The Green Hills of Earth

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2006年05月22日(月) くだらねーと思うとフジテレビ… / 火星で蚕 / オール電化は理想?

ワールドカップの開催が迫ってきました。
オリンピックと同様、選手にとっては4年に一度の真剣勝負の場ですが、多くの別にサッカーを好きでもない人にとっては「4年に一度のお祭り」ですから、普段はサッカーなど気にもとめない人達までがサッカー熱にうなされる事もあるのは理解できる事です。そう言う人達にとっては、個人のサッカーの技術などどうでも良く、そこにいるのが「日本代表」だという観念があれば満足していられるでしょう。今、福島県で日本代表選手が合宿をしていますが、そんな人達が2万3千人も訪れ大賑わいだったようです。それはそれで喜ばしい事だと思います。ま、突然そんな大人数に押しかけられた町の人には迷惑な話だったかも知れませんが、そんな施設を作ったのですから、そう言う事も我慢しなければならないでしょうね。

しかし、昨夜フジテレビでやっていた「世界のイケメンサッカー選手」特集って言うのには脱力してしまいました。言葉を悪く言えば、「どうせサッカーの事なんて興味がない、ワーワーキャーキャー騒ぎたいだけのミーハーファン、お祭りファンにはサッカーの事を話したって通じやしねーよ。どうせそんなミーハーの大半は女性だろうから、イケメンの選手を適当に見つくろっておけば視聴率が稼げるだろう」と言う事なんでしょうかね。

プロ、アマチュアを問わず、スポーツを観客がどんな目で見るのも自由ですし、確かに需要があるならそんな「見る気も萎える」「くだらねー」特集を組むのも自由なのかも知れませんが、最近「くだらねー」「アホか」「テメーはゴシップ番組なのか」と1人寂しくツッコミを入れる番組ってフジテレビに集中しているように思います。本当こんな事ならホリエモンに吸収合併されていた方がまともな番組が作れたんじゃないのかななんて思ってしまうんですけれどねぇ…勝手な事を何度も書きますけれど、個人がどんな応援の仕方をするかは個人の自由ですが、マスコミという多くの人に訴求する物を作る立場にある側は、「売れれば良い」ではなく、「マスコミとしての責任」があるというのは、ホリエモンなどが揺さぶりをかけた時だけに言う特別なきれい事なのでしょうか。出来ればそうではない事を私は祈っているのですが、そうであれば、マスコミの責任という物には、スポーツの上辺だけ(選手の顔の美醜)を伝えるのではなく、スポーツのおもしろさを深く掘り下げる事が大切なのではないでしょうかね。巻き選手が選ばれた。みんなが驚いた。じゃあご両親にもインタビューだ。って、それはそれで良いですけれど、そんな人に「独占インタビュー」をすることのどこに価値があるのでしょう。巻選手が学生時代にどんな生徒だったかなんて代表入りにどんな関係があるのでしょう。そんなゴシップを作る事が「マスコミの責任」なんでしょうかねぇ…


火星で蚕

千葉県で開かれた「日本地球惑星科学連合」の大会で宇宙航空研究開発機構の山下教授は「将来、長期の火星有人探査を行う際には、桑の木を育て養蚕をするのが望ましい」と発表したそうです。

現在の技術では、火星までの往復に3年も掛かるため物資の補給が困難であると言う事から、現地での自給自足を目指す事が望ましいのですが、効率の良い自給自足を考えた時、桑を育て、その波を使って養蚕をすれば、酸素を放出し、絹を取り、更に蚕は食べられるし、家畜などの餌にもなると言う事で、更に、山下教授が参加する「宇宙サロン」では、この蚕の他にシロアリ等も宇宙食として研究されているそうです。

確かに蚕は戦後の時代に食べられていたようですし、今でも確かに長野方面でその風習は残っていると思います。更にイナゴの佃煮なんて物もありますし、世界中を見回しても、アボリジニの芋虫とか、イヌイットの子供が食べる木の寄生虫やアザラシの腸とか、ゲテモノ料理と言われるような物は数多あります。確かに見た目はグロテスクですが、食べたらうまい物、その生活環境では食べなければ生きていけない物もあるでしょう。そう言う物の存在を否定するつもりはありませんが、少なくとも自ら進んで食べたいとは思わないなぁ。って事で私はどうもアストロノートにはなれないようです。


オール電化は理想?

