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2006年01月12日(木) 見切り発車? / vodafone / 携帯(電話)社会を実感

1月1日をもって、東京三菱銀行とUFJ銀行が合併し「三菱東京UFJ銀行」としてスタートしました。

予想通り、本来あってはならない「システム統合上の不具合」がいくつか出ているようで、昨日は海外投資家向け決済システムがトラブルを起こしたようです。
それぞれの銀行には独自の風習や呪文があり、合併したからと言ってそれまで簡単に統一出来るものではありません。ですから、それぞれの風習や呪文を残したまま、統合出来るところだけを統合すると言う事になるので、新たにシステムを構築するのももちろん大変ですが、既存の2つのシステムを統合するのは、新しいシステムを作る時には想定出来ないような思いもつかない障害が発生する事が多く、より大変な作業となるのです。ところが、この銀行の今回の合併では、障害に加えてテレビなどでも宣伝していますが

「行う処理によっては旧他行だったATMでは処理ができないものもある」(link)
のだそうで、「準備ができないままの見切り発車だった」と言われても仕方ないのではないでしょうか。バブルの時代に好き勝手をしたが為の負債を、血税を投じて救済しなければならないほどの重要企業として位置付けられる企業としては、余りにも無責任ではないかと憤りを感じます。


vodafone

2005年は、auが281万件増、DoCoMoが245万件増、ウィルコムが69万件増に比べ、Vodafoneが4.3万件減、Tu-Kaが47万件減という結果になったそうで、Vodafoneの純増数がマイナスになったのは1996年の調査開始以来初めての事なのだそうです。

Vodafoneの需要が減った理由として、海外仕様の電話機と操作方法を同一にした「世界共通仕様」の端末がふるわなかった事を挙げていますが、全くその通りだと思います。私がその当該端末を買った6月にもその不満を「vodafoneには泣かされます」で書いていますが、それ以外に
電話帳やメールの画面などが開いたままになっていると、メールが着信しても着信音もバイブレータも機能しない
という致命的な欠陥と言っても良いと思われる不具合があります。操作性が悪いのでメールを見た後、メール一覧の画面が残っていたり、間違えてボタンを押して何かのメニューが出ている事があるのですが、その時に大事なメールが届いたにもかかわらず、着信音が鳴らなかったため気付かずにいてビジネスチャンスを逃した事も数回あり、正直非常に迷惑をしているというのが実感です。私の買った902Tという端末は、その欠陥を認めるかのように販売期間も短くすぐに903Tに変わってしまいましたが、そちらではその欠陥が直っているのか私は確認をしていません。今言える事は「今は金がないから我慢している。しかし、金ができたら、すぐに変えてやる」ということですね。もうVodafone自体をやめるか3Gをやめるかは検討中です。縁があって長く付き合ってきたのに、こんなお粗末な端末を作ってユーザを減らすとは自業自得ともいえるのでしょうけれど本当悲しいことですね。


携帯(電話)社会を実感

今日は用事があって東京の六本木に行ってきました。六本木交差点? アマンド? 10年ぶりくらいに見ましたよ。昔はここも通勤道路だったんですがねぇ。本当田舎に引っ込むと要がなくなっちゃいますね。いや、私の場合東京に住んでいてもこの辺りで遊ぶ事なんか無かったかな。
ま、兎に角そんなところを尻目に客先に向かったのですが、ただでさえ不慣れな場所なのに、客先は幹線道路からちょっと入った所にあるんです。一応地図なんかも持って行きましたけれど、どの地図もあんまり詳しくない…って言うか、インターネットの地図では細かいところまで載っていないし、うちにある紙の地図は最新版でも10年前の物しかないんです。カーナビに頼りすぎている結果ですね。ただでさえ方向音痴なのに大丈夫かな?と不安を抱えつつ六本木の駅から地図を頼りに客先を探します。しかし、地図の通りに来た筈なのに、地図にはない道がたくさんあるような感じがします。約束の時間は刻々と近付いてくるのに全く場所が判りません。住所を確認したら番地が全然違うんです。もう間に合わないから先ずは客先に電話をして…そう思って初めて携帯電話を落としてしまった事に気付きました。慌てました。番地を追いつつ公衆電話を探しましたが、これだけ携帯電話が普及しているからなのか公衆電話って本当に少なくなりましたね。結局約束の時間から遅れる事10分。ようやく電話を掛けて、ついでに道順を聞いた次第。途中で判らなくなったらまたここへ戻ってこなければならなくなるかもしれませんから、必死になって聞きましたとも。一字一句を覚えるように努力しましたとも。私は駅を出たらすぐに裏道に入ったのですが、電話では幹線道路を歩いていくように言われました。そして目印のお店を見つけて角を曲がって少し歩くと見覚えのある道が…あれ、これはさっき歩いた道じゃないの?ってなものです。更に指示に従って歩き目印を見つけて曲がって更に指示通りに行くと…目的の建物は、私がさっき「住所が違う。先ずは公衆電話を!」と引き返した場所の正面にある建物でした。一気に脱力です。約束の時間から10分を過ぎるまで連絡を入れられなかったのも、その理由を言い訳のように話してしまうしかない状況も、できるならやってはいけない事です。遅刻しないように行っても、どうしても今回のような状況で遅れてしまう事もあるとすれば、攻めて約束の時間が過ぎる前に連絡を入れるべきですし、遅刻した言い訳を聞かせるなんて最低ですわね。改めて、今の世の中、携帯電話がないと不便になったなぁと実感した次第です。
これでビジネスチャンスを逸することになったとしたら、逃した魚はでかすぎます…

因みに携帯電話は家の目の前で落としていたようで、帰ってみたらすぐに見つかりました。


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