The Green Hills of Earth
2008年10月17日(金) |
野次馬の目で見たガス対電気 / 著作権 / バンデル星人 |
某所で進行している、家の建て替え計画…
まだまだ数社に図面を提供してもらって、メーカーを選定している段階ですが、家自体以外にも据付家具はどれ位とか、キッチン周り、トイレ周り、浴室周りの設備を決めたり、細かいところでは、生活を想定してどの部屋のどこにコンセントをいくつ配置するのか、階段などの照明はどうするのか…考えなければならないことは本当限りなくあるように思えます。自分は出来合いの集合住宅を買ったので、こういう面倒はなかった代わりに、マネシタ電器OEMの役に立たない不良品すれすれのガス給湯器、お尻洗浄トイレなどをつかまされたり、欲しいところにコンセントがない!と憤慨する羽目になりました。果たしてどちらがいいのでしょうね。
さて、その某所で進行している計画ですが、お年寄りがいる家庭で今流行のオール電化にするのがいいのか、それとも部分電化か、それとも旧態然とした形にしておくのがいいのかに悩んでいます。 エコキュートとか言う深夜電力で湯を作って…と言うのはお得なように見えますが、約400リットルのお湯をためるタンクは単純に考えて大きいし重いはず。で、お湯を使い切ってしまったら通常電力で沸かすことになるのでお得にはならないし、もし、一家そろって家を空ける日が続いたら、その間のお湯は雑菌が繁殖してしまわないでしょうか(高温だからそんなこともないのかな)。少なくとも、タンクの中は単なる魔法瓶だと思っているのですが、その中に残ったお湯を再度温める機能などはあるのでしょうか。
IHヒータも「火が出ないから安心」と言う話を聞きますが、それも疑っています。 確かにヒータは鍋に熱を伝えるだけでそれ自身は熱くならないかもしれませんが、乗っけた鍋が熱くなれば置いた場所も熱くなるでしょ。で、その熱を瞬時に放熱してしまえる材質を使っているとは思えません。さっと拭けばいつまでもきれいとは言いますが、拭きこぼしを少しでも放っておくと、結構頑固に汚れがつきそうな気もしますね。そして何より、いわゆる火力が大きくなればなるほど電力を食う訳で、私のような小心者は「5kw」なんて数値を見るたびに心臓が縮みそうです。エコキューとは深夜電力を使うのでしょうけれど、これはその時間帯ばかりではないでしょうから、心配も「どれ位お金が飛ぶのか」と言う表現になってしまいます。 床暖房もガスより電気が良いと推すところがあります。でもどうなんだろう…と言うか、今の集合住宅にはガスの床暖房があって、それに不便を感じていないのです。電気にするとどれだけ快適になって、どれだけ安くなるのか。それが見えないんですね。
オール電化が流行っているように言われていますが、私は電気は電気、ガスはガスという環境で育ってきましたので、今時点ではガスで照明がつけばいいとも思いませんし、風呂はガスで沸かすものと棲み分けができている訳です。そして、オール電化が本当に効果的なのか、意味があるのかが自分なりに納得できていないのです。
一昔前、家の電話代金を安くすると第二電電が立ち上がり、様々なサービスが展開されました。「隣接する都道府県で3分以内ならうちが一番安い」とかそれぞれが「うちはこんな条件が得意ですよ」と自慢しあい、最初は付き合いなどで入ったところもありますし、その内、条件の良いところを自動的に選んでくれるα-LCLRなんて機能が電話機に内蔵されたりもしましたけれど、結局、設定した条件から外れると安いとは保証できない、つまり3分以内なら安いんだけど、ちょっと話が弾んで長電話したら思ったより高い金を請求されたりすることがあるなら、そんなのを気にするのって面倒くさいと私は結構早い時期に「全部いりません」とやめてしまった記憶があります。ガスと電気の話も同じような匂いがするんですよ。どちらかがはっきりと負けましたって言わなければ、今のままでいいでしょ。
オール電化は初期投資が結構必要なだけに、明確な利点がないと導入しにくいと言うのが本音です。オール電化にすればこれだけの節約が期待できますとカタログには書いてありますが、本当にその通りになるのでしょうか。詳しいことは覚えていませんが、8年か9年で設置した機器が交換時期を迎える訳で、そこでまた投資が必要なら結局かかる費用は変わらないんじゃないのとも思えます。 深夜電力で作った湯を使い切ったりしないか、自分たちの使い方で本当に効果的な節約ができるのか(余り考えたくはないけれど、家族構成の変化によって、過剰装備になったりしないか。そんな事を吸収できる位有利なものなのでしょうか)
私が天邪鬼だからと言うのもありますが、世の中が「オール電化」と騒いでいるような風潮の中で、どうしても「本当にそれで正解なの?」と言う気持ちが治まりません。まぁ野次馬ですから決めるのは自分ではないのですけれど、果たしてこの辺りどう対処するのか興味津々です。
著作権につきましては、色々な立場からの意見があるとは思いますが…
読売新聞東京本社は、1874年(明治7年)からの新聞記事をオンラインで公開するそうです。 ただ、その利用料金は月額27,300円だそうで、まぁ、新聞社の財産ですから、お金を取って閲覧させると言うのはわかるのですけれど、著作権を盾にすれば、今から50年前1958年より以前のものには著作権はない筈なんですね。
資料としての価値があるから有料化するという意味合いなのでしょうけれど、どうも腑に落ちません。著作権をうるさく言う新聞社なのですから、こういう場合は潔く50年を経過したものは無料閲覧できるようにするべきなのではないでしょうか。 この新聞社に社会正義とか、社会的責任っていう言葉はないのでしょうか。「新聞著作権協議会」なんてどの面下げてやっているものなのでしょうねぇ…
ま、こういうせこさが金の亡者ナベツネ率いる読売グループなんでしょう。
今TBSで「ドリームプレス社」と言うのをやっているようですが、そこに出てくる黒柳徹子さんの衣装は、どう見ても銀色に染めたバンデル星人…
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