The Green Hills of Earth
>今日の雑記はこれから書きます。
ブラジルの科学者らは「今のまま環境破壊が続けば2050年までにアマゾンの4割(200万平方キロ)の熱帯雨林が消失してしまうと言う報告が英国の「ネイチャー」誌で発表されました。 以前行った同じ調査では、2050年の時点では「80万平方キロ」が失われるだろうと言う予測だったそうで、その破壊速度が加速している様が表れています。 アマゾンに住む少数部族の多くが農耕に関しては焼き畑農業をやっていることも問題視されていましたが、それに加えて、ブラジルは牛肉の輸出国でもありますし、最近は中国への大豆輸出も増大しているのだそうです。農園の事業種が儲けようとすれば森林は邪魔で農場にしてしてしまうでしょうから、そう言う人たちが増えてきたと言うことなのでしょう。東南アジアやアフリカなどでは絶滅危惧種に指定されている動物も捕れば儲かるからと言う理由で密猟が続いているのも「生活のため」が優先されているからでしょう。いや、生活のためより、「儲けてより豊かな暮らしを」という考えが生まれたからと言う事なんでしょうね。 報告の中には、農場経営者に対して敷地内の森林について一定の面積を保持する義務を負わせるべきだと言っていますが、個人が金儲けをするための事業を鈍化させる提案ですから、それは法案として通すにはかなり強い反対も出てくるのではないでしょうか。しかし、それは早急に実現させなければならない法案でもある訳ですから、どのように対応するのか興味を持って見守っていきたいと思います。
鹿児島県の佐多岬沖でジェットフォイルが何かにぶつかって乗客103人中49人が重軽傷を負うと言う事故がありました。 ジェットフォイルの事故が今年目立ちますね。 これはジェットフォイルが悪いというより、鯨の数が増えていると言うことなのでしょうか。鯨が増えているから捕鯨をするべきだと短絡する物ではありませんが、捕鯨が禁止されたからこのような事故が増えたというのはある意味当たっているのでしょう。船が高速で動いていて、相手も自由意志で動いている以上、目視で事故を防ぐと言うのは不可能に近いのではないでしょうか。相手は船舶の規則などお構いなしですからね。海底から浮き上がってくる鯨、海面すれすれを進む鯨など目視やレーダーでは捉えきれないものも多いでしょう。安全運行をするためにどうしたらいいのか様々な視点で考えるべき時が来ているのではないでしょうか。 けが人が増えて96人になったそうです。 一応規則では運航中は座席でシートベルトをしているって事になっているらしいですが、多分多くの人はしていなかったんでしょうね。高速バスに乗った時、シートベルトをしていない人が多いのと一緒でしょうか。どちらも高速で走る物ですから、事故が起きた時の為にシートベルトを付けておいた方が良い物なのでしょう。しかし、高速バスもジェットフォイルも多分に多くの人が「事故は起きない(プロが運転するものだから)」という意識があるんじゃないのかな。その辺りがどれ位まで徹底されていたのか気になるところです。きちんと放送をしていたのであれば、今回の事故は個人の責任と言うことでしょうけど、多分会社の責任にされてしまうんでしょうねぇ…
今年は豪雪だったからでしょうけれど、雪崩によって遭難する事故が相次いでいるようです。 4月7日に「賠償の必要はあるのか」で、国定公園の落木にあたって怪我をした人が、公園の管理が悪いと国や県から損害賠償をせしめようとした裁判で、地裁が国や県の責任を認めてしまうという暴挙のことを書きました。もし、この裁判がこのまま通ってしまったとしたら、毎年のようにおきるこの雪崩での被害や、冬山登山での遭難もすべて国や県が「山を管理していなかった」ということになってしまわないかと心配してしまいます。 どうか、その辺りを司法の側が勘違いをしないでほしいと願う次第です。 リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。 COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010 |