The Green Hills of Earth
2005年10月31日(月)
昨日の事 / カンタービレ占い / 加速装置 / 今日のバカ変換
外出 仕事の合間に、少しだけ外に出ましました。特別な用事があったわけではないのですが、この写真を撮るために… ええ、漸く自分の車の走行距離が10万キロを越えたんですよ。新車で購入して6ヶ月目からの半年間の走行距離が5万キロになった時は、この車はどれだけ走る事になるんだろうと考えたものですが、仕事が落ち着いてしまって、そこからは平均的な走行距離となって60ヶ月と数日での踏破となった次第。今までの私の車遍歴(殆ど車検を受けた事がないくらい頻繁に車を変えている)から言うともうとっくに飽きて良いはずなんですけれど、この車愛着があるというか、この車を捨ててでも乗り換えたいと思う車が本当に出てきません。今年の2月に雪で滑って車の前周りを大幅に修理しラジエータなどは新品になりました。そして今回の車検でメーカの5年保証が切れるので、保証される部分として自動変速機が丸ごと新品に交換となったようです。もう下取り価格も鉄くず価格と同じ程度しか見込めない車ですから、下取りに出すなどとは考えず後5年ほどはしっかり私の為に働いてもらおうと思っていたので、部品が新品になるというのはとても嬉しい事です。後は多分1年か2年くらい経過した頃にダンパーがヘタってしまうんでしょうね。その辺りは覚悟しなければならないでしょうけれど、まぁ末永くお付き合いしたいものです。 兎に角、そう思っている車の新しい門出ですから、写真に撮っておきたかったという事です。一昔の前の車ならオドメータ(総走行距離数)は99999.9kmから0kmに戻ったものなんですよね。ところが「うちの車はそんなヤワじゃござんせん」とばかりにこぞってメータの桁を1桁増やしたものですから、「やったー(メータが一回りして)新車になった」と言うドライバのささやかな楽しみが奪われてしまったんですよ。これはメーカーの罪だと思う←八つ当たり。 モスバーガー その写真を撮るために家の近場を適当に走っていたのですが、誘惑の多い周回となりました。まずはモスバーガー… ええ、モスバーガーで「匠」とかって言うべらぼうに高いハンバーガーを販売し始めたのは知っていたんですよ。でも高々ハンバーガーごとき1つに「せんいぇん」も掛けるなんて…と思っていたのですけれど、丁度、車がモスバーガーの前を通り過ぎたのは、匠バーガーの販売開始時刻となる14時を少し過ぎた頃。いや、もう発売からかなり時間も経過していますから今更食べる人がそんなにいるとは思えませんけれど、こんな時間に通りかかったのは何かの縁と思って挑戦する事にしました。唯でさえ食べ難いモスバーガーですから、その高価版ともなれば車を運転しながら食べること能ずという事でしょう。そう予測して車を止めて店内に入りました。いや、正解でしたよ。頼んだのは「どうせなら」と「匠十段 でしたが、兎に角、これのどこがハンバーガーやねん!と言うくらい下のパンが見えません。で、十段重ねの具材、いくら私の口が大きいからと言っても絶対に入りませんよ。ナイフだのフォークだのが最初に持ってこられたのは納得です。 で、味の方はというと300円のモスバーガーの3倍うまいか?と言われたらそんな事はないですね。でも、「うまいか まずいか」と聞かれたら「うまい」とは思いました。そして「モスバーガーが300円だったら、この具材の量で1000円は妥当だ」とも思いました。でも、「1000円のハンバーガーはもう結構」と言うのが結論です。話のネタとしては良いものを食べさせてもらったと思います。でも、私にとっての正統なハンバーガーはマクドナルドのハンバーガー(安いからこんなもん…悪い意味ではなくて安いところでバランスしている)か今はないですがバーガーキングのハンバーガー(セロリとかいろいろ入っていてボリューム満点)とか、日本で展開をし始めた頃のWendy'sのハンバーガー(バンズからパテが大胆に飛び出していた)等で、コストパフォーマンス(性能/値段比率)が良い物なんですよ。残念ながら匠十段はおいしいけど値段が高すぎて、コストパフォーマンスは低いですね。ええ「お得感」がないって事ですね。