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2005年07月27日(水) どうしてそんな仕事を?

「職業に貴賎はない」と申しますが、「なぜそんな仕事に?」と言うものはあると思います。

一時期私が所属していた会社は、正直な話勢いで転職したのですが、まぁ採用条件が行っていることと全然違うなんていうのは小さな会社ではよくあることなのでしょうかね。
で、その会社を辞めると決意をしたのは二つの小さなことがありました。1つはその会社の事務にもう定年をとっくに過ぎているご老人がいらっしゃったのですが、その御老人、実は社長が会社を作る前に働いていた会社の上司なんだそうです。その上司が定年退職をした後で、呆け防止に給料はいくらでもいいから雇ってくれないかと持ちかけたところ、毎月5千円で雇ったんだそうですよ。なんというんですかねぇ、良くそんなお金で雇えますね。その値段以上の仕事を押し付けているんですよ。それも元上司なのに。こういうのってすごく人間味がない人って感じがしますよね。
もう1つは、その会社は釣り好きの人が多かったんです。で、取引先にも釣り好きが多くて、接待と言うわけではないですが、取引先のお偉いさんも含めて式根島へ釣りに行くって話があって、私も荷物もちとして連れていかれた訳です。言っておきますが、私、釣りは正直いって苦手です。いや、つり自体は子供の頃からやっては居ます。が、「スポーツフィッシング」などといって「魚ごとき」と「知恵比べ」をして、口の中を針で突き刺しかき回しておきながら自分で責任を取らずに川(海)に放り投げて「いいことをした」と思い込んでいる人たちが苦手なのです。魚釣りは自分が食べる分だけ無理をせずにとっていれば、バランスは取れる(人口の問題でそうは行かないかもしれませんが)のに、それを「スポーツ」と言い張って釣果を競うような遊びにして釣っただけで食べもせず、投げ捨てていくような生態系を壊す遊びをやって恥も知らない人たちが出来上がる訳で、私はそれがとても嫌なのです。釣りは「スポーツ」ではなく「漁」であるべきです。その範囲でどう釣ろうかと工夫をするのには賛成です。釣りを「スポーツだ」「きゃっちあんどりりーす」だと言う人は、自分または自分の子供がいじめっ子に「きゃっちあんどりりーす」されてしまえばいいと思います。そうされても「きゃっちあんどりりーすやんか」といわれたら「これはスポーツなんだね」と爽やかに笑って言うはずですからね。

閑話休題

兎に角、このメンバーなら「スポーツ」にはならないでしょうけれど、でもどうなのかなぁと思いつつ、まぁ社会人として長いものには巻かれなければならないかなとも思って同行したんですよ。取引先のお偉いさん…そうですね、社員何万人と言う大企業の半分を牛耳る立場にいる人です。翻ってうちの社長は、社長と名がついても比べ物にならないでしょ。ま、そんなことはどうでも良いんです「あっちは只の部長だけど、僕は社長だからね」ってしつこく言わなかったらね。でも、しつこくしつこく言うし、更には釣果の差が出たときもとってもうるさかったんです。更に泊まった民宿で夕飯を食べたとき、子供みたいに魚をかき回してご飯粒を残して汚く食べる社長に「私は米の国の出身なので一言言わせてもらいますが、米には七人の神様が住んでいます。きれいに食べてください」と言ったんです。その答え「ここは魚の国だから、米の神様は居ないの」(立ったら魚をきれいに食え!)
もうこの日のその態度を見て、この会社はだめだと思って転職したんですよ。

給料は安く、残業は多い。どうしてそんなバカな会社に?
多くの人にはそういわれていました。でも、縁があって転職したんですから、何とかがんばろうと思ったんですよ。でも、その一日の、もっと極端に言えば、たった一食のごはんを食べる姿で辞めることをきめてしまったんです。人ってそんなものなんでしょうね。それともこんなのは私だけでしょうか。少なくとも「社長のご飯を食べる姿が汚いから」と言うのが退職の理由の人ってそうは居ないでしょうね。

友達と良く温泉銭湯などに行くのです。
何年か前に私の家の近所でもひとつの銭湯がオープンしました。物は試しにと行って見て、それなりに楽しく過ごせるので愛用させてもらっていますが、いつも不思議に思うのは、この銭湯の従業員(アルバイト)には若い女性も多いのですが、皆さん普通に男湯に入ってくるんですよ。当然男湯のほうでは前を隠さない人もたくさんいらっしゃるわけで、この女性たち、その殆どは近くの女子大の学生さんだと思われるのですけれど、よくまぁこんな職業を選んだものだなぁと思います。
私、学生時代は掃除のバイトをしておりまして、モップを洗う場所がデパートの女性トイレの中にあったことから女性トイレに入ることに何の抵抗も持たなくなったことがありますし、時期を同じくして女性下着売り場でもバイトをさせられたので下着についても見慣れてしまったという悲しい青春を過ごしたのです。ええ、下着は生身についているほうに興奮したいものです。マネキンが履いていたり、棚に並んでいる下着で見飽きてしまうなんて…同じように、彼女たちも「これは仕事」と割り切っているのでしょうかね。最近は慣れてきたのか、中には腰に手を当てて前を隠さないおぢさんと仲良く向き合って話をしている女性もいらっしゃいますから。

下衆の勘繰りですけれど、こういうところで働いていたら、もう男性の裸に対して無感動になってしまうんでしょうね。それってすごくもったいないことだなぁと思います。これから好きな人が現れて、いざ一夜をともにって思っても、「ふーん もう見飽きているんだよね」って気持ちは悲しくなりますよ…まぁ、その人が選んだ仕事ですから、それはそれで文句を言うつもりはさらさらないんですけれどね。


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