The Green Hills of Earth
2008年09月25日(木) |
安全な食べ物は手に入らないの? |
先日通販で買った冷凍中華。ひとつ500円で送料無料…美味しかったら、使えるかもと思って試してみました。
結果は、味はまぁまぁだけど、値段の割りに量が少ないので、お得感より「勿体ない」が先に口をついて出てきます。 食品偽装が事件として話題になる昨今、安心して食べられるのは田舎の親戚が送ってくれる米や野菜、そして、地元の農家の直売所くらいでしょうか。しかし、直売所では、産地は一応明確ですが、生産方法、農薬については分かりませんね。
先日の事故米も、自分には関係ないかと思っていたのですが、どこで食べた米がそれに該当するかは分かったものじゃないようです。 まるで、今話題の会社だけが悪さをしているようですが、実際には氷山の一角なんでしょうね。
以前から中国産野菜と米国産牛・豚肉だけは買わないと宣言をして実行しておりますが、今の時代は買わないだけでは防衛にならないということですね。 多分、エンピツを離れてロリポップにブログでかいていた中(まだ復旧させていない)にあると思うのですが、「飲食店もどこの肉、どこの野菜を使っているのか、産地を明記する事を義務化すべき」という話を書いたことがあるのですけれど、それは有効な方法ではないでしょうかね。結構私って先を読んでいるんじゃね…なんてね。
先日も書きましたけれど、企業は悪いことをしないという前提でチェックをするなら、役所は要らないんですよ。あまりにもガチガチに固めてしまったら身動きがとれなくなるかもしれませんが、そうならない程度の中でいかに不正をできなくするか、有効なチェックをしやすくするか、そういうことは常に進化、変更し続けられるはずです。そういう柔軟なやり方ができないから不正の温床になり、チェックもいい加減になるのでしょう。
残念ながら、今はオフラインで書いているので(そして、アップする頃には調べる時間はないでしょうから)オランダだったかベルギーだったか忘れてしまいましたが、その小さな国が今海運でかなり重要な位置を占めていて、日本の冷凍食品企業なども欧州の拠点をそこに置いているのですが、その一番の理由は、法律の柔軟さだという話を聞いたことがあります。新しい事象が発生したら、すぐに法律を柔軟にかえて対応する。どこかの国みたいに未だ戦前の規則が幅をきかせるなんてことはあり得ないからというのです。確かに頑固に守り通し、簡単に変えてはいけない部分もあるでしょう。しかし、情勢が日々変わる流通の世界などでは柔軟さこそが命ではないでしょうかね。そういう状況になってはじめて役人もやる気が出るのでしょうか。
兎に角、消費者は受け身にならざるを得ないと言うことです。役人が役人たるため、「俺が国を支えているんじゃい」なところを是非見せてほしいと思うこの頃、折角内閣のメンバも刷新された(?)のですからどうかヨロシクです…全く期待していないけどね。そんな絶望感を払拭して欲しいものですね。
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