The Green Hills of Earth
自民党の青少年特別委員会というところで、「いんたあねっとにアクセスして、わるいことをしたりおぼえたりするこどもがおおいからきせいしちゃおう」とその規制を法案化しようと言う動きがあるみたいです。
で、規制の基準はというと、5人程度の委員会が「青少年のためにならない」と判断したものはすべてクロ。クロと判断されたサイトは18禁サイトとして登録するか、パスワードがなければ入れないようにするかしなければ刑事罰が待ってるという事のようです。
私はどんな悪法でも、筋が通っていれば納得はします。しかし、この法案は筋が通っているでしょうか。シロクロの判断基準が、どこの誰とも知れない5人の委員の胸先三寸で決まってしまうのです。「砂糖を3g入れる」といわれたら、一応それを理解できることが前提ですけれど、ほとんどの人が正確に指示を守ることができるでしょう。しかし、「砂糖をひとつまみいれてください」といわれたら、この「ひとつまみ」って言うのは、昨今のクイズ番組でも取り上げられるくらいですから、まぁ半分とは言わなくても、多くの人が指示を正しくは守れないでしょうね。そして、「砂糖を私が今心の中で思っている分量だけ入れてください」なんて指示がった日には、正しく指示通りにできる方がおかしいでしょう。そして、この委員の判断が基準というのは、その最後の例と同等なのではないでしょうか。
そして、マイクロソフトやヤフー、楽天などが合同声明として反対を唱えていますが、その中にあるように、いくら国内を規制しても海外サイトは規制外です。それに対する対策は何もせず、まず目先のものだけをっていうのは、本当にまともな議員の考えることですか。 さらに言えば、今の子供たちの残虐性や社会的協調性のなさというのは、何もインターネットだけが問題なのではありません。そこには携帯電話というどこでも自分と自分の好みの友達とだけの世界を築ける端末の存在や、幼児にも残虐なゲームを提供するゲーム端末などの問題もあるでしょう。それらを規制せずにインターネットだけというのは、余りにも視野が狭い。
これを提案したのは、奈良2区選出のバカイチいや失礼高市早苗とか言う阿呆議員だそうです。 偏見を持って言えば、これこそ「女はバカで視野が狭い」といわれる典型だと私は思います。目先の臭いものにふたをすればそれですむと思っている。一市民だったらそれで良いでしょう。しかし、国会議員であるなら、目先の物事にとらわれず、全体を見渡して根本を解決する目が必要です。このバカイチさんにはそんな目があるようには思えません。単に次の選挙のときに「私はこんなことをしました」と言える材料を探しているだけのように思えます。
以前、和歌山かどこかで、あと1期当選すれば議事堂に銅像が建つ。だからどうか当選させてくれと土下座までしていたバカ議員がいました。関西方面って言うのはこういうのが当選できるリベラルな土地柄ということなんでしょうね。うらやましいと言うか情けないと言うか、私にはなんともいえませんわ。
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