ま、誰かが「ハンバーガー程度ならいくらでも奢ってやる」なんて言った時に目をキラリと光らせて奢ってもらうメニューにしておきましょう。 デジカメ そして、その次は出ました衝動買い! どうなっても良いようにと先日も書いたデジカメ2台(CASIO EXILIM EX-S100とPENTAX OptioX)は箱に詰めて持ち歩いていたのですが、その後で寄ったパソコンショップでちょっと話をしたら裏の値段って事でかなり安い価格を引き出せたので、その2台を下取りに出して新しいデジカメを買ってしまいました。 本当はオークションでCASIOのEXILIM EX-2に入札をしていたんです。でも、私が設定している上限より皆さんが設定している上限が高いようでどうしても落札できません。また、今日行ったお店に中古であったEX-S1も残念ながら売れてしまっていたようです。うーんどうしようかとまず下取り査定をしてもらったら思ったより低い値段なんですよね。これはもう半年もしない内に、乱暴に言ったら新発売って言っている傍から新製品、後継機種が発表されるくらいカメラの寿命は短くなっていますから、買って一年も経過したデジカメは余程の人気機種でなければ買った値段の1/4程度の値段になると思わないと駄目みたいですね。昨年、一昨年辺りなら半額くらいにはなったものですが、一年で中古の値段は半分になったという事なんでしょうかね。OptioXはまだ現役(?)で売られていましたが、新品がこの値段ならあの下取り価格は仕方ないって感じがしました。兎に角2台を売り払ってほんの少し追い金を入れて手にしたのは、これまた在庫処分だと思いますけれど「ricoh Caplio GX 」と言うカメラです。 1年前に短い期間ですがRXと言うデジカメを所有した事があります。このカメラはその後継機種なんですよ。殆どデザインは一緒。ただマニュアル撮影のためのダイアルとストロボなどを付けるホットシューが加わった程度でしょうか。液晶モニタへの表示も操作性もまるでRXとそっくりですから「新しいカメラを買った」というワクワク感は湧いてきませんでした。それが残念です。 多分、このGXも太陽が写り込んだときの画像処理は駄目なんだろうと思います。今時のカメラみたいにスマートな形もしていません。同じリコーでさえ、このGXが属す「プロフェッショナルシリーズ」ではなく「パーソナル・スタンダードシリーズ」のカメラならもっと高倍率のズームレンズがついて、もっとスマートなボディを持って居たりしますけれど、このカメラ、凸凹していて分厚い分、握りやすいんですよ。そしてメニューもきちんと整理されていますし見た目はスマートじゃないけれどとても良いカメラなんですよ。ですからRXを手放してすぐに手放した事を後悔していたのが本音なんです。EXILIM S-2が私にとっての最高の1台なのですが、それが手に入らない今、No.2の存在であるこのGXがこんなに安く入手できて幸せです。 ガス そういえば午前中にはガスの点検がありました。 点検に来たお兄さん、ガスコンロを少しいじったら「火つきにくいでしょ」「片方付けるともう片方が消えたりするでしょ」なんて次々と予言をしていくんですよ。お前は占い師なのか?と思ったところでおもむろに言うには「電池が寿命なんです。変えてみてください」ですって。電池を新品に換えたら確かに見違えるようにつくようになりました。 現実問題としてそれで問題は解決したので満足していますけれど、でも、火のついているコンロが別の口に火をつけると立ち消えてしまうって言うのがどうして電池を交換しただけで現象が収まる(隣の火を消さなくなる)のかどうしても納得できないんです。どなたかその理屈を教えてくだされば幸いです。 サイゼリア 現実逃避じゃないけれど、ちょっと気分転換にサイゼリア…そう言えるくらい私の家の近所にサイゼリアはあります。 「青豆とベーコンの温サラダ」が最近の私のお気に入りです。(link ) これにドリンクバーとピザかスパを一品付けて軽い食事をするのですが、コーヒーはおいしいと思いますし、値段もまぁまぁ安いと思いますし、良いんじゃないかなぁ…といいつつ、私のような貧乏人は月に数回利用できたら贅沢に感じるところですから、本音は今の半額にしてくれなんですよね。ま、無理でしょうけれどね 今回は「のだめカンタービレ」ネタです。