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2008年03月07日(金) 病院内で携帯電話… / 道交法政令案

ちょっと体調を崩して病院に行って見た光景ですが、診察を待つ間、携帯で遊ぶ親子を目の当たりにしながら注意しない看護師(または、病院側の対応)は正しいのでしょうか。

体調を崩し、苦しくて藁にもすがる思いで(というと大げさですが)病院に行ったのですが、その待合室(有体に言えば廊下ですわね)のソファに座って待っていると、小学生の女の子を連れた親子が隣に座りました。

座ると同時に二人は携帯電話を取り出してゲームを始め、更にゲームの進め方や学校であったことなどをかなり大きな声で話し始め、あまつさえ、母親の方は電話がかかってきたのをとると「今病院だから、本当は電話しちゃいけないのよ〜」と言いながら大声で話をしています。
どんな言葉であれ「うるさい」とか注意をすると、逆恨みをされたり、「家族のことに口を出すな」的なことを言われるんだろうなぁと我慢をしていました。「このおじちゃんが怖いから〜」見たいな言われ方をされるのは心外ですものね。

でもね、その人たちのどちらがどんな病気でどれだけ苦しんでいるのかは推測すらできませんでしたが、少なくとも私は辛くて病院に行っているわけで、診察を待っている間も、できるなら一人で家の床に臥せっているように静かな環境で居たい。赤ちゃんの泣き叫ぶ声に声を荒げても仕方ないと思いますから、そこは我慢するしかないのですけれど、分別のある大人と、少なくとも日本語は理解できて、そろそろ「自分は大人よ」と騒ぎ出す程度と見受けられる年の子供なら、「病院に来ている人たちは苦しい思いをしている」「自分たちの話し声が相手には辛いと感じることもある」位は考えられても良いのではないかな。そして、自分たちの目の前にでかでかと掲げられている「携帯電話の電源はお切りください」という言葉に自分たちも当てはまるんだということも分かって良いのではないかと思うのです。
「病院内はお静かに」「携帯電話の電源はお切りください」という言葉はなぜあるのか、その意味を少しは考えて欲しいものですよね。

最初は我慢していたのですが、兎に角ゲームのことで素っ頓狂な歓声を上げたり、うるささが募り、もう我慢できんと文句を言おうとしたその瞬間に名前を呼ばれてしまって、いささか興奮しつつ拍子抜けして診察室に入ってしまったおかげで「だいぶ血圧が高いですよ」と言われてしまいました。

その病院は、古くから地元で開業している病院らしく(私は初めて行った…というか初めて存在を知った)、そこここで看護師さんと患者さんが親しそうに話をしています。そしてこのバカ親子も看護師さんと親しそうに世間話などをしています。そう、携帯電話でゲームをしながら、親子で大声で話をしているその場に看護師が来て、その話に加わったりしているのです。なんかね、そういうところを見てしまうと、「病院の中では携帯電話をお切りください」という貼紙の存在意義ってどこにあるのかなと思えてしまいます。「今、この場にそれに該当する人が居ないから携帯電話はつけていても良いですよ」ということなのでしょうか。でも、私たちには、誰が近くで携帯電話をつけていてはまずい人なのかを見極める材料がありません。今は居なくとも、いつ入ってくるか分からないから、規制しているんとちゃうんですかね。規則が曖昧だと結局規則はないも同然ということになりかねません。

携帯電話が健康に影響を及ぼす人が(敢えてそういう書き方をしますけれど)本当に居るのなら、看護師(病院)はもっと毅然とした態度をとるべきです。そして、実はこれは大げさで殆ど影響などないというのであれば、無駄なお願いはすぐやめ、「電話で大声で話すことは迷惑だから引き続き遠慮して欲しいけど、携帯電話でメールを打ったり、ゲームをして時間をつぶすのは結構です」とかしたら良いんじゃないですかね。兎に角、こういう曖昧な話は苦手です。


道交法政令案

病院で上記のような対応を見て不愉快になっていたところに、今度は警視庁が道交法の改正に対する政令案を発表したというニュースがありました。

そしてそこでも「原則車道通行である自転車について、13歳未満の子供と70歳以上の高齢者、身体障害者は歩道通行を認める」なんて項目がありました。
バイクの2人乗りも、一般道は免許取得1年経過後、高速道路は免許取得3年後で許可なんてことになっていますが、そんなのどうやって見分けますかね。結局検問で引っかかるか、事故を起こさなければ分からないそんなもののどこに意味があるのか私には良く分かりません。
今回の案でも、なぜ、70歳は良くて69歳11ヶ月の人はダメなのか、70歳で山に登ったりする健康な老人と50歳で息も切れ切れの体力不足の中年で、どちらが危険な存在なのか…どこかで何かで境界線を設けなければならないことは分かります。でも、何のために道交法を改正するのかといえば、取り締まるためではなく、安全のためであるなら、年齢による紋切り型の区分は無意味だということが分かるはずです。また、車道側をまっすぐ走ることができない(危険と思われる)人が歩道を走った場合の、歩行者に対する危険は考慮されていないように感じます。最近はピスト(競技専用自転車:普通のブレーキがない)を街中で乗り回す人が居ると聞きますし、そんな阿呆を無視しても、レーサーもどきにスピードを出す人も居れば、ゆっくり走る人も居て、それが道路の端または、歩道などという狭い場所に押し込められるから事故も増えるんでしょう。無計画な都市計画などで行き場がないのは重々承知ですが、少なくとも都市圏の大きな通りでは、変な規則を設けるより、もう少し自転車のためのスペースを確保すべきなのではないでしょうかね。


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