The Green Hills of Earth
ワールドカップの開催が迫ってきました。
千葉県で開かれた「日本地球惑星科学連合」の大会で宇宙航空研究開発機構の山下教授は「将来、長期の火星有人探査を行う際には、桑の木を育て養蚕をするのが望ましい」と発表したそうです。 現在の技術では、火星までの往復に3年も掛かるため物資の補給が困難であると言う事から、現地での自給自足を目指す事が望ましいのですが、効率の良い自給自足を考えた時、桑を育て、その波を使って養蚕をすれば、酸素を放出し、絹を取り、更に蚕は食べられるし、家畜などの餌にもなると言う事で、更に、山下教授が参加する「宇宙サロン」では、この蚕の他にシロアリ等も宇宙食として研究されているそうです。 確かに蚕は戦後の時代に食べられていたようですし、今でも確かに長野方面でその風習は残っていると思います。更にイナゴの佃煮なんて物もありますし、世界中を見回しても、アボリジニの芋虫とか、イヌイットの子供が食べる木の寄生虫やアザラシの腸とか、ゲテモノ料理と言われるような物は数多あります。確かに見た目はグロテスクですが、食べたらうまい物、その生活環境では食べなければ生きていけない物もあるでしょう。そう言う物の存在を否定するつもりはありませんが、少なくとも自ら進んで食べたいとは思わないなぁ。って事で私はどうもアストロノートにはなれないようです。
オール電化って「最先端の家」というイメージがありますよね。 特に集合住宅の場合、ガス漏れ事故で周囲に被害が及ぶのを防ぐため、ガスを導入しない集合住宅というのが否応なく増えているようです。先日も私の知り合いが引っ越しをしたのでお祝いをかねて行ってきたのですが、「オール電化の家だぜ」と自慢をしていたので期待していったのですが、台所のレンジは渦巻き状の電熱器が1つついているだけで、普通にやかんでお湯を沸かすのに、ガスの10倍位時間が掛かる「ついているだけ」のレンジで、お風呂も深夜電力で沸かしたお湯がタンクから供給されるらしいのですが、時間が遅くなるとお湯の出が悪かったり、ぬるかったりすると嘆いていました。果たしてこれが今時の「オール電化の家」と言って良い物なのかビミョーだなぁと思いつつ帰ってきた次第。 果たして「オール電化の家」と「ガスを導入しなかった家」の線引きはどの辺りにあるのでしょう… 私の知り合いもいま流行の電気式のレンジを購入したので、そちらも見学に行ってきたのですが、ガス並みに強力な火力(?)が得られて良いと言う話しは聞けたのですけれど、例えば私が今やっているように、「中華鍋を煽って」料理をするというのはそのレンジでは御法度のようです。レンジと鍋底が接して初めて熱が伝わるので、まず中華鍋のようにそこの丸い鍋は使えない。更にそれをフライパンに置き換えたとしても、動かすのはあくまでも中身で、鍋自体を動かすのは邪道と言う事らしく、そうするとこの年になって料理の仕方を完全に覚え直す必要があると言う事です。それは面倒だし、そこまでして電化に走る必要があるかなぁと思うとちょっと考えてしまいますね。確かに五徳が無くてフラットで掃除がしやすいというのはとても大きな魅力ですけれどねぇ…ついでに、私は余りよく知らないのですが、オール電化の家ってお風呂はどうするんでしょう。私の知っているのは、深夜電力でお湯を沸かしてタンクにためておいて、それを給湯すると言う物です。それ以外に電気給湯器という物があるのでしょうか。タンクに十分な容量があれば、お風呂にお湯を満たして、更に体を洗って、お湯が冷えたから足し湯をしてと豊富に贅沢にお湯を使えるのでしょうか。でも、そのお湯が足りなくなったらどうするのでしょう。また、暖房なども電化製品はピンポイントを温める製品が多いように思います。エアコンの暖房機能は広範囲を温めますけれど、私の経験として言わせて貰えば、ガス暖房機の性能には遠く及ばないように感じます。結局、私の中では「オール電化の家」はあまり必要としていないようです。 先日真夏日を記録するような暑い日がありました。車で少し外出したのですけれど、すぐに汗ばみ、車の中ではエアコンが全開で運転していました。そんな日ですが、私の住居は18度位で安定していました。鉄筋建ての1階ですから、上の住居が厚い断熱層となってくれますのでこんな感じなんですね。夏も冬もあまり冷暖房費の掛からないとても良い住居です。ですから、私の住居では冷暖房用としてエアコンがありますが、最近はこれが動く事は滅多にないのです。それを踏まえた上で、床暖房や風呂そして台所のレンジはガス。冷暖房は電気。電気とガスの共存が一番使いやすい家だと私は思います。皆様はどのようにお考えでしょうか。 リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |