが心配だから携帯市場に打って出て成功した」用に書いてあるように受け止められるのですが、実際には、それ以前に携帯電話で大失敗をして、消費者からそっぽを向かれ、でもPHSの将来は不安なので、ここでようやくOptonicaの時代から続く消費者無視の自己満足的製品開発を自粛して消費者の意見を取り込んで物作りを始めたのですけれど、この当時話題になり始めた電話回線を使ったコンテンツに対して、他社に先駆けて取り入れようとする社命と、実際の技術陣の技術が見事にアンマッチして見事に中途半端で火星人にしか使えない出来損ないを作ったというのが、実際にそのJ-SH01を使った私の感想です。

当時の文章にも残っているように、そのフォントは特筆するほど見やすかった。文字の変換も不満はなかったかもしれません。でも、その文字を入力するためのインターフェース、ボタン配置が指にもう一つ間接がなければスムースにできない用になっていたのがミソ。結局、液晶は優秀でも他はちょー三流だった(過去形?現在進行形?)という証明ですね。

ただ、シャープの名誉のために言えば、この後J-SH01の後、新機種の度に番号が増えていきますが、私は1つ飛ばして03を使い、その後も何台か使い続けていましたが、01の後はきちんと不満点を解消して満足できる製品になってきました。その後の携帯電話での活躍は多くの人が知るところだと思います。けれど、01に関しては誰がなんと言おうとまともな製品ではなかったし、地球人のために開発された電話機でもなかったと思っています。

この文章を拝見して、つくづく文章って言うのは書きようだなぁと感じました。情報を選んで紡げば全く違う印象を与えることができるんですねぇ…

ちなみに、リンクした昔の文章に掲載されたメールアドレスは現在使用されておりません。どうか意見がある場合は、現在の私のところへメールしていただけますようお願いいたします。


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