分からない人にはごめんなさい。 のだめカンタービレ Artemisさんの「Sea of Tranquility 」を拝見して、私も「のだめカンタービレ占い 」をやってみました…って、生年月日と血液型を入れるだけですから、サイコロを振るようなものでしょと分かって入るんですけれどね。でも、最初から「相性抜群なのは『のだめ』です。変態の世界に染まってください」と出てくるあたり、結構鋭いかもと思ってしまいました。そういえば「のだめカンタービレ」のコミックス13巻についてきたしおりはクロキンだった。やはりのだめと相性が良いと言うことなんでしょうかねぇ… 仕事の合間の息抜きです。本当すげーくだらねー話なんで読み流してくださいね。約束ですよ… その昔「サイボーグ009」という漫画がありました。アニメにもなっていますしご存じの方も多いでしょう。で、この漫画の主人公「サイボーグ009、島村ジョー」には「加速装置」って言う仕掛けがあって、奥歯をかみしめると人の何倍もの速度で動くことができるらしいです。 漫画中では「加速装置」と言って奥歯を噛みしめた途端、普通の人の目からかき消えるようになるようですが、「果たして加速装置を入れたまま正座をしていたら彼は見えるのだろうか」とか「いすに座ったまま加速装置を使って食事をしたら、どこからどこまでが見えるのだろう」などと子供心に探求心旺盛(?)だったことを思い出します。 今から17年ほど前HondaからXLR250R Bajaと言う250ccのバイクがデビューしました。 当時の250ccクラスのオフロードバイクはだいたい25〜35万円程度の値段だったのに、このバイクは44.8万円くらいの値段だったと思います。当時半年ではありますが茨城へ転勤していた私は、遊びに来た東京の友達の家でバイク雑誌を見て「こんなべらぼうな値段のバイクを買う阿呆がいたら見てみたいもんだ」と笑っていました。そして翌日にはバイク屋でBajaを注文している阿呆(私)が居たんです。茨城転勤に伴って、それまで乗っていたSRX-4を友達に売り払ったのですが、なじみのバイク屋に行ったら「今バイクを注文すれば、今計画しているツーリングに間に合うぞ」と誘惑されてしまったんですよ。本来マスツーリング(バイクでの集団暴走行為←偏見のある意訳)は大嫌い(バイクは孤独を愛すものです←自分勝手なこだわり)な私ですが、そのメンバーなら目的地だけ決めて後はバラバラに移動すると言う感じで楽しめるので是非参加したい。だからバイクを買おうと言うことになって、なぜか出たばかりのBajaにしようぜとのせられてしまって買ってしまったんですよね。前日「そんなバカはいねー」と豪語した友人には呆れられましたが、まぁ世の中なんてそんなもんです。常に異端の11人目が居るようなものなんですよ… このバイク…っていうかホンダのバイクって本当にすごいなぁって思うのは、燃費がとっても良いんですよね。それより前に乗っていたCBR400なんて言う4気筒のスポーツバイクでもツーリングに出たなら30km/lは当たり前に走りますし、このBajaも燃費を気にせず走っても30km/lを着ることは滅多にありませんでした(レースもどきをする場合は除く)。これがヤマハのTTR-250になるとDOHCエンジンを搭載しているなんて宣伝しているくせに、SOHCのBajaより全然エンジンは回らないし、燃費も25km/l程度だし、バイクの作りが全然違うんですよね。←実体験に基づいた感想 で、Baja(ばは)ですが、このバイクには「加速ポンプ」って言うのがついています。普通のエンジンはキャブレター(マニアはカーヴレイターと言うらしいですが、私はマニアでもないのでキャブレターで通します)でガソリンを気化させて空気と混ぜて混合気を作って、それをアクセルの開度に応じてエンジンに流し込むのですけれど、加速ポンプは簡単に言えアクセルをガバっとあけたときの勢いに応じて混合気以外専用のパイプを通してガソリンを数滴吹き出す装置なんです。その数滴のガソリンで爆発力を増して加速力を増そうと言う事みたい何です。調子が良いときの加速感は快適でした。が、これは初期ロットのBajaがすべてそうなのかそれとも私が買った個体だけの問題なのかは今となっては分かりませんが、勢いよく開けすぎたり、斜面で開けたりすると間違いなくエンジンが止まっちゃうんですよ。