オール電化って「最先端の家」というイメージがありますよね。

特に集合住宅の場合、ガス漏れ事故で周囲に被害が及ぶのを防ぐため、ガスを導入しない集合住宅というのが否応なく増えているようです。先日も私の知り合いが引っ越しをしたのでお祝いをかねて行ってきたのですが、「オール電化の家だぜ」と自慢をしていたので期待していったのですが、台所のレンジは渦巻き状の電熱器が1つついているだけで、普通にやかんでお湯を沸かすのに、ガスの10倍位時間が掛かる「ついているだけ」のレンジで、お風呂も深夜電力で沸かしたお湯がタンクから供給されるらしいのですが、時間が遅くなるとお湯の出が悪かったり、ぬるかったりすると嘆いていました。果たしてこれが今時の「オール電化の家」と言って良い物なのかビミョーだなぁと思いつつ帰ってきた次第。
果たして「オール電化の家」と「ガスを導入しなかった家」の線引きはどの辺りにあるのでしょう…

私の知り合いもいま流行の電気式のレンジを購入したので、そちらも見学に行ってきたのですが、ガス並みに強力な火力(?)が得られて良いと言う話しは聞けたのですけれど、例えば私が今やっているように、「中華鍋を煽って」料理をするというのはそのレンジでは御法度のようです。レンジと鍋底が接して初めて熱が伝わるので、まず中華鍋のようにそこの丸い鍋は使えない。更にそれをフライパンに置き換えたとしても、動かすのはあくまでも中身で、鍋自体を動かすのは邪道と言う事らしく、そうするとこの年になって料理の仕方を完全に覚え直す必要があると言う事です。それは面倒だし、そこまでして電化に走る必要があるかなぁと思うとちょっと考えてしまいますね。確かに五徳が無くてフラットで掃除がしやすいというのはとても大きな魅力ですけれどねぇ…ついでに、私は余りよく知らないのですが、オール電化の家ってお風呂はどうするんでしょう。私の知っているのは、深夜電力でお湯を沸かしてタンクにためておいて、それを給湯すると言う物です。それ以外に電気給湯器という物があるのでしょうか。タンクに十分な容量があれば、お風呂にお湯を満たして、更に体を洗って、お湯が冷えたから足し湯をしてと豊富に贅沢にお湯を使えるのでしょうか。でも、そのお湯が足りなくなったらどうするのでしょう。また、暖房なども電化製品はピンポイントを温める製品が多いように思います。エアコンの暖房機能は広範囲を温めますけれど、私の経験として言わせて貰えば、ガス暖房機の性能には遠く及ばないように感じます。結局、私の中では「オール電化の家」はあまり必要としていないようです。

先日真夏日を記録するような暑い日がありました。車で少し外出したのですけれど、すぐに汗ばみ、車の中ではエアコンが全開で運転していました。そんな日ですが、私の住居は18度位で安定していました。鉄筋建ての1階ですから、上の住居が厚い断熱層となってくれますのでこんな感じなんですね。夏も冬もあまり冷暖房費の掛からないとても良い住居です。ですから、私の住居では冷暖房用としてエアコンがありますが、最近はこれが動く事は滅多にないのです。それを踏まえた上で、床暖房や風呂そして台所のレンジはガス。冷暖房は電気。電気とガスの共存が一番使いやすい家だと私は思います。皆様はどのようにお考えでしょうか。


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