The Green Hills of Earth
離婚後300日以内に生まれた子供は、前夫との子供と見なすという規定があるのですが、毎日新聞の調査ではその半数以上が現夫との子供なのに、規定により前夫との子供と見なされているのだそうです。
毎日新聞は、それを「現実と解離した規定の存在意義が疑問だ」と論じていますけれどそうなんでしょうか。
子供ができて生まれるまでは、一般的に10ヶ月と言われています。実際にはもう少し短いと言うことですが、まぁここではそれくらいとしておきましょ。そうすると単純計算で、30日×10ヶ月=300日ですわね。300日は正式に離婚してから現夫と寝たら300日は子供ができないでしょと、離婚すると言いつつ前夫とセックスを離婚直前までしていたら300日間は前夫の子供が生まれる可能性がある、逆に言えば離婚してから現夫とどんなに頑張っても300日は子供ができないはずと極めて明快な前提で規定されているのです。
300日を経過せず現夫との子供ができたと主張するのは、余程タイミングがよくない限りは、前夫と離婚する前に現夫とも寝ていましたよという計算になる訳で、そりゃ、実際にはそういうこともありとは思いますけれど、それを行政に認めろと言うのは現実的じゃないってことは誰がどう見たって明らかなんじゃないでしょうか。
ちょっと毎日新聞の良識というか、常識のなさにあきれた一件でした。
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