ガバっと開けたらストーンとエンジンが止まっちゃう。慣れの問題ですから、そうなったらこちらは無意識のうちにクラッチを切ってギアを適正なところに入れて、半クラッチを駆使して駆動力を基にエンジンをかける押し掛けもどきの技が洗練することになりました。ええ、こんなのは慣れですから、平地なら何の問題もないんです。でも、当時の私はある瓦礫の山を越えた先にある桃源郷のような遊び場にはまっていて、毎週のように仕事が終わるとそこに通っていたんですよ。東京から約200kmを仕事が終わってから走って金曜の深夜にその場について、そこから日曜の昼までを誰もいない、居るとしても気心の知れた友人だけという環境でのんびりするという天国を味わっていたんです。で、その天国に行くには地獄を通過しなければならないのですが、最後の地獄って言うのが岩がゴロゴロしている赤土で滑りやすい急斜面の下り坂なんですよ。昼ならそんなに問題はないのですけれど、夜はバイクのヘッドライトが頼りです。でリアブレーキを踏みながら少しずつトライアル競技のようにバイクをしたに持って行くのですが、このバイク、加速ポンプを使っていなくても下りの状態になるとエンジンがストーン!と止まっちゃうんです。で、エンジンが掛かっていれば30w×2灯の明るいヘッドライトが周りを照らすのですけれど、ご親切にも軽量化のためバッテリーレス設計なのでエンジンが止まるとヘッドライトも消えちゃうんです。周りに人工的な証明が一切ない天国で、急斜面を赤土で足下をすくわれながらコースを考えているときにエンジンが止まって真っ暗闇になる・・・これは結構パニックになりますよ。そんな状態ですkら平地を走っている時みたいに走っている勢いでエンジンをかける訳にはいきませんから、その場でスタンディングスティル(バイクに乗って足をつかずに静止してバランスをとる技)をしながらキックペダルを使ってエンジンをかけるかそのまま月明かりを頼りに暗闇の中を下っていくかしかないのです。兎に角一歩間違えれば、ただでさえ身長176cmの私でもつま先しかたたない車高のバイクですから、こんな斜路で転びかけたときうまく山側に倒れなければ転げ落ちるしかないんですよねぇ…何度こけたかなぁ。もうブレーキレバーやクラッチレバーなんて予備を数本持って行くのが当たり前になっていましたからねぇ。兎に角恐怖の数分間を超えた先の天国は何倍にも楽しく感じたことは間違いありませんでした。 兎に角ね、私の経験から言わせてもらえば、そして海外に中古バイクを輸出する業者たちがなぜホンダのバイク以外に見向きもしないかと言う事がそれを裏付けていますけれど、バイクの世界ではまずホンダがあるんです。その下で他のメーカーが競っているって事です。ええ、耐久性だけがバイクの魅力じゃありません。人の感性に訴えるデザインやコンセプト、その他いろいろなものがあるから人は画一的じゃない様々なメーカーから自分の好みのものを選ぶ楽しみを味わえるんです。ですからホンダを選ぶ人以外は間違っているなんて言う気は全くありません。かくいう私ももし今バイクを買うとしたらヤマハのSRが良いなぁなんて思っていますしね。でも、長い年月、様々なバイクに乗ってみて(外車は除く)、やはりホンダのエンジンの耐久性と燃費の良さ、そしてトルクのフラット感(走りやすさ)は他のメーカーでは味わえないものだなぁと思うのです。 で、この話のオチは何だ?って言われると辛いんですがね。オチはくだらないって言うか、このバイクに乗って加速をするとき、「加速装置!」って心の中で叫びながらアクセルを開けていたなぁと言う事をふと思い出しちゃったんだよって事なんですけれどね。そんな話からついつい思い出話をこんなに書いてしまうなんて、やっぱりわたしゃもう年なんですかねぇ。 約束ですからね。くだらねー話だったからってあきれねーでくださいよ。 おねげーですぜ。旦那… 「見出しタイトル」って変換したかったんですよ。 でもね、「みだしたいとる」って入力して変換されたのは…「乱したい撮る」でした。 わたしゃ変態かい。
アクセス解析
リンク、引用はご自由に。画像は勝手に持ち出さないことを祈ります。
COPYRIGHT(C) Lunatic 2002-2010