The Green Hills of Earth

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2006年01月01日(日) 後味の悪い年末 / 出汁 / 映画

昨日の大晦日は、日中はバイトをして過ごしました。
バイトをするために登録をしてみた「mobaito.com」ですが、もう呆れ果てています。
昨日は数人が集合場所に集まって、スタッフが誘導しバイト先に行くという説明があったのですが、行ってみたらスタッフは居らず、こちらから事務所に電話を入れても曖昧な返事しか返ってこない。もし電話をせずスタッフが現れるのを待っていたら遅刻して客先に迷惑を掛ける事になっていたんでしょうね。
何回もここのお世話になった訳ではないですが、その都度「ん?」と思う事がありました。客先に迷惑を掛けないようにするためにはどうするべきかと言う事に対する認識が甘いのは会社として致命的でしょう。また、バイト要員に対する説明、指示が的確にできない体制が全社的に蔓延しているのであれば人材派遣会社としても最低と言わざるを得ません。そんな訳で新年も数日分バイト先を紹介してもらえるようお願いしていたのですが、もう全てキャンセルして縁を切る事にしました。

帰宅してテレビを付けたのですが、近年の年末はおもしろい番組が少ないですね。PRIDEだのK-1だのという格闘技が人気を博しているようですが、それって文化的にかなり衰退している証拠なんじゃないのかなと思います。確かに見ていてその戦いぶりはすごいと思います。けれど、まぁ理屈ですけれど文化って言うのは暴力を否定した上で成り立って居るんですよ。戦争とか喧嘩って勝ったものが正義でしょ。第三者が見たら「おまえの方が悪い」という人でも、その人の意見を聞かず二人(国)で戦って勝ってしまえば自分の意見が通っちゃうんです。でも、近代の文明国家というものはそのどちらも建前はそれを否定した上で成り立っているじゃないですか。戦争をしたとしても、昔なら相手を滅亡させるまで、皆殺しの戦争だったのに、今は「民間人を殺した」と大騒ぎするのが戦争ですし、町中で酔っぱらいの喧嘩があったと言っては警察が出て行くし、口で人を傷つける言葉を吐くのは罪にならないのに、それの報復として殴ったら罪になるのが文明社会です。だからこそ格闘技と言うところにはけ口があるのかも知れませんが、それが年末のゴールデンタイムにこれだけの時間枠をとって放送されるというのはどうなんでしょうね。その内人対ライオンなんて格闘が流行ったりするんですかね。ま、私もPRIDEを見ましたよ。見なきゃ良かったと思いましたけど。それにしても私は格闘技ファンじゃないので小川と吉田の間にどんな確執があったのか全然判りません。同じ柔道屋で、同じ大学で、どちらも強い。で、小川はプロのショーマンになって、吉田は格闘屋になったと言う事なんですかね。ただ強いだけでなくプロだからこそ「客に見せる」事をも意識するという小川と、格闘屋だから「自分の強さだけにこだわる」という吉田という対決だったんでしょうか。
私は細木数子という人が苦手です。本人を知っている訳じゃないんだけど、ファンの人には申し訳ない表現ですがゴキブリと一緒。本能的に駄目なんです。実際にどれだけ占い(?)が当たるかしりませんが、そんな海のものとも山のものともつかぬもので良くもあれだけ自信たっぷりにできるものだと感心はしていますが、ある時、すがる人がいるならああいう根拠のない自信も必要なのかと思いました。不安がって「当たらないかも知れないですけれどぉ」なんて言う占い師に占って欲しい人が居るはず無いですものね。また、いつブームが去るか判らない職業だからこそ人気がある時はたたみかけてと言うのもありなんだな。それもプロ根性なんだなというのが何となく理解できました。まぁそう理解出来たからと言ってもゴキブリはゴキブリのままなんですけれどね…同じように小川についても余り知識はないのだけれど、強いのにくだらない事をしているよなぁと思っていたのですが、それもプロのショーマンだからこそなのかなと思い始めていたのです。
そんな二人の試合、決着がついてそれで終われば「おもしろかった」で済んだのですけれど、そこからマイクパフォーマンス。それが二人の姿勢を明らかにしましたね。どちらも自分のスタイルを明確にしているという意味ではおもしろかった。けど、真剣勝負にプロレスの遊び(マイクパフォーマンス)をもってくるなよと興ざめ。ちょっと複雑でした。

紅白もその年歌って頑張った人、人気を博した人がその年最期に上がるお祭りの祭壇だったから楽しかったのに、近年は視聴率を稼ぐためなんでしょうけれど歌とは関係のない人があれこれ出てきたり、今年とは一切関係ない歌手が出てきたりして、その目的を失っているような感じがします。民放ではなくNHKなんだからと言う原点に返って欲しいと思います。結局紅白は2分くらいしか見なかった。いや、つまらなくて見られなかったと言うのが正解ですね。
そんな感じで何ともつまらない後味の悪い年末になってしまいました。そんな嫌な思いを正月早々からここに書くのもどうかと思ったんですが、まぁ勘弁してください。


出汁

昨日、雑煮の準備をしました。私はすちゃらか料理しかしないので、今まで「出汁をとる」と言うと、まぁ昆布は1時間くらい水に浸けてから弱火で沸騰寸前まで煮出して出汁をとりますが、鰹出汁については、沸騰したお湯に鰹節を突っ込んだ網を入れて振って出汁を絞り出すようにしてきたのです。しかし、昨日は火を止めた鍋に鰹節を入れ布巾で漉してみました。じっくり味がしみ出すのを待った事もあって、今までとは比べものにならないおいしい出汁ができました。ほんのちょっとの手間を惜しまないだけでこうも味が変わるんだなと実感。出汁は料理の基本ですから、これからもここだけは手抜きをしないようにしようと思いました。大晦日、最後の最後で小さな幸せを感じた時でした。


映画

昨年見た映画の中で気に入った映画についてランクを付けてみました。
luntic's 映画評」をご笑覧いただければ幸いです。


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