The Green Hills of Earth
日付が変る直前に、ゼンマイ式腕時計のねじを巻く時間を知らせるアラームがなります。最近は外に腕時計を着けて出かける機会がめっきり減っていて、多くの時間を机の上に置いて過ごしているのですけれど、そうやって殆ど腕に着けることなく机の上に安置して、更に毎日決まった時間にゼンマイを巻き上げていると、1ヶ月以上時間合わせをしていなくても誤差は数秒で収まっているようです。そんなところが流石グランドセイコーだと思えます…話が逸れた(最初から盛大に逸れたので、何がどのように逸れたのか気付かないでしょうけれど)ので話を元に戻します。閑話休題です。そのゼンマイを巻くアラームが鳴った時には既に私は寝ぼけ眼だったと思います。これが失敗でした。まぁサッカーについては録画していますので、今それを見ていますが、読みかけていた本が、朝起きてみたら、私の背中で、見事に折れ曲がって発見されました。裏表紙がナルトのように巻かれる感じで折れ曲がってカバーも見事にぐちゃぐちゃ。はぁ…ため息です。大事にしていた本だったのに…そんな訳で、まだサッカーを見ていないので、ニュースを見る事が出来ません。朝テレビをちらりと覗いた限りでは大きな事件は無いような感じだったし、世の中は平和と言う事にしておきましょう。
山口県光市で起きた強姦殺人事件について、最高裁は広島高裁の判決(無期懲役)を破棄し、「高裁差し戻し」の決定をしたようです。 死刑反対を盲信する余り、本来の弁護とかけ離れ、事実をひん曲げ、でっち上げてでも罪を軽くしようとする日本司法界の恥とも言えるキチガイ弁護士がこの事件を担当してすぐ、どこまで本当か判らない反省文を提出したり、もう一度状況を見直した結果、首を絞めようとしたのではなく、黙らせようと口を覆った手がたまたま首を絞めてしまっただけで殺意はなかった等と主張していたのですが、最高裁は「被告が反省を深めていると認める事は困難」とキチガイの妄想に釘を刺したようです。そして「弁護人が主張する『殺害に計画性がなかった』事は死刑回避の材料にはならない」とし、更に「犯行当時18才だった事も死刑を回避すべき決定的事情とは言えない」とした上で「審理をやり直さなければ著しく正義に反する」と結論付けました。 このような主文で最高裁が高裁の判決を破棄し差し戻した事により、今度の判決を再度「無期懲役」とする為には別の理由が必要となります。これからそのキチガイ弁護士がどれだけの奇策を弄してくるのか想像もつきませんが、実際には「死刑判決」を最高裁は望んでいると言う状況という事のようですね。 今回、この事件で被害者の家族が常に主張をしてきた事は、とても大きな事だったと思います。「強姦目的で侵入し、暴行の上殺害し、子供も床にたたきつけて殺したのに、それでも犯人は無期懲役。なら無罪放免にして自分の前に出せ。私が犯人を殺す」この一言が司法の歪みを是正する波紋になったのではないかと思います。 確かに殺意のない殺人ということも、また殺意はあるにしても、それなりの情状を酌量すべき理由がある殺人もあります。ですから一概に「目には目を」や「目には目と歯を」と言うやり方は正しくないと思いますし、被害者及びその家族の心情をくみ取るだけの判決は単純な仕返しであり、司法の存在意義はありません。加害者に何か罪を犯す理由があった場合は、被害者家族が満足できない判決になる場合もあるでしょう。しかし、今回のようにただ自分の欲望の為にここまでの罪を犯した者にいくら未成年だったからとはいえ、情状酌量の余地は見いだせません。 この事件が今後の基準になれば、命を軽く扱った人達は、より命の重さを実感し、反省する事が出来る機会が増えるのではないかと思えます。 リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |